阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

諏訪地方御柱祭最盛期 市街地に掛け声と熱気                    長野日報

2022年09月25日 | 諏訪便り

2022年9月19日 6時00分      諏訪二葉高校近くのカーブを進む手長神社の一之御柱と氏子たち

諏訪地方で御柱祭が最盛期を迎え、3連休中日の18日は諏訪市上諏訪地区の手長、八剱両神社で山出しが盛大に行われた。

新型コロナウイルスの感染対策で沿道の振る舞い酒はなかったが、法被姿の老若男女が力を合わせて曳行。

台風が迫る中、御柱は雨上がりの住宅街や幹線道路、JR線の踏切を進み、市街地は氏子の掛け声と熱気に包まれた。

すでに山出しを終えている先宮神社を含む同地区3神社は1週間後に里曳き、建て御柱を繰り広げる。

■手長神社

手長神社は一之柱が角間新田上、二、四之柱が胡桃久保、三之柱が金山から曳行を開始。

担当地区の住宅街を経て旧甲州街道で合流し、国道20号を進んで赤羽根の御柱置き場に無事曳き着けた。

一之柱は正午すぎに諏訪二葉高校前から「大根坂」を下り、北澤区の集落へ。続いて二之柱が近くの地蔵寺横の駐車場で旋回して南澤区に進んだ。

ともにカーブが続く細い道だが、元綱やてこ衆らが一致団結し、「あらよいてーこしょ、よこさっ」「さあー、さあー」などと声を合わせて”難所”を乗り越えていた。

子どもたちも元気いっぱいの姿を見せた。

元町交差点から国道20号に向かう二之柱の先頭に乗った上諏訪小学校3年の児童(8)は「揺れすぎて怖かったけど楽しかった」と笑顔で話していた。

八剱神社click

御柱置き場の高島城・冠木橋前に到着した八剱神社の一之御柱と、最後の力を振り絞る氏子たち

八剱神社は新型コロナの感染対策で、諏訪二葉高校上だった曳行開始地点を国道20号下の3カ所に変更した

一之柱と二之柱は旧JA小和田支所跡地、三之柱はスワテック建設前、四之柱は杉菜池から出発。担当地区を回る新ルートもあり、御柱は市街地を和やかに曳行した。

一之柱と二之柱は新小路の細い路地をぐんぐん進み、かまぼこ型の踏切も一気に横断した。

暗くなると各柱は地区名が書かれた弓張りちょうちんを掲げ、御柱置き場の高島城周辺で時代絵巻を繰り広げた。

「えんやーらよー」などと独特の節回しと歌詞の木やりが曳行を盛り上げていた。

最後の一之柱が時間通りに高島城前に到着すると、花火が上がり、氏子の熱気は最高潮に達した。

御柱曳建長の桑原良次さん(62)は「良い天気の中で楽しくお祭りができてよかった。里曳きに弾みがついた」と語っていた。

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