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Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

貴族政

2008年11月30日 09時31分16秒 | Weblog
首相、何もしない人の分なぜ払う 医療費で発言
 政治の世襲化は、要するに、古代ギリシャの貴族政の再現に近い。
 単純なことだが、貴族は現体制に満足しており、現状を変革しようという意志は持っていない。したがって、貴族政は必然的に政治的停滞をもたらすこととなる。
 安倍さん、福田さんもそうだが、麻生さんは本当のところ、日本のどこが問題で、これを具体的にどのように変えるかという点について、ほとんど考えを持っていないのではないかと思う。このことは、定額給付金をめぐるドタバタをみれば瞭然である。
 生物は、適度なストレスがあって初めて十全に生命力を発揮する。恵まれた境遇の中で、何でもやってくれる親切な周囲の人間に囲まれていれば、本来、生物が持っているはずの、地に這ってでも「生きよう」という強烈な欲求は失われる。その結果、もっとハングリーな個体・種に生存圏を奪われてしまう。
 日本も、そろそろ貴族政を改めるべき時期に来ている。
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カントリー・リスク

2008年11月29日 08時24分17秒 | Weblog
バンコク空港閉鎖 タイ観光大打撃 政情不安 金融危機 相次ぐキャンセル
 25日のデモの件は、プーケットに向かう機内で、新聞を読んでいる時に知った。だから、帰りの便が欠航となる可能性もあると考え、バーディーは気をもんでいたのである。
 その昔、バンコク・ドンムアン空港といえば、シンガポール空港と並ぶアジアのハブ空港だった。また、タイは仏教国ということもあって、比較的治安がよいのも取り柄であった。フィリピンなどとは比べものにならない。
 だが、今回の件で、「タイは危ない国」というイメージが定着するのは必至である。ただ、バーディーとしては、これで航空券が予約しやすくなると、内心ではほくそえんでもいるのだが・・・。
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学者

2008年11月28日 08時28分57秒 | Weblog
学者のやることといったら・・・
(黒猫さんのブログ)
 最近の法制委員会では、民法改正絡みで、学者の書いた論稿を読むことが比較的多くなってきたのですが、黒猫に限らず、学者の書いたものは「何を言いたいのか分からない」という人が多いです。黒猫はそれでも何とかして意味を読み取ろうとしているのですが、これには結構なテクニックが必要です。

 おっしゃるとおり。宮沢俊義のような例外もあるが、法学者の書く文章は難解なことが多い。佐藤幸治先生の「憲法」をすらすらと読める日本人がどれだけいるだろうか?
 さて、こういう法学者が弁護士になろうものなら、大変である。業務停止の懲戒処分を受けて昨年亡くなった方のように、訴訟過誤をやらかす。あるいは、国選弁護で被告人とコミュニケーションがとれない、などなど。
 弁護士の仕事が結構泥臭いものだということを、知っておく必要があると思う。
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島で読む本

2008年11月27日 08時42分03秒 | Weblog
 はるばるやってきた南の島だが、あいにく天気は悪いし海の水は冷たい。・・・こんなときはペーパー・バックでも読んで時間をつぶす(ふだんならとてもできないことだが・・・)のが一番である。
 てなわけで、レイモンド・チャンドラーのThe Long Goodbye のページをめくる。冒頭が絶妙だし、ストーリー展開も読者を誘い込むよう設計されており、まったく退屈しない。 原書を読む際、全く退屈しないことなどまずありえないのだが(例えば「白鯨」)、これは違う。
 日本語訳の評判があまりよろしくないようだが、この本は原書で読むべき。
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二匹目のドジョウ

2008年11月26日 19時41分32秒 | Weblog
 連休を利用して、2回目のシミラン・ツアーに行った(1回目はこのブログを始めてすぐの約2年半前)。旅行会社は1回目と同じジャック・シミラン。宿泊したのは約2年半前とは違い、王族の宿泊施設があり、タイ海軍が常駐するシミランNo.4であった。
 またもや楽園気分を味わおうと思ったのが甘かった。雨季が明け船が解禁となって2週間足らずのアンダマン海はモンスーンの名残りか、海は荒れ、天気ももちろん悪い。太陽を求めて南国にやってきたのに、お日様を拝めたのは4日間でほんの1時間くらいであった。
 おまけに、プーケットでは、最終日にスコールに見舞われた。
 ・・・とさんざんであったが、22;35分バンコク発の便を予約していたのがラッキーだった。というのも、これより遅い便は、例のデモの影響で欠航となったからである。
 ともあれ、結論:「旅に二匹目のドジョウなし」
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赤字

