☆メディアが大阪地方裁判所の担当裁判長の名前を出して報道してきたこの事件の裁定が出た。
取調べの段階から担当の検事の名前や裁判所の担当判事の名前を出すことを当たり前のことにすべきだ。
無告の民である庶民には自己責任を押し付けて、自分たちは顔も名前も出さない日本のお役人様ほど楽な商売はないからだ。
この事件の岩倉裁判長は、自分のこれからの昇進はないと腹を決めての仕事かも知れないが、裁判所が検察より下の位置にあると最近みんなが
知るようになった中で、判事の当然のミッション(やるべき仕事)をやる人が出てきたようだ。
本来なら岩倉裁判長は定年まじかだとか、一匹狼で組織内では睨まれている御仁だとか、いやごくごく普通の判事だとか、新聞も取材して掲載して欲しいが、
「記者クラブ制度」の中ではないものねだりかもしれない。
しかし大手メディアの若い記者さん、もうちょっと頑張ってほしいなあ。自分らもエリートやと思てるから無理なお願いかなあ。
⇒暴言警官に罰金上乗せ判決 大阪地裁「冤罪の温床」 2011年4月28日 18時41分東京新聞 共同通信配信
大阪地裁に向かう大阪府警東署の警部補高橋和也被告=28日午後
任意の取り調べで男性会社員に暴言を吐いたとして脅迫罪に問われた大阪府警東署の警部補高橋和也被告(35)の判決で、
大阪地裁の岩倉広修裁判長は28日、「違法な取り調べで警察捜査の信頼を損ねた」として、罰金20万円の求刑を上回る罰金30万円を言い渡した。
この事件で検察は当初罰金を求めて略式起訴したが、大阪簡裁が「不相当」と覆し、審理を地裁に移送。公判であらためて罰金刑を求刑した検察側を、
被害者の代理人が「身内の警察に甘い」と批判し、地裁の判断が注目されていた。
判決理由で岩倉裁判長は「犯人と決めつけて繰り返し怒鳴りつけ、自分が求める供述をするよう迫った」と暴言の悪質性を指摘。
「こうした取り調べは虚偽の自白を招き、冤罪を生む温床となる。到底許されない手法だ」と厳しく非難した。
その上で「懲役刑も考えられる事案だが、これまで警察官としてまじめに勤務しており、すでに事件で減給処分を受けた」とし、法定上限の罰金刑が相当と判断。
「監視できなかった府警の体制にも一因がある」と付言した。
判決によると、高橋被告は2010年9月3日、財布を着服したとする遺失物横領容疑で会社員岡本和真被告(35)を任意で聴取した際、
「殴るぞおまえ」「人生めちゃくちゃにしたるわ」などと脅した。
(共同)
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