今年の甲府ジャズストリートに、スコット・ハミルトン(ts)が出演すると知ったので、初めて出かけてきました。オープニングにおけるミュージシャン全員参加のジャムセッション、スコット・ハミルトンの2ステージ、3rd stageの福井ともみ(p)グループの演奏を聴きました。(1)はオープニングと福井ともみグループのレポートです。
【オープニングセレモニー】(桜座)
桜座で行われたオープニングセレモニーは、甲府コットンクラブの渡辺さんの司会で、甲府商工会議所副会頭の挨拶のあと、出演ミュージシャンが一人づつ呼び上げられて、ステージに登場。全員参加のジャムセッションが行われ、直前に決まった曲目の「Autumn Leaves」(枯葉)を演奏してくれました。普段は滅多にこういうところで歌わないという中本マリさんも参加していました。
桜座はもともとは芝居小屋だったそうです。中が広くてびっくり。
始まるかなり前です。僕は一番前の柱の横に座りました。
「枯葉」のスタートは、スコット・ハミルトン(ts)と川嶋哲郎(ts)で、テーマを二人で一緒に吹き、ハミルトン、川嶋の順にソロをとりました。
ジャムセッションのお終いの方で、中本マリ(vo)が歌っています。今年の参加グループは、次のとおり。
スコット・ハミルトン&ジャズ・フレンズ
中本マリ
山岡未樹&カンパニー
福井ともみカルテット+ワン
【福井ともみカルテット+ワン】(ALONE)
午後10時からの3rd Stageは、アローンで、福井ともみカルテット+ワンの演奏を聴きました。
アローン(ALONE)の入り口。
(出 演)
福井ともみ(p)
高瀬龍一(tp)
中林薫平(b)
藤井 学(ds)
沖野ゆみ(vo)
(曲 目)
You're My Everythings
The Shadow of Your Smile (いそしぎ)
If I Should Lose You
4曲目からは、沖野ゆみ(vo)が加わり歌が入りました。4曲目はブルースっぽい曲でしたが、タイトルは不明。
Witchcraft
What About Today (ミュージカルからの曲ですが、曲名が聞き取りずらく、とりあえずの記載です)
Over The Rainbow (虹の彼方に)
On The Sunny Side of The Street (明るい表通りで)
Bye Bye Blackbird (アンコール曲として演奏)
(感 想)
3曲目まではインスト(器楽)の演奏で、高瀬龍一(tp)がメロディを流麗に吹いていました。「You're My Everything」は、マイルス・デイヴィス(tp)の演奏が、「If I Should Lose You」は、ハンク・モブレイ(ts)の演奏が忘れられませんが、実際に聴くことができてうれしい選曲でした。4曲目以降は、沖野ゆみ(vo)が加わり、元気のよい歌声が響いていました。福井ともみ(p)のプレイをもっと聴きたかったので、ピアノトリオの編成でなにかやってほしかったと感じました。
メンバー紹介をする福井ともみ(p)。座った位置の関係で、ピアノを弾く姿はよく見えませんでした。
高瀬龍一(tp)、中林薫平(b)、藤井 学(ds)。
沖野ゆみ(vo)
(2)へ続きます。(2)では、スコット・ハミルトン&ジャズ・フレンズのステージについて記します。