コーヒー豆の販売店「豆の木」(長野市)に寄ったところ、「クリスマスブレンド」という商品を販売していて、クリスマスが近いのだと気づかされました。その「クリスマスブレンド」を買ってきて飲んでいますが、ケーキとあいそうなので、イブにはケーキを買うことにします。既に子供も社会人で、プレゼントを贈ることもなくなってしまい、昨年はケーキも買いそびれ、クリスマスとは縁がなくなってしまい、ちょっと寂しい気がします。アルトサックス2本入りの賑やかそうな作品です。
CHARLIE MARIANO (チャーリー・マリアーノ)
BEAUTIES OF 1918 (WORLD PACIFIC 1957年録音)
タイトルは1918年の美人というところでしょうか。曲目は禁酒法が施行されていた当時のものを集め、コンセプト・アルバムともいえます。チャーリー・マリアーノとジェリー・ドジオンの2人のアルト・サックス奏者の共演ですが、知名度が低いジェリー・ドジオンは、サドメル楽団やベイシー楽団にも在籍した、堅実なプレイをするミュージシャンです。
当時の水着の写真が使われているジャケットも有名ですが、今から見るとおよそ水着らしくないですが、当時としては最新のファッションだったのでしょう。メンバーは、チャーリー・マリアーノ(as,recorder)、ジェリー・ドジオン(as,fl)、ジミー・ロウルズ(p)、ヴィクター・フェルドマン(vib)、モンティ・バドウィック(b)、シェリー・マン(ds)で、明るいサウンドが聞こえてきそうです。
曲目は古いものを集めています。「After You've Gone」(君去りし後)、「When Johnny Come Marching Home」(ジョニーが凱旋する時)、「Deep River」、「Till We Meet Again」、「K-K-K-Katy」、「Till The Coulds Roll By」、「Over There」、「Ja Da」、「Hello Central, Give Me No Man's Land」の9曲。僕にとってなじみのあるものと、そうでないものが極端に分かれました。
二人のアルト奏者の演奏順は、ライナーに記載がありますが、マリアーノの方がよりスリルが感じられます。早いテンポの「After You've Gone」は、それぞれのソロのスタートで伴奏をやめるなど、よくある手ですが、かっこよい。「Till We Meet Again」は、ドジオンが力強く旋律を吹き、フェルドマンのヴァイブ・ソロ、間奏、マリアーノのソロと続き躍動感がありますが、ベースだけで終わるという面白い編曲。全体にシェリー・マン(ds)を中心としたリズム隊が明快なリズムを奏でています。
【まめの木 クリスマスブレンド】
珈琲豆販売店「まめの木」の豆や挽いてもらった粉をいれる包装紙です。
所在地:長野市栗田190-3 電話:026-228-4535