蝶など昆虫や草花について教えてくれる友人がいますが、彼が編著者の一人である「見つけよう信州の昆虫たち」という本を奨められて購入しました。あわせて、「いっしょに探そう野山の花たち」という図鑑も買いました。この2冊を活用して、山や高原へ行く楽しみを拡げるつもりです。訊ねた方が早いので、また教えてほしいとは言ってありますが、手元にこういう本があると、暇な時にパラパラと読むのに都合がよい。サウンドがカラフルです。
CHARLES TOLILIVER (チャールズ・トリヴァー)
IMPACT (enja 1972年録音)
チャールズ・トリヴァー(tp)は、最近でもビッグ・バンドなどで作品を作っていますが、熱くて鋭いプレイで、1970年代に大いに注目されました。70年代半ばは、いろいろな傾向のジャズが流れていて、僕は、フリーやフュージョンにはあまりついていけなかったので、従来の延長線上にある、こういったジャズは結構聴きました。
メンバーは、チャールズ・トリヴァー(tp)、スタンリー・カウエル(p)、ロン・マシューソン(b)、アルヴィン・クイーン(ds)。ミュンヘンのクラブ「ドミシル」におけるライブ録音です。トリヴァーの楽器は、正確にはフリューゲルホーンのようですが、出てくる音は鋭い。ドラムスが、アルヴィン・クイーンなのが嬉しいところ。このリマスター盤のCDのジャケットは、オリジナルとは、異なっています。
曲は、トリヴァーのオリジナルが、「Impact」、「Brilliant Circles」、「Our Second Father」。カウエルのオリジナルが、「Truth」、「Prayer for Peace」、「Abscretions」。全てオリジナルで、CDでは2曲 が追加されました。力強い曲が多い中で、カウエルの書いた「Truth」は、バラードです。
勢いのあるライブ演奏が繰り広げられています。「Impact」は、トリヴァー(tp)の高音やトリルを用いた吹奏もいいですが、カウエル(p)のソロがリズミックでかっこよく、また、クイーン(ds)のシャープで小刻みなリズムが力強い。「Truth」は、トリヴァーがスムーズに吹いていて、抒情性があり、マシューソン(b)もソロをとります。「Abscretions」では、クイーンのすさまじいスピードの、しかも音楽性のあるドラムプレイに驚きました。
【購入した2冊の本】
見つけよう信州の昆虫たち(信濃毎日新聞社)
いっしょに探そう野山の花たち(信濃毎日新聞社)