気分転換に通勤ルートを変えて、長野駅前のサンルートホテルの1階にある「森乃珈琲店 曇り時々晴れ」に入ってみました。モーニングサービスはやっていませんが、ブレンドが250円とリーズナブルです。店内は、ジャズが小音量で流れ、内装に木が使われていて落ち着きます。「森乃珈琲店」という名前から、札幌の「宮の森珈琲店」を連想し、札幌の歌手を聴きたくなりました。
黒岩静枝 (SUZIE KUROIWA)
P. S. I LOVE YOU (beyond 1994年録音)
今年古希を迎えた札幌在住の歌手、黒岩静枝(SUZIE)さんはお元気で、日本中で出演を続けているようです。僕もファンなので、札幌を訪れる度に、黒岩さんがオーナーのジャズクラブ「DAY BY DAY(デイバイデイ)」を訪れています。このアルバムは、その「デイバイデイ」でライブ録音されたものです。
このCDをはじめて見たとき、伴奏陣が豪華で驚きました。日本人歌手で、ジュニア・マンスの伴奏でCDを作った人は他にはいないかもしれません。メンバーは、黒岩静枝(vo)、ジュニア・マンス(p)、ピーター・ワシントン(b)、アルヴィン・クイーン(ds)、藤陵雅裕(as,ss)。なお、黒岩さんは、ジョン・ヒックス(p)の伴奏で歌ったアルバムも出しています。
曲目は、スタンダードです。「P.S. I Love You」、「Wave」、「Crazy He Calls Me」、「Have I Told You Lately That I Love You」、「Tennessee Waltz」、「Small Fry」、「Gift」、「Georgia On My Mind」、「You'd Be So Nice To Come Home To」、「You Belong to Me」、「What A Wonderful World」。「Small Fry」は、ジュニア・マンス・トリオによる演奏です。
黒岩静枝(vo)のソウルフルな歌が楽しめるアルバム。ソウルフルさが、声を張り上げるような、わざとらしさがなくて、実に自然にフレーズや歌声から滲み出ているのが素晴らしい。バラードで、ジュニア・マンス(p)の伴奏も見事な「Crazy He Calls Me」は、一番の聴きものだと思いますが、リズムにのって軽快に歌う「Wave」や「Gift」も楽しさ最高です。後者における藤陵雅裕(ss)のソロもなかなかよい。おなじみの「You'd Be So Nice to Come Home To」は、黒岩静枝が、初めからフェイクして歌っていて、個性的で、ジャジーで一味違ったものになっています。
【ジュニア・マンスの写真など】
【森乃珈琲店 晴れ時々曇り】
住所:長野県長野市南長野末広町1356 NACS末広
電話:026-223-6334
ホームページ:森乃珈琲
入り口
店内。内装には木材が多く使われています。
奥から入り口を見たところ。カウンター席もあります。
絵本の展示
珈琲。しっかりとした味でした。
朝のメニュー表
【札幌 宮の森珈琲店】
ホームページ:宮の森珈琲公式ページ
実は、群馬県前橋市にも「宮の森珈琲店」があります。通りがかったことはありますが、入ったことはありません。なんらか関係があるのかどうか。