先週の土、日は、長野市のエムウェーブで開催されたスピードスケート全日本距離別選手権の運営ボランティアとしてお手伝いをしました。休憩時間に観戦ができましたが、トップクラスの選手達は、早くて、コーナーワークも綺麗です。フィギャアには遠く及びませんが、人気選手がでると観客席が湧き、応援も賑やかです。男子では、長島圭一郎、加藤条治、女子では小平奈緒、高木美帆選手などはその中でもひときわ歓声があがっていたようです。行き帰りの車中では、軽快なギター作品をかけました。
JIM HALL (ジム・ホール)
IT'S NICE TO BE WITH YOU (MPS 1969年録音)
今シーズンは、上記大会の他に、年が明けて行われる全国中学、高校スケート大会に参加する予定です。お手伝いの内容は駐車場の誘導や会場の案内などで、たいしたことをするわけではありませんが、結構好きでたまにやっています。既に長野オリンピックからは12年経ちましたが、長野で引き続きいろいろな大会が開催されるのは嬉しいことです。
ジム・ホールですが、ジャズを聴き始めたころ、アート・ファーマーやビル・エバンスとの共演作を聴いたところ、なんか難しいことをやっているとか、角の取れた丸い音色は、もう少しブルージーさがほしいなどと、世評どおりの素晴らしいギタリストだとは、思いませんでした。しかし、この作品、ことにトリオでやった演奏はそういうイメージを一発でくつがえすものでした。
12年ぶりとなるリーダー作は、ジム・ホール(g)、ジミー・ウーディー(b)、ダニエル・ユメール(ds)というトリオでの録音。「Up, Up And Away」(ビートでジャンプ)、「My Funny Valentine」、「It's Nice to Be With You」、「Body and Soul」(身も心も)に、ジム・ホール作が「Young One , For Debra」、「Blue Joe」、「Romaine」という全8曲。フィフスディメンションのヒット曲「Up, Up And Away」のジャズ化は、ソニー・クリス(as)もやってますね。
この3人によるギター・トリオは、羽毛が空中を舞うような軽いスイング感を醸し出しています。「Up, Up And Away」は、イントロに続くメロディの出だしのギター音がかっこよく、バックのブラシとのコンビネーションも絶妙。続く「My Funny Valentine」は、早めのテンポでやってくれているのが嬉しい。その他の曲も繊細な音色とコードワークでプレイしています。多重録音もしており、人工的なものは本来好みではありませんが、本作ではあまり気になりません。
【競技会の模様】
男子500メートルのスタート
小平奈緒選手の応援幕
女子1500メートル表彰式、優勝は石野枝里子(日本電産サンキョー)
競技終了後のエムウェーブ内