1  I Can't Give You Anything But Love (Jimmy Mchugh,  Dorothy Fields)
Go Away Little Boy (Gerry Goffin,  Carole King)
He Was Too Good To Me (Richard Rodgers)
4  But Not For Me (George Gershwin,  Ira Gershwin)
It's Easy To Remember (Richard Rodgers,  Lorenz Hart)
You've Changed (Carl Fischer,  Bill Carey)
The Good Life (Sacha Distel)
In The Wee Small Hours Of The Morning (David Mann,  Bob Hilliard)
Sunny (Bobby Hebb)
スタンダード曲ばかりでなく、ボビー・ヘブの1966年のヒット曲「Sunny」やジェリー・ゴフィンとキャロル・キングによる「Go Away Little Girl(Boy)」(1963年スティーヴ・ローレンスの唄がビルボードホット100の1位)と、最新のR&Bやポップス曲を取り上げています。

アン・バートン(vo)のしみじみと、噛んで含めるように歌うバラード系の唄には、新鮮味があり、癒されてきました。最初に聴いた時、アップテンポで演奏することが多い「I Can't Give You Anything But Love」がスローテンポで歌われ、ボビー・ヘブ作「Sunny」も、スローで、歌詞をしみじみと歌っていて、驚愕しました。アン・バートンの唄には、説得力があって、歌詞の意味を大事にしていることが伝わってきます。歌の出だしが美しい「The Good Life」や 軽くスイングした「But Not for Me」など、全曲良いです。ルイス・ヴァン・ダイク(p)のクリスタルのようなキラキラした輝きのピアノ伴奏も聴きもの。