安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

セイジオザワ松本フェスの中止と群響演奏会の行方。登場予定の指揮者のCDを聴いてみました。

2020-05-19 20:03:51 | クラシック

今年の夏(8月21日~9月4日)開催予定のセイジオザワ松本フェスティヴァルの中止が、先週発表されました。ファビオ・ルイージとステファヌ・ドゥネーヴ指揮による演奏を楽しみにしていたのですが、新型コロナの状況に鑑みると止むをえないところでしょう。

セイジオザワ松本フェスホームページ:ozawa-festival.com

他方、群馬交響楽団については、7月定期から開催予定になっていますが、どうなりますか。パンフレットで予告されているアントニ・ヴィト指揮による8月の演奏会及び山田和樹指揮による10月の演奏会は開催困難かもしれません。

群馬交響楽団ホームページ:gunkyo.com/

そこで、登場予定のアントニ・ヴィトと山田和樹のCDを聴いてみました。併せて、セイジオザワフェスで振る予定だった、ルイージとドゥネーヴの作品も聴いてみました。

アントニ・ヴィト(1944年ポーランド生まれ)

クラクフ音楽院でクシシトフ・ペンデレツキに作曲を学ぶ。1971年、ヘルベルト・フォン・カラヤン・コンクールに入賞し、カラヤンに師事。1983年~2000年ポーランド国立放送交響楽団音楽監督、2001年~2013年ワルシャワ国立フィル芸術監督の他、ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、読売日響などに客演。

   

アントニ・ヴィト指揮ポーランド国立放送交響楽団「チャイコフスキー交響曲第5番」(1992年録音、NAXOS)。弦楽合奏が美しい。特に第3楽章のワルツが透明感もあって、いいと思うのですが。

    

アントニ・ヴィト指揮ポーランド国立放送交響楽団「マーラー交響曲第5番」(1990年録音、NAXOS)。上記と同様な傾向で、第4楽章のアダージェットが素晴らしい。ヴィトは、ポーランドの現代作曲家の作品を多数録音していて、それらがよく知られています。  

山田和樹(1979年横浜市生まれ)

第 51 回(2009 年)ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。2010 年~17年スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者、2016/17 シーズンからモンテカルロ・フィル芸術監督兼音楽監督、2018/2019シーズンからバーミンガム市響首席客演指揮者。日本フィル正指揮者や東京混声合唱団音楽監督なども務め、パリ管をはじめ客演多数。ベルリン在住。

   

山田和樹指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団「カリンニコフ交響曲第1番、グラズノフ交響曲第5番、ハチャトゥリアン組曲『仮面舞踏会』」(2012年録音、2枚組SACD、EXTON)。選曲と録音が良いので、たまに聴いています。特に『仮面舞踏会』がテンポも鮮やかでお気に入り。

ファビオ・ルイージ(1959年イタリア生まれ)

現在、デンマーク国立響首席指揮者、ダラス交響楽団音楽監督、フェレンツェ五月音楽祭総監督。チューリッヒ歌劇場音楽総監督(2012~2019)、メトロポリタン・オペラ首席指揮者(2011-2017)、ウィーン交響楽団首席指揮者(2005-2013)、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団および同歌劇場音楽総監督(2007-2010)などを歴任。

   

ファビオ・ルイージ指揮チューリッヒ歌劇場管弦楽団・合唱団など「フランツ・レハール『頬笑みの国』」(2017年ライブ録画、ブルーレイディスク、accentus music)。オペレッタというよりもオペラに近い演出です。ルイージの指揮姿が撮影されていて、昨年のセイジオザワフェスのチャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」の舞台と演奏を想い起しました。

微笑みの国を振るファビオ・ルイージ。

ステファヌ・ドゥネーヴ(1971年フランス生まれ)

1995年パリ国立高等音楽院卒業後、ショルティ、プレートル、小澤征爾らの助手として研鑽を積む。ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管音楽監督、シュトゥットガルト放響首席指揮者を歴任し、2015年ブリュッセル・フィル音楽監督、19/20年シーズンからセントルイス響音楽監督。フィラデルフィア管首席客演指揮者も務めている。

   

ステファヌ・ドゥネーヴ指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団「ルーセル『バレエ音楽 蜘蛛の饗宴』他」(2010年録音、NAXOS)。イギリスのオーケストラとは思えないような色彩感豊かな華麗な音を出しています。


ありあけ山のカフェ (安曇野喫茶店巡り)

2020-05-19 20:03:07 | グルメ

(この記事は、amebaブログに2020年4月29日に投稿したものです。4月29日から5月10日までamebaブログに投稿した記事を順次gooブログに移していきますが、これはその1回目)

先週立ち寄った「ありあけ山のカフェ」についてアップします。2010年5月のオープンですが、ランチはすぐ売り切れ、お客様が多い人気店です。

OPENの表示が出ていたので、入店しました。

外観

店内

奥の方を撮影

テーブルや椅子、床など木が主体です。

天井に近いところにスピーカーがあり、クラシックなどがBGMで流れていました。

張り出してあった、ケーキの案内。午後のお茶にいただくことにしました。

ブレンドとシフォンサンドを注文。

シフォンサンドは、クリームとフルーツが挟んであって、ボリューム満点でした。

サンドの部分を写しました。

コーヒーは香りが立ち、シフォンにあう味わいのものでした。

道路を挟んで北側は、林檎園のようです。

【ありあけ山のカフェ】

住所:長野県安曇野市穂高有明7348-9

電話:0263-88-7850
ホームページ:ありあけ山のカフェ