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ローマの円形闘技場・コロッセオは紀元80年に完成しました。コロッセオの中を見学する時間が与えられなかったので、外から中を覗きました。2000年ほど前に皇帝がこの中で人と野獣、剣闘士の戦いをやらせ、それを4万5千人の熱狂した観客が楽しんだ・・。皇帝が親指を下に向けた時が「敗者を殺せ」と言う合図だったそうです。
血や飛び散った肉片を片付ける手間を省くため、一回一回のプログラムごとに白い砂(アリーナ)が一面に敷かれ、死体は砂と共に一気に掃き取られる。この画像は全ての床が剥ぎ取られてしまった闘技場の床の下です。野獣の檻や、剣闘士の控え室などがあったそうです。
建設機械のない時代によくこのような堅固な石造建設物(長径188m短径156mの楕円形で高さは48m。45,000人を収容出来た)とつくづく驚きます。
この大建造物も紀元313年にコンスタンテイィヌ大帝がキリスト教を国教にして以来、キリスト教の教会やバチカン宮殿建設の資材に、切り出され、かろうじて今の姿を残しているのだそうです。
日本伝統の相撲も昔は殺しても良かったと聞いたことがありますけど・・・。