安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

飯森範親指揮 群響定期演奏会【モーツァルト:交響曲第1番、R. シュトラウス:英雄の生涯】

2023-04-24 19:30:00 | クラシック演奏会

飯森範親指揮群響の定期演奏会を、4月22日(土)に高崎芸術劇場で聴きました。今回は、飯森範親さんの群馬交響楽団常任指揮者披露演奏会です。

   

(出 演)

指揮:飯森範親
ヴァイオリン:三浦文彰
管弦楽:群馬交響楽団

飯森範親さんは、1963年生まれ、桐朋学園大学指揮科卒業。現在、パシフィックフィルハーモ二ア東京音楽監督、日本センチュリー交響楽団首席指揮者、山形交響楽団桂冠指揮者などを務め、2023年4月から群馬交響楽団常任指揮者に就任。三浦文彰さんは、2009年ハノーファー国際コンクールで優勝。以後、ロサンゼルス・フィル、ロイヤル・フィル、ベルリン・ドイツ響、バルセロナ響などと共演し、国際音楽祭にもたびたび招かれている。エイペックス・クラシックスよりCDをリリース。詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。

(曲 目)

モーツァルト / 交響曲第1番 変ホ長調 K. 16 
ショスタコーヴィチ / ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77

〈休憩〉

R. シュトラウス / 交響詩「英雄の生涯」作品40、TrV190

(感 想)

指揮者の飯森さんがプレ・トークに立ち、モーツァルトの交響曲1番とR. シュトラウスの「英雄の生涯」は、調性が変ホ長調で共通していることや、後者は、R. シュトラウスが、交響詩と決別し、オペラ作家としてやっていく決意の曲であるとし、自分の決意表明でもあると語っていたのが印象的でした。

交響曲1番は、弦楽器中心の楽器編成で、中低音に厚みが出ている颯爽とした演奏でした。「英雄の生涯」は、ステージいっぱいに楽器が配置され、見ているだけで壮観、演奏もコンマスの伊藤文乃さんのソロやホルン陣がよく、幕開けに相応しい熱演でした。

ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲は、ブラヴォーの掛け声も飛んでいましたが、僕は苦手な作曲家、曲なので、どこがいいかよくわからないまま終わりました。飯森さんが常任指揮者に就任し、群響の新時代の幕開けということからか、会場はほぼ満席で、その点も良かった。

【群馬交響楽団ホームページ】

群馬交響楽団 (gunkyo.com)

(出演者プロフィール)

【飯森範親ホームページ】

飯森範親オフィシャルサイト | -NORICHIKA IIMORI OFFICIAL SITE- (iimori-norichika.com)

【三浦文彰ホームページ】

三浦文彰(fumiaki miura)オフィシャルサイト (avex.jp)

 

【あらかじめ聴いたCD】

   

モーツァルト交響曲全集より第1番。今シーズンの群響定期演奏会では、飯森マエストロの意向により、モーツァルトの曲が必ず入るので、それに備え全集を購入。演奏は、ニコラス・ウォード指揮ノーザン室内管弦楽団(NAXOS 1988年~94年録音)

   

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番。ヒラリー・ハーン(vn)。

   

R. シュトラウス:英雄の生涯。ルドルフ・ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデン(1970~75年録音)。特に管楽器陣が素晴らしい。管弦楽曲全集の一枚。