長野県北安曇郡松川村のジャズ喫茶「M-gate」は、マスターがお亡くなりになり、閉店しています。しかし、お店の設備やオーディオ装置は、そのままで、月に一度くらい元常連が集まる試聴会が行われています。
平日の開催であることと、コロナ禍のため、僕は2年ぶりに今回参加しました。よい音で音楽が流れてきて、マスターが亡くなる前にマーク・レヴィンソンのアンプを導入したのも効いている感じです。
外観
入口
入口を入ったところ(風除室)に飾ってあるカウント・ベイシーの写真。変わりません。
今回の参加者は10人くらいでした。
スピーカーは、JBL Project EVERST DD66000。パワーアンプはよくわかりません。
プレーヤーは、アコースティック・ソリッド。ドイツ製です。カートリッジは、フェーズメーションです。
マークレヴィンソンのプリアンプ。(以前の写真から流用しました。)
レコード棚。不要な物は処分して、空きがあります。
以下、聴いたレコードです。これはお店のもので、ビリー・テイラー(p)「Impromptu」。次からは、お客様が持参したものです。
エリック・ドルフィー(as, bcl)「Memorial Album」。木管楽器の質感が良く出ている再生ぶりでした。
デイブ・パイク(vib)「Pike's Peak」。
デイブ・マッケナ(p)「Featuring Zoot Sims」。ズート・シムズのテナー・サックスの音色が温かく聞こえました。
クラシックです。ヘンリク・シェリング(vn)が演奏する、バッハ「ヴァイオリン協奏曲」。合奏部分など良かった。
奥様の手作りの珈琲とシフォンケーキ。
シフォンケーキ。以前と変わらぬ美味しさでした。
珈琲。お代わりもいただきました。時間を作って、また参加したい試聴会です。友人と久しぶりにあって、話も弾みました。
(参考)JBL Project EVEREST DD66000についての記載もあります。
主なき後、こうして集まるのも、ジャズ喫茶冥利です。素晴らしい集まりだと思います。
追伸:僕だけかもしれませんがエベレストは凄すぎて落ち着きません。エベレストより我が家のオンボロJBL。フェラーリよりカローラ。美人女優より我が女房(笑)。
長野県のJAZZ喫茶探訪を考えていた
時に、終わっていました。
JAZZ喫茶文化の継承としての1店舗。
残念です。でもこのように試調会が
行われてるなんてすごいことです。
使われてる機材もすぐに用意出来る
ものではないし、聴かれてる音源も
渋いし、ファンの妙味ですね。
お書きいただいたように、この集まりは、あまり無い形態かもしれません。ジャズ喫茶を閉じても、お店そのものや機器類を維持管理していて、とてもありがたいことです。
エベレストもすごいのですが、建物自体がジャズ喫茶専用で建てたものです。マスターは、一緒に仕事をしたことがあり、よく知っている方なのですが、早くに亡くなったのがとても残念です。
大きなスピーカーは、それに相応しい空間がなければ、能力を発揮しないので、僕も小さめのスピーカーを使っています。
コメントありがとうございます。返信が遅くなって、すみませんでした。
M-gateが営業中に寄っていただけば、間違いなく面白かったと思います。建物、オーディオ機器ともに開店に当たって、調達したものです。それだけ力も入っていて、僕らにはオアシスでした。
長野県内のジャズ喫茶は、定年後に始められる方もいて、現在もそこそこ軒数はあります。僕がよく行くのは、松本市の「アンの家」、上田市の「A列車」、飯田市の「パス・モンゴメリー」あたりです。機会があれば、どちらかお出かけください。
返信が遅くなり、すみません。コメントありがとうございます。
リクエストあったらかけますよって言っていただきエリックドルフィーっていったらOUT TO LUNCHをかけてくれたのですが他のお客さんがみんな帰ってしまいw次にお願いしたグラントグリーンノリノリできいてたらマスターと話し込んでしまいアキュのプリの話やらパス選んだはなしやら、懐かしい思い出です。
M-Gateのマスターが亡くなってしまい、お店は休業していますが、お店の機器はそのままです。奥様のご厚意もあって、月に一度は常連が集まり、試聴会として、スピーカーやアンプなど機器を動かしています。
マスターの池原さんは、レコードもかなり収集していましたので、コレクションも充実しています。エリック・ドルフィー、グラント・グリーンと、楽しい一時だったと思います。
マスターとの想い出は、僕もいつまでも忘れられません。想い出も含めたコメントありがとうございます。