安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

クリス・コナー THE RICH SOUND OF CHRIS CONNOR

2018-05-03 20:01:15 | ヴォーカル(A~D)

ゴールデンウィーク初日は、軽井沢で午後3時からのコンサートに行きましたが、その前に時間があったので、軽井沢の旧軽銀座あたりを散歩し、開場時間まで「旦念亭」で珈琲を飲みました。天気がよく歩いていると暑さも感じ、冷たいものがほしくなり、ミカド珈琲のモカソフトクリームを買いました。ほんのりと苦みがあって美味しいソフトクリームで、それを食べながらしばし木陰で涼みました。クールな歌声を。

CHRIS CONNOR (クリス・コナー)
THE RICH SOUND OF CHRIS CONNOR (BETHLEHEM 1953~55年録音)

   

ベツレヘムの「CHRIS」と内容は同じでジャケット違いのレコードを入手したので、改めて聴いてみました。安価でしたが、一応オリジナルなので、ジャケ違いとはいえ入手できて嬉しかったものです。クリス・コナーの代表作の一枚として知られているものです。

内容は4つのセッションからの未発表曲です。1953年録音のサイ・オリヴァーが編曲した3曲、1954年録音のエリス・ラーキンス・グループ伴奏の3曲、1954年録音のヴィニー・バーク・グループ伴奏の2曲、1955年録音のJ&Kグループ伴奏の4曲が収録されています。これらのセッションは、クリス・コナーの代表的な録音なので、残り物で作ったアルバムという感じは全くありません。

曲は、All About Ronnie」、「Miser's Serenade」、「Ev'rything I Love」、「Indian Summer」、I Hear Music」、「Come Back To Sorrento」(帰れソレントへ)、「Out Of This World」、「Lush Life」、「From This Moment On」、「A Good Man Is A Seldom Thing」、「Don't Wait Up For Me」、「In Other Words (Fly Me To The Moon)」の12曲。ナポリ民謡「帰れソレントへ」のジャズヴォーカル版も聴いてみたくなります。

タイトルが「The Rich Sound of Chris Connor」と付けられていますが、ベツレヘムレーベルが、クリスが移籍したアトランティックのアルバムと混同を避けたかったのでしょうか。タイトルを変更する理由がよくわかりませんでした。「All About Ronnie」、「Out of This World」、「Lush Life」、「From This Moment On」など、格調が高く、リズムへの乗りが格段に素晴らしく、ハスキーな声が女性らしさも漂わせていて、この時期のクリス・コナーの歌はどれを聴いても外れがありません。最初から最後まで歌とレコード(音質やジャケット)を楽しめ、連休に好適な一枚でした。

(レーベルの写真)

   

ベツレヘムレーベルのBCP-56です。

   

こちらは「CHRIS」の方のジャケットですが、日本盤のレコードのもの。内容は一緒です。

【軽井沢町内光景と喫茶「旦念亭」】

聖パウロカトリック教会

旧軽銀座

Mikado Coffeeのモカソフトを

甘すぎないところもよいです。

観光会館のようです。

旦念亭は、軽井沢の喫茶店の老舗です。

入口

店内。ストーブには残り火がありました。朝、火を入れたとのことです。外にテラス席があり、何組かのお客様がいました。

ブレンドコーヒー

【旦念亭(たんねんてい)】

住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東4-2
電話:0267-42-5616
ホームページ:tannentei