2008年11月21日 10時04分42秒 | Weblog
 国選弁護の報酬をアップする案を民主党が主張しているが、刑事弁護以外にも採算の良くない、あるいは赤字が必至の仕事は結構ある。たとえば、労働事件。
 労働事件(訴訟)が労働者側に経済的な負担を強いるものであり、また、労働者側弁護士にとっても収益を生まないことは、この業界のいわば常識であった。そこで、より簡易・迅速な解決を可能とする制度として、労働審判が導入された。
 だが、労働審判が必ずしも楽で儲かるものでないことも確かである。労働審判の手続は調停とよく似ており、1回の期日が半日仕事になるケースが多い。バーディーも、あやうく昼飯を食い損ねるところだった経験が2回ほどある。しかも、訴額は100~200万円程度の事件が多いようであり、成功報酬を1割とすると、10~20万円といったところである。
 それだけでなく、労働審判は、審判が成立しても、一方当事者がこれに異議を申し立てると、自動的に訴訟に移行する。そうすると、書面・証拠の提出は一からやり直しである。
 だが、サラリーマン出身の弁護士としては、労働事件には強いこだわりがあり、不採算だからといってやめるつもりは全くない。
 
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民事と刑事

2008年11月20日 08時47分18秒 | Weblog
 昨日、早速「週刊文春」を買って例の記事を読んでみた。事件当時早稲田ローの非常勤講師だった長沼先生は、バレンタインチョコをくれた女子学生を飲みに誘い、その後ラブホテルに連れ込んだ。ところが、長沼氏が一緒に風呂に入ろうと思って湯を出しに行った隙に、彼女は部屋から抜け出した・・・。
 以上の事実についてはほぼ争いがない。女性は長沼氏を強姦未遂で告訴し、告訴状は受理されたものの、長沼氏は「嫌疑不十分」で不起訴となった。納得のいかない女性は、今度は民事で長沼氏を訴えるという。
 「嫌疑不十分」にもいろいろなケースがあるとは思うが、いわゆる「灰色」というイメージがある。長沼氏が事件の後、「これから一生お詫びの心を持ち続けてまいる所存でおります」という文言を含む謝罪の手紙を送っていることからしても、やはり「灰色」という感は払拭できない。
 それにしても、生徒と一緒にラブホテルに入ること自体、妻帯者である彼にとっては「不貞行為」に該当し、離婚原因になりうることは民事の常識だが、その点は刑事の専門家である彼は気にならなかったのだろうか。
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あの人が?

2008年11月19日 08時23分53秒 | Weblog
上智大法科大学院長司法試験考査委員に押し倒されて……
 法律の中でも刑事系の先生には厳格な方が多いと思うが、よりによってこんな事件になるとは。
 講義や論文の真剣さと、こうした行いとのギャップが信じられないと感じるのは、バーディーだけではなかろう。
 とりあえず、買って読むとするか。
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期待を裏切られる

2008年11月18日 08時13分27秒 | Weblog
 迷走を続ける定額給付金制度。そろそろ白紙撤回すればいいのにとも思うが、そうはいかない。というのも、一旦もらえることになった1万円が手に入らないと分かると、期待を裏切られた国民は、政府に対し怒りの矛先を向けるからである。期待を裏切られることの心理的影響は甚大である。
 近頃話題の「内定取消」にしても、精神的ショックは想像に余りある。給付金の財源をこうした若者に振り向けることはできないだろうか。
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内定取消し

2008年11月17日 08時03分17秒 | Weblog
就職戦線、異状あり 景気後退で採用抑制
 だが、早めに内定を取消してくれる方が実はありがたいのかもしれない。
 というのも、バーディーの先輩などは、倒産寸前でありがら強気の採用を行っていた旧日本長期信用銀行に採用され、その後倒産の憂き目に遭ってしまったからである。こうなると、転職は容易ではない。
 バーディーがかつていた会社にも、長銀から数十名、山一から数名の転職者がいたが、業務や企業文化になじめず再転職する人が大部分だった。
 
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