沖縄慰霊の日 戦没者の追悼式
6月23日 12時9分 NHKニュース 沖縄は、23日、太平洋戦争末期の沖縄戦から67年の「慰霊の日」を迎え、各地で平和への祈りがささげられています。
最後の激戦地となった沖縄本島南部の糸満市では、沖縄県主催の戦没者追悼式が行われています。 昭和20年の沖縄戦では、住民を巻き込んだ激しい地上戦の末、犠牲者は20万人を超え、県民の4人に1人が命を落としました。 6月23日は、沖縄戦で旧日本軍の組織的な戦闘が終わった日とされ、沖縄県が「慰霊の日」と定めています。 最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園には、遺族などが訪れ、戦没者の名前が刻まれた「平和の礎(いしじ)」に花を手向けて、犠牲者を悼んでいます。 母親が撃たれて亡くなったという69歳の女性は、「母が撃たれたとき、私は血だらけになって、近くにいた人に抱えられて生き延びました。戦争がなければ母と一緒に過ごせたと思うと、憎くてたまりません。母の名前が書いてあるここに来ると、会えた気になります。『いつまでも見守っていてください』と伝えました」と話していました。 平和祈念公園では、正午前から遺族などおよそ4500人が参列して、沖縄県主催の戦没者追悼式が行われています。 仲井真知事が「平和宣言」を読み上げて、平和を求める沖縄の声を世界に向けて発信するほか、野田総理大臣も犠牲者に哀悼の意を表すことになっています。 ことしは沖縄が日本に復帰して40年となる節目の年ですが、今も悲しみの記憶と、戦争が残した基地の負担に向き合うなか、沖縄は、平和を願う祈りに包まれます。 慰霊の日 遺族ら平和願い行進 6月23日 11時41分 NHKニュース 沖縄戦最後の激戦地となった沖縄本島南部の糸満市では、遺族などおよそ800人が平和の尊さを訴える平和行進を行いました。
ことしで51回目となる平和行進は、沖縄戦最後の激戦地となり多くの人が亡くなった沖縄本島南部から平和の尊さや戦争の悲惨さを訴えようと、毎年「慰霊の日」に行われています。 この日は、県内外の遺族などおよそ800人が糸満市役所前の広場から、戦没者の追悼式が行われる平和祈念公園までのおよそ9キロの道のりを行進しました。 主催する沖縄県遺族連合会によりますと、高齢化が進み、行進に参加できない遺族が年々増えていて、戦争の記憶をいかに継承していくかが課題になっているということです。 参加者は戦争で亡くなった人たちのことを思いながら、歩みを進めていました。 父親など家族4人を亡くしたという沖縄市の77歳の男性は「戦争は何ももたらさない悲惨なものです。基地問題が解決しないかぎり、沖縄に本当の平和は訪れないと思います」と話していました。 また、孫と一緒に毎年参加している那覇市の67歳の女性は、「父親を亡くした自分の体験を伝えていくことができたらという思いで、行進に参加しています」と話していました。
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2012年06月23日(土)
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