よく乗り降りしている安曇野インターの周辺は、近年、賑やかになり、飲食店などが立地して、田園地帯だった景観も随分と変わりました。その中で、イタリアンのお店「ピッコラーナ」は、周囲の景観に配慮しているようで、大きな看板がなく、建物の色も自然な感じがします。先日、ランチに寄りましたが、注文した夏野菜のミートソースのスパゲッティは量も多く満足しました。伝統も受け継いだギタリスト。
RODNEY JONES (ロドニー・ジョーンズ)
DREAMS AND STORIES (SAVANT 1983年頃録音)
発売されたのは2005年なのですが、録音されたのは1983年のようなので、経緯はわかりませんが、長期間お蔵入りしていたアルバムです。ロドニー・ジョーンズは、1956年生まれなので、この録音は彼の20代後半におけるものです。彼が書いたオリジナル曲もよいし、サイドメンにも恵まれて、ジャジーな魅力が横溢しています。ウェス・モンゴメリーからの影響がうかがわれます。
メンバーは、ロドニー・ジョーンズ(g)、ケニー・カークランド(p)、マーク・ジョンソン(b)、ジェフ・ワッツ(ds)。ジョーンズが師事していたジョン・ルイスの推薦でマーク・ジョンソンを、ケニー・カークランドの推薦でジェフ・ワッツをメンバーに迎えたとジョーンズ自身がライナー・ノートで書いています。これだけのメンバーで、録音当時発表されなかったのが不思議です。
曲は、スタンダードとジョーンズの自作です。スタンダードが、「Star Eyes」、「The Song is You」(歌は君)、「Summertime」、彼の自作が、「Leana's Song」、「Happy Blues」、「Blue Days, Blue Dreams」、「Five For The Dark」、「While We Dream」、「Serena」、「No Time For The Blues」、「Blues When You Need Them」、そして、ウェス・モンゴメリー作の「Road Song」で、全12曲。
ロドニー・ジョーンズ(g)が、ピックではなく全曲親指を使っているところからくる、黒っぽくて柔かい音色やグルーヴィーなプレイに圧倒されました。「Star Eyes」や「The Song is You」では、彼がアップテンポで飛ばしており、後者におけるカークランド(p)のプレイも颯爽としています。ジョーンズが繊細にテーマを奏でる美しい「Leana's Song」、ジョンソン(b)の弓弾きが素晴らしい「While We Dream」、ブルージーこの上ない「No Time For The Blues」、華麗なギター・ソロがかっこいい「Road Song」と聴きどころ満載。
【ピッコラーナ】
所在地:安曇野市豊科南穂高2315-1
電話:0263-71-2200
紹介ホームページ:トラットリア ピッコラーナ
お店の南側手前の駐車スペースから撮ったもの。建物のすぐ南側には芝生の庭があります。スマホによる撮影です。
駐車場と店舗です。煙突は薪ストーブ用で、実際に使っているそうです。
一人だとカウンターに案内されますが、居心地はよいです。奥が厨房のようです。