奥様が一泊の温泉旅行に出かけたので、朝食を作りました。ファミレスに行ってモーニングを食べようと思ったのですが、冷蔵庫を開けたら食材が多く残っているので、珍しく作ることにしたものです。といっても、煎り卵、納豆、レタス、ミニトマトのサラダ、ご飯、ヨーグルトという簡単なメニューです。花壇に植えた木からもいできたミニトマトが味が濃く美味でした。ミニヒットも収録されたボサノバ集。
PAT THOMAS (パット・トーマス)
DESAFINADO (MGM 1962年録音)
パット・トーマスは、アート・ブレイキーとジャズメッセンジャーズの3回目の来日に同行して日本でも歌っています。その時は、1965年でしたので、彼女のヒット曲「Desafinado」が62年9月の録音で、全米チャートで78位まで上昇しましたから、それが知られていたり、ボサノヴァが日本でもブレイクしていれば、もっと注目されたかもしれません。
ヒット曲を含む、彼女のボサノヴァ、ラテン曲集です。スタン・ゲッツとチャーリー・バードのヒットを受けて、このアルバムもヒットを狙ったものでしょうか。アレンジはラロ・シフリンが担当して、ストリングスも加わる伴奏になっていて、手がかかった録音です。ジャズというより、ポップ色の濃いアルバムです。
曲は、「Carnival」、「Desafinado」(デサフィナード)、「Baia」、「One Note Samba」、「C'est Si Bon」(セシボン)、「Recardo Bossa Nova」(リカード・ボサ・ノヴァ)、「Could Be」、「I Wish You Love」、「Samba De Orfeu」(オルフェのサンバ)、「Once Again」、「Soft Nights」、「To Welcome The Day」の12曲。
彼女の歌声は、シャウトや粘っこさがなく高音なども綺麗です。ストランド・レーベルに録音した第1作「Jazz Patterns」は、なかなかジャジーですが、こちらの作品もスキャットなどがまじります。ヒット曲の「Desafinado」はもちろん、スキャットで鼻歌風に歌う「Recado Bossa Nova」、シャンソンとしておなじみの「C'est Si Bon」や「I Wish You Love」など、気軽に楽しめます。まだまだ暑さが続きそうなこの頃に、ちょっとクール気味の彼女の声もよろしいかと。
ホームページのヴォーカルにパット・トーマス(Pat Thomas)を掲載しました。時間があればご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう パット・トーマス
【ミニトマト】
もともとは花壇のところに植えてみました。オクラ、なすもありますが、ミニトマトはよく採れます。長野市内は暑さが続きますが、そろそろ花に変えようかと思っています。