安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジョー・ハイダー JOE HAIDER QUARTET '84

2011-08-21 10:07:55 | ピアノ

送り盆の16日は、朝からかなり暑かったので、思い立って車で美ヶ原高原(松本市)に行って涼んできました。安曇野市から1時間弱で、別天地です。本来は、少なくともハイキングの恰好をして、山歩きを楽しむのが王道でしょうが、半袖シャツにスニーカーという手抜きのスタイルでした。それでも、遊歩道も少し歩き、写真を撮りました。かなり爽快な気分になって、帰りの車中はルンルンでした。熱くて爽快な作品。

JOE HAIDER (ジョー・ハイダー)
JOE HAIDER QUARTET '84 (JPV 1984年録音)

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ジョー・ハイダー(P)は、ドイツのベテランピアニストでアルバムも多数あります。僕は、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)名義の「After a Long Time」でサイドメンを務めていたので知りましたが、スインギーでモーダル、マッコイ・タイナーのインパルス時代をちょっと思い起こさせる演奏で気に入り、彼のリーダー作として買ったのがこのアルバムです。

メンバーは、ジョー・ハイダー(p)、ロマン・シュヴァーラー(ts)、イズラ・エッキンガー(b)、ビリー・ブルックス(ds)。このアルバムは、ジョー・ハイダー目当てで買ったのですが、ロマン・シュヴァーラー(Roman Schwaller)が活躍していて、テナー・サックスのワンホーン・アルバムともいえます。

曲は、メンバーのものばかりで、シュヴァーラー作「The Essential Point」、ハイダー作が4曲で、「It Only Happens Every time」、「Only for You」、「Blues in the School」、「High Lights」、エッキンガーの「Deep in my Dreams」の6曲。オリジナルばかりですが、どこかで聴いたメロディを思わせるものもあり、それぞれ聴きやすい曲です。

ハイダーの作品中、一般に評価の高い「Katzenvilla」では、フリーに近いトラックもあり、敬遠気味です。しかし、ここではストレートに弾きまくっていて好感がもてます。シュヴァーラー(ts)のプレイは、音色、フレーズ、スピード感など、ハードバップ全開。力のこもったプレイはジョニー・グリフィンを思わせるところがありますが、バラードでは優しげなところもみえます。「The Essential Point」、「Only for You」など、メンバー全員の快調な演奏が続きます。

【美ヶ原高原】
山頂一帯が標高2000メートル、面積600haの台地となっている美ヶ原高原は、アルプスの山々を一望できる素晴らしい眺望や高山植物をはじめ、様々な草花や野鳥の姿を楽しめます。八ヶ岳中信高原国定公園です。

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   台上の道路から松本方面の眺望。天気がよければ北アルプスも見えます。

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            「想い出の丘」付近の景観

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    台上の道路。遠くに見える塔は、テレビの中継局

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   松本市から美ヶ原へ行く途中にある美鈴湖。釣り人の姿も。
   コンパクトデジカメでとっていますが、もう少し性能のよいカメラがほしい
   ものです。腕はありませんが(笑)

ホームページの散策、安曇野に8月中旬の美ヶ原高原と穂高大王わさび農場近辺を掲載しました。時間があればご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう 8月中旬の美ヶ原高原と穂高大王わさび農場近辺