デジタルカメラが壊れたので、5年ぶりに買い替えました。カメラは全くわからないので、店頭でデザインが気に入った「リコーCX2」にしました。奥さまの評価は、おじさん向けな感じだから、合ってるんよとのことです(苦笑)。秋も深まってきたので、渓谷の景色でも撮りにいきたいところです。秋といえば、まず思い浮かぶ曲「Autumn in New York」が入ったアルバムです。
TAL FARLOW (タル・ファーロー)
THE ARTISTRY OF TAL FARLOW (Verve 1954年録音)
タル・ファーローというと、エディ・コスタ(p)、ヴィニー・バーク(b)と組んだトリオで録音した「Tal」、「The Swinging Guitar」という2作品が知られています。しかし、本作品はそれらに劣らず素晴らしく、また、収録曲の好みもあり、彼の作品中では、聴いた回数が多いものです。
ロサンゼルス録音であり、顔ぶれはユニークです。タル・ファーロー(g)、ジェラルド・ウィギンス(p)、レイ・ブラウン(b)、チコ・ハミルトン(ds)というメンバー。サイドメンは、それぞれタルの伴奏役として心得たプレイぶりで、リズムはかなり快適です。
曲目は、「I Like to Recognize The Tune」、「Strike Up The Band」、「Autumn in New York」、「Little Girl Blue」、「Have You Met Miss Jones」、「Cherokee」というスタンダードに、タルの作曲による「And She Remembers Me」、「Tal's Blues」で全8曲。「Tal's Blues」は、ウィンギンス、ブラウンのソロやハミルトンがスティックでプレイするなど、サイドメンも活躍するよいトラックです。
スピード感溢れる「Cherokee」は、タルのテクニック発揮のトラックですが、「Autmn in New York」、「Little Girl Blue」という2曲のバラードで、繊細なプレイぶりを聴くことができます。太い音色に、短めの音を用いて、ミディアム以上の曲ではよくスイングします。それに加え、バラードでは、たくましさの中に優しさがうかがわれて、聴き入ってしまいました。
購入したカメラです。バックのジャケ写真は、ローズマリー・プリンツ。