札幌で活躍するピアニスト、山田敏昭さんがCDを発売し、そのPRを兼ねたライブが東京で開かれたので行ってきました。3回の公演があったのですが、日程の都合で、初日の23日の演奏を聴きました。チラシには25名様限定とありましたが、立ち見も含め会場は超満員でした。
(メンバー)
山田敏昭(p)
金子 健(b)
伊藤宏樹(ds)
ゲストとして
沢田一範(as)
金子 れえ(as)(漢字はわかりませんが、金子健さんの息子さんで、高校生です。)
(曲 目)
第1セット
F. S. R. (レイ・ブラウン)
Say You're Mine (デューク・ピアソン)
Afternoon in Paris (ジョン・ルイス)
They Say It's Wonderful (アーヴィング・バーリン)
Cool Walk (オスカー・ピーターソン)
第2セット
Like Someone In Love (ジミー・ヴァン・ヒューゼン) 【恋の気分で】
All God's Chillun Got Rhythm (ウォルター・ジャーマンとブロニスロー・ケイパー) 【神の子は皆踊る】
Prelude to a Kiss (デューク・エリントン)
Blues Everywhere (シャーリー・スコット)
Nica's Dream (ホレス・シルバー)
(アンコール)
There Will Never Be Another You (ハリー・ウォーレン) 【あなた無しでは】
(感 想)
曲目を見てもわかるように、ハードバップ全開の演奏で、アルトサックスの二人が加わった曲もあり、迫力のあるステージが展開されました。ベースの金子さんは、レギュラーではありませんが、札幌で共演もされたことがあるようで、たいへん息があっていました。
新発売のCDにも入っている「Say You're Mine」は、ペーソスを湛えた山田の演奏がよく、「Blues Everywhere」はノリノリの曲で、こういうブルージーな曲でも彼の本領が発揮されていました。「Nica's Dream」は、白熱した演奏で、金子、伊藤のリズム陣もたっぷりソロを聴かせてくれました。
澤田一範(as)さんが加わった「They Say It's Wonderful」は、アルト、ピアノともよくスイングしていて、引き締まった管入りの演奏を堪能しました。金子れえ(as)さんも加わった、「There Will Never be Another You」で、お開きになりましたが、彼は既に立派な演奏を行っていて将来が楽しみです。
持って行ったCDに山田さんと伊藤さんのサインもいただき、大満足のライブでした。
【新発売の山田敏昭のCD】
山田敏昭 (Toshiaki Yamada)
NOW'S THE TIME (slowboat 2017年録音)
ディスクユニオンで入手できます。