お湯の国 日本

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有島武郎 (白樺派作家) 探訪紀行

2019年02月01日 | 📀芸術・文学・絵画DB.

≪  平成調査結果:BLOGデーターベース 有島武郎探訪紀行 2006.4~2019.5≫
  映像:北海道ニセコ町にある有島武郎記念館前庭の有島武郎ブロンズ像

北海道ニセコを訪問した時に感動した集落があった。有島武郎が目指した相互扶助の
「狩太共生農団」理想の村を確認。秀峰羊蹄山裾野に広がる有島農場を小作人に解放
した「有島武郎」という理想を求めた作家の軌跡をこの地で再確認することとなった。
                  (下記アンダーラインをクリックすると本ブログの訪問記録参照可)

 ① 有島武郎記念館(有島農場(後の狩太共生農場)の農場主宿泊施設が記念館の元)
 ② 弥照神社(有島武郎が理想の村を目指し、小作人達に農地解放を宣言した神社)
 ③ 自由の大地(羊蹄山を望む有島農場全景。凡そ70戸の小作農が就農していた)
 ④ 一房の葡萄(有島武郎記念館庭園片隅に佳作を思い起す小さな葡萄棚があった)
 ⑤ ミニチャペル(敬虔な基督教信者で洗礼を受けている事を窺わせる前庭の教会)
 ⑥ カインの末裔(記念館前庭にある文学碑。農場小作人の過酷な生活を垣間見る)
 ⑦ 思索の空間(有島武郎記念館庭園のテラス空間で、有島武郎の自由思想を巡る)
 ⑧ 羊蹄山(理想の村のシンボリックな山、小作人は朝な夕なに見上げて労働した)
 ⑨ 昆布温泉(理想の村に隣接する温泉、小作人も重労働の躰を癒したのだろうか) 
 ⑩ ニセコ駅(有島農場の玄関口。当時ここにニセコ駅が出来ることを知って開場)
 ⑪ 惜しみなく愛は奪う(有島武郎は終には愛するが故に己と愛する人の命を奪う)

記録:明治期薩長閥の特権階級に生まれた有島武郎は自らの富裕を疑問視する一方、
   北海道の農地に働く小作人に対して博愛的精神で農地を解放(共生)したが、
   作家の立場ながら美人編集者波多野秋子との道ならぬ恋で軽井沢で心中した。
   有島武郎45歳、波多野秋子29歳、有島は「惜しみなく愛は奪う」を実践した。

参照同じく不倫心中事件を起こした作家「太宰治(含羞と失意の作家)探訪紀行


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