安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ダスコ・ゴイコヴィッチ「AFTER A LONG TIME」、初めての「高倉町珈琲」前橋店。

2023-04-16 20:31:13 | トランペット・トロンボーン

いつも拝見しているビオラさんのブログで高倉町珈琲が紹介されていました(その記事へのリンク)。これは是非行ってみたいと、前橋店に入りました。クオリティが高いお店で気にいりました。クオリティの高いアルバム。

DUSKO GOYKOVICH (ダスコ・ゴイコヴィッチ)
AFTER A LONG TIME (EGO 1980年録音)

   

ユーゴスラビア出身のトランペッター、ダスコ・ゴイコヴィッチ(1931~2023年)が、この4月5日にドイツのミュンヘンで亡くなりました。僕は、彼のファンで、来日時にサインをもらったレコードを大事にしています。追悼の気持ちで、愛聴盤の「After A Long Time」などを聴きました。

メンバーは、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)、ロマン・シュヴォーラー(ts)、ジョー・ハイダー(p)、イズラ・エッキンガー(b)、アルヴィン・クイーン(ds)。オーストリアのインスブルックで録音されています。当時のヨーロッパオールスターズといいたくなるメンバーです。

曲目は次のとおり。

1  Emotionally (Dusko Goykovich)
2  After a Long Time (Joe Haider)
3  Summit (Dusko Goykovich)
4  Mountain Witch (Joe Haider)
5  Bye Bye Blackbird (Ray Henderson)
6  The Hunt is On (Dusko Goyovich)
ダスコ・ゴイコヴィッチの自作が3曲、ジョー・ハイダーの自作が2曲、それにスタンダード曲の「Bye Bye Blackbird」です。5曲のオリジナル曲は、明快、わかりやすい曲想で、よく出来ていると思います。

胸のすくようなジャズ(ハードバップ)が聴ける素晴らしい一枚。EGOレーベルのオリジナル盤に、ゴイコヴィッチのサインが入ったレコードで聴きました。サインを見ていると、長野市で聴いた演奏と、持参したレコードをダスコがじっくり見ていた想い出が蘇ります。アップテンポの爽快な「Emotionally」から「The Hunt is On」まで、どれも傾聴に値する曲、演奏です。唯一のスタンダード曲「Bye Bye Blackbird」では、ダスコの哀愁が感じられる演奏が忘れられません。どの曲でもアルヴィン・クイーン(ds)が貢献しています。

   

ジャケットの裏にある、ミュージシャンの写真。   

自宅で聴いているところです。飾ってあるレコードは、右からダスコ・ゴイコヴィッチ「Belgrade Blues」(10インチ再発LP)、本作「After a Long Time」、ダスコ・ゴイコヴィッチ「As Simple As It Is」、アルヴィン・クイーン=ダスコ・ゴイヴィッチ「A Day in Holland」。

NHKFMセッション97,98を録音したCD。ダスコ・ゴイコヴィッチが来日時に出演した番組を録音したものです。

【高倉町珈琲前橋店】

住所:群馬県前橋市西片貝町 5-23-11
電話:027-212-7040
ホームページ:高倉町珈琲|TAKAKURA MACHI COFFEE (takakuramachi-coffee.co.jp)

外観。長野県内には、高倉町珈琲はありません。高崎、前橋、甲府が近いお店です。

入口

店内。広々としています。

席の一例。

ナポリタンとアメリカン珈琲を注文。

すっきりとした飲みやすい珈琲です。

昔ながらのナポリタン。美味しい。

ウィンナソーセージがたくさん入っていました。

ビートルズの写真。店内にもビートルズの曲が流れていました。次は、高崎か甲府のお店に寄ってみたい。