安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

クラウディア・トンプソン GOODBYE TO LOVE

2010-07-25 18:19:33 | ヴォーカル(A~D)

猛暑の毎日ですが、今年の梅雨も、局地的な豪雨が目立ちました。近年の気候変動は、地球温暖化が影響しているかもしれません。そこで、僕も、少しは環境のことを考えて、レジ袋をもらわないように、マイ・バッグをなるべく持参して買い物をしています。セブン・イレブンでもらったバッグは、長野県の特産品がデザインされた優れもので、お気にいりです。「Stormy Weather」(荒れ模様)が収録された作品です。

CLAUDIA THOMPSON (クラウディア・トンプソン)
GOODBYE TO LOVE (EDISON 1959年録音)

 Goodbyetolove

「Stormy Weather」は、テッド・コーラー作詞、ハリー・アーレン作曲による1933年に発表された歌です。エセル・ウォーターズ、レナ・ホーンらによって歌われヒットしました。歌詞は、「あなたと別れてから、なぜだか太陽が空になく、荒れ模様で、ずっと雨が降っている」という大意で、失恋状態を表現したものですね。

クラウディア・トンプソンは、経歴が全く分かりません。クラウディアというと映画女優のクラウディア・カルディナーレを思い出しますが、トンプソンも美人だったのでしょうか。伴奏は、バーニー・ケッセル(g)、レッド・ミッチェル(b)、ベニー・カーター(as)など。12曲中、4曲がB・ケッセルのギターだけ、5曲がケッセルとミッチェルの2人だけというシンプルな伴奏です。

トーチ(失恋)ソング集ですが、失恋度が高そうな歌が集められています。スタンダードが多く、「Some of These Days」、「Body and Soul」(身も心も)、「If I Should Lose You」、「Stormy Weather」、「I'm Through With Love」、「The Morning After」、「Goodbye」、「Blue Prelude」、「Gloomy Sunday」(暗い日曜日)など。

クラウディアの低めの落ち着いた声と、B・ケッセルのギター伴奏があわさり、情感が表出された素晴らしい作品。「Some of These Days」、「I'm Through With Love」、「Goodbye」としみじみと歌われ、また、難しい歌の一つとされている「If I Should Lose You」が編曲もよくて聴き惚れました。「Gloomy Sunday」は、有名な歌ですが、メロディ、歌詞ともに暗く虚無的なので、僕はやや苦手です。

【マイ・バッグ】
セブン・イレブンでもらったデザインがよい優れモノ。長野県内限定で、既に配布は終了しているようです。買物の中身は、お酒かおつまみ(笑)、たまにお弁当です。

  Mybagsevenelevun

【ブーベの恋人 サウンドトラック日本盤EP】
 クラウディア・カルディナーレ主演。

   Laragazzadibube



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
azumino さん、こんばんは。 (duke)
2010-07-26 22:18:26
azumino さん、こんばんは。

クラウディア・トンプソンからクラウディア・カルディナーレ、私と同じ発想で嬉しくなりました。(笑)

トンプソンの容姿は知りませんが、おそらく美女でしょう。美女の涙とトーチソングは絵になります。
Edison のパープルゴールド・ラベルは案外高値でした。
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dukeさん コメントありがとうございます。 (azumino)
2010-07-26 23:49:00
dukeさん コメントありがとうございます。

dukeさんと同じ発想だとは、恐縮しています。美女が好きだという一点で多分共通しているのでしょう(笑)。

Edisonは、この1枚だけかもしれません。ケッセルのギター伴奏というだけでほしくなるアルバムです。
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 azumino さんこんにちは. (moto)
2010-07-27 20:04:09
 azumino さんこんにちは.
 まったく知らない人ですが、ジャケット素敵ですね・・・ちょっと、ジャズっぽくはありませんが.
 年代といい、メンバーといい、聴いてみたくなるようなアルバムですね.
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motoさん コメントありがとうございます。 (azumino)
2010-07-27 22:46:19
motoさん コメントありがとうございます。

ジャジーさは薄いですが、こういうものもたまにはよいです。バーニー・ケッセルはジュリー・ロンドンの伴奏もしていますが、それに似た雰囲気です。クラウディアの声も、ハスキー気味ですし。

フレッシュサウンドレーベルから復刻CDが出ていました。探せば見つかるのではないかと思います。
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azuminoさん、毎度です。久々に覗くとこれまた渋い... (67camper)
2010-08-06 08:27:25
azuminoさん、毎度です。久々に覗くとこれまた渋いアルバムが・・・。ケッセル好きには必携の歌伴アルバムですね。ジュリー・ロンドン、アン・リチャーズ盤とともに揃えておきたい一枚ですね。
自分もEdison originalでアップしてましたのでTBさせてくださいね。
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67camperさん コメント、トラックバックありがと... (azumino)
2010-08-06 22:16:35
67camperさん コメント、トラックバックありがとうございます。

バーニー・ケッセルのヴォーカル伴奏は、おっしゃるようによいですね。意外にコードワーク、和音を使っていますね。他にも、ケッセルのギター中心のトリオで伴奏したドロシー・コリンズの「Songs by Dorothy Collins」なんてのもあります。
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azuminoさん、連続コメント失礼します。 (67camper)
2010-08-07 09:14:52
azuminoさん、連続コメント失礼します。
確かにドロシー・コリンズもありますね。以前にアップして忘れていました。記憶力が曖昧になっているもので・・・
http://blog.goo.ne.jp/67camper/e/55ca485579528e625ef128344c3794b8
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67camperさん コメントありがとうございます。 (azumino)
2010-08-07 09:44:52
67camperさん コメントありがとうございます。

ドロシー・コリンズも既にアップされていたのですね。流石です。

ケッセルが参加した伴奏は、ビリー・ホリデイやフォー・フレッシュメンなどのものもありましたが、エルヴィス・プレスリーの録音にもつきあっているので、腕前は超一流なのでしょう。そのケッセルが、よくクラウディア・トンプソンの録音に参加したものだと不思議な気がします。おかげでいい作品になっていますが。
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