安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

キャロル・スローン LIVE WITH JOE PUMA

2008-01-20 17:26:22 | ヴォーカル(A~D)

林業関連の仕事に携わっている親しい友人と、同窓会の関連で打ち合わせをしてきました。いろいろと話が弾みましたが、彼の仕事の話になり、国産材は一時に比べれば使用されるようになり明るさもあるが、山(森林)に手を入れなければ荒廃が進むばかりだと憂いていました。スタンダード曲の「Mountain Greenery」が入っているアルバムを聴いてみました。

CAROL SLOANE (キャロル・スローン)
LIVE WITH JOE PUMA 
(BAYBRIGE 1982年録音)

 Livewithjoepuma

Mountain Greenery(マウンテン・グリーナリー)は、作詞ロレンズ・ハートと作曲リチャード・ロジャーズによる作品で、1926年にレヴューのために書かれたものです。春だから、仕事は放り出してどこかに行こうというヴァースがあり、コーラスでは山の緑の中のわが家は素敵だと歌います。

多くの歌手が歌っていますが、キャロル・スローンのものを聞いてみました。ライブ盤で、伴奏はジョー・ピューマのギターだけです。全11曲ですが、アンコールの1曲を除いてハート=ロジャーズの作品を取り上げたものです。この点からも注目されるべきアルバムです。「Mountain Greenery」は、スイングして軽快に歌っています。

ギターだけということもあり、スローな曲がよかったと思います。「Little Girl Blue」、「Dancing on The Ceiling」そして「Bewitched」あたりが聴いていてしっとりとし、訴えかけてきます。「Thou Swell」は、アップテンポで楽しく歌います。ベテランの歌手だけあって、おしゃべりを中にはさみ、いい雰囲気で進行しています。

日本のテイチクが、キャロル・スローンの持っていたテープから作ったアルバムです。日本で人気が高い歌手ですが、このライブを聴くとアメリカでも受けていたことがわかります。

ホームページに、ドロレス・グレイ(ヴォーカル)とバド・シャンク(アルト・サックス)を掲載しました。時間があればご覧ください。
http://www6.ocn.ne.jp/~jazzvo/