親戚へのお土産用として、わさび漬けを安曇野市明科の「望月わさび店」で買いました。安曇野市は、山葵の産地なので、市内にはいくつもお店はありますが、近くということもあって、ここで買うことが多いです。原料の「わさび」は、同店所有のわさび畑で作ったもので、まさに自家製です。自宅用にも買ってきて、かまぼこに添えて食べましたが、ピリッとして美味しい。ピリッとしたアルトを。
DMITRY BAEVSKY (ドミトリー・バエヴスキー)
DOWN WITH IT (sharp nine 2010年録音)
最近の録音のものをとりまぜて数枚適当に買ったうちの一枚ですが、これは現代ハードバップの佳作といってもいいものです。アルト・サックスは、ともすると音色がきつい場合が多いのですが、バエヴスキーは、太く落ち着いた抜けのいい音をしています。サウンドには、キャノンボール・アダレイ、プレイには、ソニー・スティットをちょっと思い浮かべるところがあります。
メンバーは、ドミトリー・バエヴスキー(as)、ジェブ・パットン(p)、デヴィッド・ウォン(b)、ジェイソン・ブラウン(ds)。ゲストとしてジェレミー・ぺルト(tp)が、曲により加わります。バエヴスキーは、1976年ロシアのサンクトぺテルブルグ生まれです。彼のホームページのスケジュールによると、米国、フランス、ロシアなどのクラブやフェスティヴァルに出演しており、ニューヨークでは、主にSmalls Jazz Clubに出ています。
曲は、ジャズ・オリジナル主体で、あまり取り上げられない佳曲も選ばれています。バド・パウエル作「Down With It」、「Webb City」、デューク・エリントン作「Mount Harissa」、セロニアス・モンク作「We See」、クリフォード・ブラウン作「Larue」、ジジ・グライス作「Shabozz」、ソニー・ロリンズ作「Decision」、スタンダードが2曲で、「Last night When We Were Young」と「I'll String Along With You」の全9曲。
バエヴスキー(as)は、サウンドがよいことに加え、スピード感のある切れ味のよいプレイをしており、パウエル作の2曲「Down With It」と「Webb City」でそのあたりを聴けます。スタンダード「Last Night When We Were Young」といったスローテンポの曲では、バエヴスキーのサウンドが一層魅力的です。ぺルト(tp)もハードバップ寄りで、ミュートで吹く「Larue」をはじめ彼のプレイにも耳を傾けたくなります。
【安曇野市明科 望月國雄わさび店】
住所:長野県安曇野市明科中川手3529
電話:0263-62-2077
今回は、わさび漬けの他に、「わさびのり」も買いました。佃煮ののりの中に、わさびを入れたもので、粕漬けではないので、お酒のかなり弱い方やお子さんにも大丈夫です。「セロリの粕漬け」や「山ゴボウの味噌漬け」、季節によっては「丸ナスの粕漬け」などもあります。スマホによる撮影です。