安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

セルダン・パウエル SELDON POWELL

2019-08-10 20:07:31 | テナー・サックス

安曇野市観光協会が発行した「北アルプス登山」というパンフレットをもらいました。内容は、登山口が安曇野市にある北アルプスの山への登山ツアーの案内です。このツァーは初めて知りましたが、全コースに登山案内人がつき、有明山以外は山小屋への宿泊を伴う行程です。時期的には夏なので、既に終了したコースが多いですが、来年参加したいコースもありました。「Summertime」が収録されたアルバム。

SELDON POWELL (セルダン・パウエル)
SELDON POWELL (Roost 1955年録音)

   

セルダン・パウエル(ts, 1928~97年)は、ドン・レッドマンやウディー・ハーマンなどの楽団で活躍し、テレビ・ラジオ用のスタジオワークにも携わったスイング系のテナー・サックス奏者です。レスター・ヤングの影響を受けている感じですが、このアルバムでは実に穏やかで味わいのある演奏を行っています。

パウエルをフューチャーした中型のコンボ編成による録音です。メンバーは、セルダン・パウエル(ts, 編曲)、ヘイウッド・ヘンリー(as,bs)、ピート・モンデーロ(as,bs)、ジミー・ノッティンガム(tp)、バブ・アレグサンダー(tb)、トニー・アレス(p, 編曲)、ビリー・バウアー(g)、アーノルド・フィシュキン(b)、ドン・ラモンド(ds)。

曲は、セルダン・パウエルの自作が「Go First Class」、「Count Fleet」、「Swingsville, Ohio」の3曲、あとはスタンダードで、「Why Was I Born」、「Love is Just Around The Corner」、「Someone to Watch Over Me」、「Autumn Nocturne」、「Summertime」の全8曲。アップテンポのものからバラードまで、パウエルの演奏が映えるアレンジがほどこされています。

セルダン・パウエル(ts)の魅力がよく味わえる好きなアルバムです。パウエルは、ジュリアード音楽院などで正規の教育を受けているためか、高音に聴かれるようにサックス本来の美しいサウンドで、淀みなく流暢な演奏を行っています。とりわけ、「Someone to Watch Over Me」、「Autumn Nocturne」、「Summertime」のバラード演奏が伴奏との調和もとれて素晴らしい。歌では取り上げられる「Love is Just Around The Corner」のサックスによる演奏は珍しい気がしますが、早いテンポに乗って快調です。

【北アルプル登山パンフレット】

   

   

登山ツアーの案内。有明山登山、燕岳・大天井岳・常念岳縦走3日間、蝶ヶ岳~常念岳縦走3日間のコースが掲載されています。

   

こちらには、燕岳2日間、常念岳2日間、蝶ヶ岳2日間のコースが掲載されています。

   

登山口へのアクセス表も掲載されています。

   

こちらは全く別物で、白馬山麓のロープウエイの割引クーポンです。これもいただきました。

(セルダン・パウエルのレコードを聴いています)