安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ディジー・ガレスピー AN ELECTRIFYING EVENING

2017-11-01 20:00:15 | トランペット・トロンボーン

国道19号線沿いにある長野市信州新町の道の駅にある「そば信」という蕎麦屋にたまによります。その北側に「トム・ソーヤ」という喫茶店、食堂があり気になっていたのですが、先日初めて寄ってみました。ログハウスの素朴で頑丈そうな建物は、元気の良い少年が活躍する「トム・ソーヤの冒険」の物語を連想させました。元気のよい演奏を。 

DIZZY GILLESPIE (ディジー・ガレスピー)
AN ELECTRIFYING EVENING (VERVE 1961年録音)

   

ディジー・ガレスピー(tp)のアルバム中、僕が好きでたまに聴くのは、ディジー・ガレスピー楽団(ビッグバンド)のものと、レオ・ライト(as,fl)入りのコンボのものです。ガレスピーはジャズの歴史的な重要人物とされていて、かえってあまり聴かれていないかもしれませんが、このアルバムは一聴の価値があります。

メンバーは、ディジー・ガレスピー(tp、vo)、レオ・ライト(as,fl)、ラロ・シフリン(p)、ボブ・カニンガム(b)、チャック・ランプキン(ds)、キャンディド(conga)。ニューヨーク近代美術館におけるライブ録音です。ラロ・シフリンは、その後映画やテレビの音楽を書いて有名になりますが、デビュー当時の演奏が聴けます。

曲は、ガレスピーの自作が3曲で、「Kush」、「Salt Peanuts」と「A Night in Tunisia」(チュニジアの夜)、デューク・エリントン作「The Mooche」の4曲。ガレスピーの自作とはいいながら、「Salt Peanuts」と「A Night in Tunisia」はジャズスタンダードといってよく、「The Mooche」と合わせて、有名曲が演奏されています。

ディジー・ガレスピー(tp)の変幻自在なプレイに興奮しまくりの傑作アルバム。圧巻なのは「A Night in Tunisia」におけるガレスピーの高音のヒットからのソロで、何度聴いてもかっこよく、スリルも感じて素晴らしい。もちろん、6拍子でお祭り系の「Kush」も賑やかで楽しく、急速調の「Salt Peanuts」におけるガレスピーのソロもエキサイティングです。それぞれの曲でのレオ・ライト(as)のうねるようなサックスも聴きものですし、ラロ・シフリン(p)も「The Mooche」でブロックコードを用いたノリノリの演奏を行うなど、サイドメンも頑張っています。 

【トム・ソーヤ】

住所:長野県長野市信州新町水内4619
電話:026-262-3071
ホームページ:トムソーヤ(Yahoo ロコのページです)

長野市信州新町の道の駅です。飲食店、農産物販売施設などがあります。写っていませんが左手前にトム・ソーヤがあります。

「トム・ソーヤ」外観

入口

山小屋風の造りで、椅子やテーブルもワイルドです。

ランチメニューの中から「ロールキャベツのチーズ焼き」を注文しました。

ボリュームがあります。

ロールキャベツのチーズ焼き。ジューシーでいい味でした。

珈琲。ケーキやパンも販売しています。