注文しておいたオーディオ機器が飯田市の単身赴任宅に届いたので、友人のI君に暫定でコードをつなぎセットしてもらいました。ROTEL社のプリメインアンプとCDプレイヤー、Revolver社の小型スピーカーという組み合わせです。ヴォーカルでは、中~高音くらいのところがきれいに出、ジャズでは、シンバルが繊細に響くなど、小型の低予算セットとは思えない音に、とりあえず満足しました。今後は、スピーカースタンドを用意し、部屋もそれらしい雰囲気にしていくつもりです。音出しに使った一枚。
SCOTT HAMILTON (スコット・ハミルトン)
TIGHT BUT LOOSE (organic music 2011年録音)
用意したのは、スコット・ハミルトン(ts)のものの他、ジャズでは、ウェス・モンゴメリー(g)の「Full House」とキース・ジャレット(p)の「Standards Live」、ヴォーカルでは、ヘレン・メリルの「With Clifford Brown」とエミリー・クレア・バーロウの「The Very Thought of You」。ヴァント指揮「ブラームス交響曲全集」や「ナイトクラブの奥村チヨ」などクラシック、歌謡曲も聴いてみました。フルオーケストラの中低音などは、いささか苦しいところですが、スピーカースタンドの使用などにより、どう変わるか楽しみです。
このアルバムですが、2011年3月にミュンヘンで録音されていて、最新の録音のものを聴きたかったせいで、用意したものでもあります。正確には二人のベテランの双頭アルバムで、メンバーは、スコット・ハミルトン(ts)、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp、Flugelhorn)、Bernhard Pichi(p)、Rudi Engel(b)、Michael Keul(ds)。僕には、ことにゴイコヴィッチの健在ぶりが嬉しい一枚です。
曲は、リー・モーガン(tp)の演奏がよく知られている「Candy」、アーサー・シュワルツ作「Alone Together」、サミー・フェイン作「Secret Love」、ブルー・ミッチェル(ts)の演奏がある「I'll Close My Eyes」、ヴァーノン・デュークの「I Can't Get Started」(言い出しかねて)、コールマン・ホーキンス作「Stuffy」、マット・デニス作「Angel Eyes」、クリフォード・ブラウン作「The Blues Walk」のおなじみの8曲。
モダン・スイングとでもいうべき、ほっとする演奏が聴けます。「Alone Together」がハミルトン、「Angel Eyes」がゴイコヴィッチのワンホーンですが、それ以外は、テーマを二人で分け合って吹いています。ことに「Secret Love」では、ゴイコヴィッチが先発して軽やかに吹き、サビのメロディーをハミルトンが豪快に奏して、効果を上げています。録音のせいもあるのでしょうか、それぞれ細部の音まで聴きとれて、寛ぎタイムにピッタリな一枚に思えてきました。
【購入したオーディオ・セット】
購入したのは次のセットで、秋葉原のインパルスというお店から通信販売で購入しました。
・ROTEL RA-05 プリメインアンプ
・ROTEL RCD-06 コンパクトディスクプレイヤー
・revolver MUSIC Series1 スピーカー
ROTEL社は日本のメーカーで、revolver社は英国のメーカーです。スピーカーは、床に置いてあるように見えますが、10円玉をそれぞれ4個づつ敷いて、その上に乗せています。これだけで、低音が出るようになりました。ホームページに関連の記事を載せたので、関心のある方は、そちらをご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう オーディオ購入記2012