家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

妻の誕生日

2013-01-22 08:00:04 | Weblog
妻の誕生日が来た。

誕生日のプレゼントは何も無い。

そのかわり私の車関係の知り合いであるベルナール氏の作ったケーキが食べたいということだった。

「それじゃぁ誕生日に買いに行こう」と口では言って置いた。

実際には彼の店アボンドンスに行き誕生日祝いのケーキを頼んでおいた。

事態は誕生日の前日に突然起こった。

妻の教え子が誕生祝として一緒に飲みながらランチしたいと言ってきたのだ。

もちろんOKした。

私もランチ時間に間に合えばよいから「11時受け取りならギリギリOKだな」と感じていた。

ところが何も知らない妻が「ケーキは別の日でよいから」と言い出した。

ここで本当のことを伝えなくてはならない場面となり。

「実はね・・・・・・」と残念な白状をせざるを得なくなった。

「ああ。そうだったの」と気分は害さなかったがサプライズは飛んでしまった。

当日ランチを誘ってくれた彼女と会い「笑い話の苦情があります」と言って話した。

乾杯の後の話としては、おおいに受けた。

ついでに彼女にもアボンドンスのケーキを渡した。

フランス人のベルナール氏の店に行き

「フランス人の店に来て、こういうことを言うのもなんなんですが・・・。和柄で作れますか?」と聞いた。

じゃぁ他の店に行けよという話だよなぁと思いつつ。

対応してくれた店の女性は「できません」と答えた。

「あのう。誕生日祝いなんですが気の利いた言葉はありますか?」と聞いた。

「皆さん普通に誕生日おめでとうです」と答えた。

「フランス語で書くことは出来ますが」と付け加えてくれたので

「それでは、それでお願いします」と言って代金を支払ってきた。

現物を見る。

読めもしない字で Bon Anniversaire"TOMOKO"と書かれていた。

読めないことはカッコよいことではなく、その分かりやすい日本語で多くの感謝の言葉を用意する必要があった。