6月25日に群響上田公演があるのですが、それに関連して、5月22日に群響メンバーによる室内楽演奏会(金管五重奏団)が開かれたので聴いてきました。
(出 演)
群響・群馬ブラスクインテット
1993年、群馬交響楽団金管奏者5名により結成。数多くの公演やリサイタルに出演し好評を博しているそうです。メンバーは、次のとおり。
トランペット:太田 恭史 (群響首席、元フィンランド放送交響楽団副首席)
トランペット:ガルシア安藤真美子 (東京佼成ウインドオーケストラ、洗足学園大非常勤講師)
ホルン:竹村 淳司 (群響首席、元韓国・テグ響首席、元愛知県立芸大准教授)
トロンボーン:棚田 和彦 (群響首席、武蔵野市民交響楽団指揮者)
テューバ:松下 裕幸 (群響首席)
(曲 目)
デュカス / 「ラ・ペリ」のファンファーレ
マウラー / 3つの小品
ドビュッシー / 亜麻色の髪の乙女
エヴァルド / 金管五重奏曲 第1番より 第3楽章
ジョップリン / ジ・エンターティナー
成田為三 / 浜辺の歌
岡村陽 編 / メドレー群馬
バーンスタイン / ウエストサイドストーリーより「I Feel pretty」、「Maria」、「Tonight」
タケカワユキヒデ:銀河鉄道999 (アンコール曲)
(感 想)
金管五重奏団の演奏を聴いたのは、初めてです。解説も入る約75分のミニコンサートでしたが、楽器の構造やオーケストラでの役割などもお話があって、ためにもなる演奏会でした。弦に例えると、ヴァイオリン役がトランペット、ヴィオラ役がホルン、チェロ役がトロンボーン、コントラバス役がテューバだと説明がありました。
演奏の中では、ヴィクトル・エヴァルド作「金管五重奏曲第1番第3楽章)」が、金管五重奏の編成を生かした響きが聴こえてきて、印象的でした。テューバが、ジャズのベースのような動きをするバーンスタインの「ウエストサイドストーリー」からの3曲も面白かった。
金管楽器の音は目立つだけに、演奏会ではかなり緊張を強いられるというお話もあり、オン、オフの切り替えを、趣味などでやっている様子もうかがえ、親近感ももてました。本番のオーケストラ公演が楽しみです。
始まる前のステージ。トランペットの楽器紹介では、コルネットなども見せてくれました。
6月25日に行われる演奏会のパンフレット。
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