宴会後には、なるべく飲食を控えるようにしているのですが、先日の飲会後、友人からの誘いに勝てず長野市新田町(しまんりょ小路)にあるラーメン店「麺屋じゃんご」に入りました。お店の名前は、フランスのギタリスト「ジャンゴ・ラインハルト」に由来していてBGMはジャズでした。じゃんごラーメンを頼みましたが、スープは鶏を炊き出した鶏白湯で、麺は極細で、全体に上品な味わいです。また寄ってみたいお店の一つになりました。帰宅して欧州のギタリストの作品を聴きました。
RENE THOMAS (ルネ・トーマ)
MEETING MISTER THOMAS (Barclay 1963年録音)
ジャンゴ・ラインハルトのベストものは持っていますが、今夜はベルギー出身のギタリストのルネ・トーマのアルバムにしました。トーマはハード・バップ期のヨーロッパのギタリスト中、おそらく最も有名で、一時は渡米してjazzlandにも録音を残しています。なお、僕のものはフレッシュサウンドから出た復刻LPです。
このアルバムでは、トーマのよく歌うプレイが楽しめます。メンバーは、トーマ(g)、ジャク・ぺルツァー(as,fl)、Glbert Rovere(b)、Charles Bellonzi(ds)そして、ルー・ベネット(org)というメンバーで、ぺルツァーの他、ベネットのオルガンの活躍が目立ちます。
曲は、トーマの2曲「Meeting」、「Hannies Dream」、J・マクリーンの「Dr.Jeckyll」、W・モンゴメリー「West Coast Blues」そして歌もののスタンダードといっていい2曲「If You Were The Only Girl in THe World」、「Wonderful, Wonderful」で、結構バラエティに富んだ選曲がされています。
興味は「Dr.Jeckyll」と「West Coast Blues」に集まりますが、前者ではテーマに続く、トーマのプレイが端正かつスピード感溢れるもので聴きもの。「West Coast Blues」でも迫力はいま一つですが、長尺のソロをとっています。「Hannies Dream」は、ちょっと物憂げな曲想のバラードで、ぺルツァーのフルートが美しい。
【麺屋じゃんご看板】
いいジャケットで内容も良さそうですね。
Freshsound盤を見かけたら即購入してみます。
このジャケットは、色合いといいトーマのポーズといい、僕も好きです。フレッシュからの復刻なので多分手に入れやすいと思います。内容もぺルツァーの管も入って放っておくにはもったいない気がします。
ベルギーは、トーマやpelzer、Bobby Jasparとなかなかいいプレイヤーがモダンジャズ期に出ていますね。仰るようにJacques Pelzerの録音は少ないですね。一つだけだと思われるリーダー作は、僕は残念ながら未聴です。