久しぶりに雑誌「旅の手帖」を買いました。6月号の特集は、「花の高原トレッキング」で、付録に高山植物ミニ花図鑑もついていて、役に立ちそうです。今年の夏の山小屋営業は不透明で、宿泊を伴う山行は難しいと思うので、日帰りで高原へ出かけるつもりです。霧ヶ峰やできれば尾瀬に出かけて多くの花と出会いたい。出会い(Encounter)というタイトルのアルバム。
PEPPER ADAMS (ペッパー・アダムス)
ENCOUNTER! (Prestige 1968年録音)
バリトン・サックスのペッパー・アダムス(1930~86年)は、1950年代から80年代まで活発な活動を続け、リーダー作も多数あります。これは、ズート・シムズ(ts)が参加しているので興味を惹かれたものですが、リズム陣も含め、豪華メンバーです。
メンバーは、ペッパー・アダムス(bs)、ズート・シムズ(ts)、トミー・フラナガン(p)、ロン・カーター(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)。フラナガンとエルヴィンの顔合わせは、フラナガン作曲の「Verdandi」を収録したことも含めフラナガンの名盤「Overseas」を思い浮かべるところがあります。
曲は、ジャズミュージシャンのオリジナル。
1 Inanout (Pepper Adams)
2 Star-Crossed Lovers (Billy Strayhorn)
3 Cindy's Tune (Pepper Adams)
4 Serenity (Joe Henderson)
5 Elusive (Thad Jones)
6 I've Just Seen Her (Charles Strouse)
7 Punjab (Joe Henderson)
8 Verdandi (Tommy Flanagan)
アダムスが2曲を提供し、ジョー・ヘンダーソンの曲が2曲あるのが注目されます。フラナガン作の「Verdandi」が収録されているのが嬉しいところ。
重量級のアダムス(bs)と柔らかめのシムズ(ts)との対比が面白いアルバム。シムズが、これだけの刺激的なリズムセクションと一緒に演奏するのも珍しいと思います。全体には重量級のハードバップセッションという感じで、最初の「Inanout」からアダムスのゴリゴリとしたブローイングが聴けます。ミドルテンポの「Serenity」では、ロン・カーター(b)やズート(ts)、フラナガン(p)のリラックスした演奏が楽しめます。「Verdandi」におけるエルヴィン・ジョーンズ(ds)のソロなども含め聴き応えあります。
【旅の手帖6月号(交通新聞社発行)】
表紙
目次
尾瀬ヶ原。長野から早く出れば、山はともかく、高原の散策はできるのではないかと思います。
福島県北塩原村「雄国沼湿原」。令和2年は難しそうですが、いつか出かけてみたい場所です。
滋賀県米原市「伊吹山」。ちょっと遠いけれど、いろいろな花があって、興味が惹かれます。
諏訪市の霧ヶ峰高原のニッコウキスゲ。霧ヶ峰は近いので、いつでもいけるからと思い、このところ行っていないので、今年は出かけるつもりです。
付録のトレッキングに役立つ高山植物花図鑑。
代表的な花について記載されています。解説が丁寧でよい。
第2特集は、「東京が新しい」です。東京へ出かけたいのですが、コロナの関係でこの夏は行くのは難しい気がします。
神保町の紹介など。