今年のお正月は、事前の予報と異なりいいお天気でした。そこで、3日に久しぶりに善光寺に初詣に行ってきました。長野駅から善光寺に通じる中央通りに人を多く見かけたので、予想した通り到着した境内は人でいっぱいでした。今年は例年に比べて人出が多いようです。晴れ着姿の女性は見かけませんでしたが、皆さんいくらか華やいだ様子で参拝に来ていました。内容、ジャケともに華やかな作品。
MARGIE RAYBURN (マージー・レイバーン)
MARGIE (Liberty 1959年録音)
本人を描いたジャケットの絵がよくてレコードを購入しました。CD(LPTIMEレーベル)も出ていますが、この笑顔はLPサイズが断然映えます。見るからにキュートですが、ジャケ裏の写真では異なるイメージです。マージーは、1924年カリフォルニアに生まれ、第二次世界大戦中に歌い始め、終戦後、レイ・アンソニー楽団で歌い、また、サンフランシスコのナイト・クラブに出演し、シングル盤もリリースしています。
1954年にカントリー音楽のThe Sunnysidersの一員となりましたが、56年には独立してソロ歌手となり、5番目のシングル「I'm Available」が、57年12月にビルボード・チャート(HOT 100)の9位に達するヒットを記録しました。最後の録音は66年ですが、その後引退してロスアンジェルスで過ごし、2000年に亡くなりました。59年の本作録音時点では、既に充分なキャリアがあったことになります。
編曲はラッセル・ガルシアとデニス・ファーノンです。曲は、「This Could Be The Start of Something」、「Body and Soul」(身も心も)、「Wonderful One」、「Day In, Day Out」、「Blues in The Night」、「Almost Like Being in Love」、「Should I」、「Come Rain or Come Shine」(降っても晴れても)、「Hurry My Love」、「It's a Lonesome Old Town」、「Ill Wind」、「The Man I Love」の12曲でほとんどスタンダード。
シングル盤では、ガールポップ風のところがありますが、ここでは、声がよく出ていて華やかなショー歌手、ないしはスタンダード歌手の面をみせてくれます。テンポの早い曲がよく、「This Could Be The Start of Something」、「Almost Like Being in Love」、「Should I」と、ビッグバンドの伴奏に乗りはつらつと歌っています。スティーヴ・アレン作の「This Could Be The Start of Something」は調子がよくて大好きなメロディ、リズムなので、この曲が収録されているものはとりあえず買ってしまうことが多いです。
【ジャケット裏面の写真】
シングル盤では、かわいい女の子というイメージを出していました。この写真は、キャリア充分な歌手という感じがします。
【善光寺光景 2011年1月3日】