ドライブがてら信濃町にある野尻湖へ行ってきました。この町には、5~6年前に仕事の関連で何度も訪れていたのですが、当時は、難しい問題を抱えていて、とても野尻湖や黒姫高原に立ち寄る気持ちにはなれませんでした。そんなことを想いだしながら、湖の湖畔をゆっくりと散策しました。ヨットやボート、遊覧船が水の上に浮かぶ、リゾート地らしい夏の光景は、心躍るものがありました。リゾートに相応しいナチュラルな歌を。
DORIS DAY (ドリス・デイ)
LATIN FOR LOVERS (COLUMBIA 1964年録音)
ドリス・デイがボサノヴァを含むラテン系の曲を歌ったアルバムです。編曲は、モート・ガーソン、伴奏は彼が指揮した弦入りのオーケストラです。彼女のものとしては異色の選曲ですが、どの曲も自然に歌っていて、自分の持ち歌のように聴こえます。僕のものはUSA製のLPですが、現在ではCDが容易に入手できます。
ドリス・デイは、お気に入りの歌手なので、音源はかなり集めました。代表的なアルバムだと、「Day By Day」、「Day By Night」、「Duet」あたりが挙げられます。この「Latin For Lovers」をはじめ1960年代半ばの録音も、よいものですが、親密な雰囲気もあって、そっと手元に置いて聴いていたい愛聴盤といった趣きが感じられます。
曲はボサノヴァ系スタンダードが主です。「Quiet Nights of Quiet Stars」(Corcovado)、「Fly Me To The Moon」、「Meditation」、「Dansero」、「Summer Has Gone」、「How Insensitive」、「Slightly out of Tune」(Desafinado)、「Our Day Will Come」、「Be True To Me」(Savor a Mi)、「Perhaps, Perhaps, Perhaps」(Quizas, Quizas, Quizas」、「Be Mine Tonight」(Noche de Ronda)、「Por Favor」の12曲。「Be True To Me」や「Por Favor」は珍しい。
寛ぎタイムに格好の心地よいドリス・デイの歌を楽しむことができます。ポピュラー系ですが、余分なものを加えないさらっとした歌唱は、曲のよさを引き出しています。また、ガーソン編曲による流麗なストリングス伴奏も特筆もの。アントニオ・カルロス・ジョビン作の名曲「Quiet Nights of Quiet Stars」、「How Insensitive」や「Slightly Out of Tune」(Desafinado)がよく、他にも、バラード的に扱った「Be Mine Tonight」やラテンリズムに乗った「Por Favor」と特徴のある歌が収録されています。
【野尻湖 2014年8月】
所在地:長野県上水内郡信濃町野尻
ホームページ:しなの町エコツーリズム協会ホームページ
天気が曇りで、雨が予想されていたためか、湖の上にはほとんど人が出ていませんでした。
南側の遊歩道から木立ち越しの野尻湖です。別荘の方と思われる外国人の家族などが散歩をしていました。