2010y? 1.1 ACTIVE 1オーナー 走行5万km 車検受渡
イタリアではベストセラーであっても、日本では人気無しという典型モデルですw。
不人気の理由は言うまでも無くその軽自動車を彷彿させるスタイルでしょう。
むしろこのセイチェンを並行輸入した業者はご立派と言うしかありません。
しかし、少なくとも10台以上輸入されたこのセイチェンは(予想通り?)売れ残り、輸入業者はデッドストック
を抱える羽目になったのです。
懇意にしていたDrにも泣きが入り、数台は販売協力して買いました。(当時の新車記事)
今回の個体は、まさに当時売れ残りをオーナー自ら自家用にしていた1オーナー車です。
2010年登録でもモデルは2005年式ということになりますが、中古並行ではなく、列記とした新車並行車です。
ACTIVEはバンパー同色仕様
軽自動車と同等サイズ
今時ではありえない全幅は1.5mというタイトさです。
何でも、イタリアの馬小屋に入るサイズだそうです 。
この個体は輸入業者さんが愛用していただけに、結構綺麗に乗られてたのが伺えます。
綺麗なインテリア
何とか乗れる後席(軽四と同じくらい?)
ラゲッジはミニマムなサイズ
タコメーター無し
1.100cc 8V Fire エンジン
外内装のコンディションは上々で、特に手付かずで納車出来る個体です。
Drの関心は軽四サイズ(重量も)のこのセイチェンがどのような走りをするかでした。
なんとファンツードライブ!
かっての新車試乗は気を遣いましたが、今回は中古車ですから気楽です。
5万km走行は、良い意味ではアタリがつきぶん回りますが、悪い意味では少々うるさいですw。
快活に回るFIREエンジンはスムーズですが、高回転域ではグオ~ンと言ううなり声をあげながら
ぶん回ります。
快音か騒音かは微妙ですが、個人的にはイタ車であるのと、地味なスタイルからは、これで良いのだと言いたい
です 。
今時の高性能軽四と変らないパワーであるものの、排気量の恩恵と低速トルク(8V)で軽四(24V)よりは
確実に速いでしょう。
もう一つの魅力は、極めて快活な身のこなし(ハンドリング)です。
軽すぎず重すぎずの電動パワステも秀逸で、コーナーを思い通りのラインでトレースしてくれます。
最近の試乗では、プジョー106S16を更にソリッドにしたような感覚です。
安全ボディがナンボのものかわかりませんが、このセイチェンは無用な重量物を一切排除した良き時代のクルマ
です。
外見は軽四でも、中身は立派なよき時代のイタリア車です。
Drをして・・
軽四の皮を被ったイタリア車ですネ!。