Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

イチローの休暇

2006年12月31日 09時12分10秒 | Weblog
 法曹を目指す者には休暇という概念がない。だが、法曹に限らず、何を目指すにも、日々精進あるのみである。
 例えば、イチローは、年に360日、練習を行う。要するに、休暇は5日間だけである。それが一流の証なのである。
 サラリーマン経験のある人ならお分かりかと思うが、一般のウィークデーに2日も休みを取れば、仕事にならないといってよい。周囲の目も厳しい。よって、他人、特に顧客が休むときを狙って休むことになる。
 盆・正月の休暇は、国民が一斉に休むようにして、効率的に休暇をとらせる制度なのである。一部の、超一流の人たちを除いて。
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供給過剰

2006年12月30日 21時44分33秒 | Weblog
 我妻先生が生涯をささげた「資本主義と私法」のうち、資本主義の未来については、さしあたり、中国経済の近い将来が気になるところ。
 これについては、北京オリンピック後の景気後退は不可避と見ているが、既に始まっているのが、WTO加盟後の農作物の供給過剰である。中国の農村部の余剰労働力は、1億5千ないし2億といわれる。歴史の必然で、余剰労働力は、今度は工業・サービス業労働力となるはずである。実際、農民は離村し、都市部に向かっている。
 だが、問題は、多くの製商品が、既に供給過剰に陥っていることである。バーディーは、最近、中国での若者の就職難のニュースが報じられていることに相当注目している。
 世界恐慌の原因も、要するに、世界的な供給過剰にあった。さて、どうなることやら。
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適職探しは難しい

2006年12月30日 18時38分57秒 | Weblog
内閣府の「国民生活白書」(平静18年版)
適職探しに成功する人はそれほど増えていない
 
 新卒時の不景気から、「不本意就職」を余儀なくされた94年以降の世代は、「適職」を求めて転職を繰り返すが、それでも成功する人は少ない。適職探しを断念する人もいる。
 サルトルは、アメリカ資本主義を指して、
「ここには生活はない。宿命があるだけだ。」
と述べたが、日本でも、新卒時の景気の良し悪しは、一生ついてまわるようである。
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我妻先生の遺作

2006年12月29日 23時49分21秒 | Weblog
 我妻先生の「民法講義」(岩波書店)の不法行為以下が存在しないのは、誰もが知るように、先生が完成を待たずして亡くなられたからである。だが、「債権各論」がどうして4冊に分かれているかは、「債権各論」(上)の序文を読まなければ分からない。

「然し、雑務から開放され、30年前の留学時代を想い浮べながら、書店の棚に並んでいるこれらのもの(ヨーロッパ各国の法学文献)を見る感激は、ひとしお深いものだった。・・・そこで、この夏、軽井沢で、債権各論の稿を起こした。・・・しかも、九月に東京に帰ってからは、稿を続ける余裕は殆どない。とりあえず、契約総論だけを出版することにした。それが、この本である。」

 雑務の合間を縫って、迫り来る死の予感に急かされるかのように、先生はまとまった時間の殆どを、「遺作」を書くために割いていたのであろう。
 「民法講義」は、先生の没後も長く読まれている。それは、「資本主義と私法」の将来を見透かした、しかも、魂のこもった著作だからであろう。 
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痔とパン食

2006年12月29日 14時25分45秒 | Weblog
 尾篭な話だが、バーディーは年に1~2回くらい、切れ痔を発症する。原因は、食生活に起因して便が硬くなるためである(と考えている)。ちなみに、1回だけいぼ時を発症したこともある。
 友人に聞くと、やはり食生活が乱れると痔を発症し易いとのことであるが、個人的には、パン食と痔とは相関関係があるとみている。
 というのも、過去を振り返ってみると、痔を発症したときというのは、ご飯よりもパンを食べていたことが多いからである。特に、アメリカに留学していたときは、必然的にパンと肉主体の食生活となってしまったが、この際に生まれて初めていぼ時を発症したからである。
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幹部自衛官の北朝鮮無断渡航

2006年12月28日 23時15分00秒 | Weblog
幹部自衛官が北朝鮮無断渡航=97年減給処分、情報漏えいなし-海自
 海上自衛隊岩国基地(山口県岩国市)に所属していた自衛官(42)が1996年12月から97年1月にかけて、北朝鮮に無断渡航し、減給処分を受けていたことが28日、分かった。防衛庁海上幕僚監部は「情報漏えいはなく、部内規定に基づき既に適切に処分した」としている。防衛庁によると、この自衛官は岩国基地の救難飛行艇のパイロットだった96年12月30日から97年1月4日までの間、無許可で北朝鮮に渡航していた。関係者によると、宗教上の理由で、宗教団体のツアーに1人で参加して渡航したという。内部告発で無断渡航が発覚し、同年1月31日に減給2カ月の処分を受けた。無断渡航当時は1等海尉で、その後3等海佐に昇任している。同庁によると、現在は地上任務に携わっているという。

 自衛隊の情報管理と事後処分の甘さは、かのコズロフ事件以来有名らしい。今回も何と10年前の出来事が今頃表面化したものであった。情報の出方がやや不自然な気もする。
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3つの過剰は克服されたか?

2006年12月27日 23時35分26秒 | Weblog
 現下の好景気?は、いわゆる「3つ(設備・雇用・債務)の過剰」の克服の末にやってきたという説があるが、本当だろうか。
 まず、債務の過剰については、大企業を中心に(皮肉にも)中小企業を念頭においていたはずの民事再生手続の適用や、さらに大胆な債権放棄などによって克服されたように思える。
 それでは、設備・雇用の過剰についてはどうか?
 バーディーは、金融業務から数年間遠ざかっているので、ちと分からないが、まず、設備については依然として過剰感があるのではないかと思われる。他方、雇用については、労働分配率の低下(正社員比率の低下等)によってこれまた皮肉にも克服されたかのようである。
 だが、直感的には、「銀行⇒ゼネコン」との間で、過剰融資・無駄な設備投資等といった悪循環が一巡して、ようやく小康状態にたどり着いただけなのかもしれない。気のせいならばよいのだが。
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政治的・宗教的中立性

2006年12月27日 08時02分32秒 | Weblog
 たまたま、弁護士会のHPを見ていたら、ある事務所のキャッチフレーズらしきものに若干驚いた。

「政治的、宗教的な傾向はなく、ごく普通の依頼者に身近な法律事務所を目指しております。」

 ・・・確かに、丸山真男氏も指摘するとおり、常住坐臥「政治」ばかりの生活は、人間の本質に反するのである。
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弁護士が選ぶ弁護士ランキング

2006年12月27日 07時34分03秒 | Weblog
某弁護士のブログより(ボツネタ経由の記事):
「弁護士が選ぶ」という看板には偽りがある
 調査の対象は「大手法律事務所(外資系法律事務所を含む)のパートナーを中心とする弁護士」497人(内、有効回答数197。調査方法は、「昨年実施した同アンケート調査の得票上位者などを参考にし、133人の候補者リストを作成」し(ただし、リスト掲載者以外への投票も有効)、3名まであげてもらうという方法を採用したとのことです。「弁護士からの回答では、3人とも同一事務所から選出することは避けてもらった」とのことですので、2人までは回答者の所属する事務所の弁護士に投票することは許されているようです。この方式だと、上位9位の中にランクインしているのが全て4大事務所所属の弁護士という結果はやる前から見当が付きそうな結果です。調査の対象は「大手法律事務所(外資系法律事務所を含む)のパートナーを中心とする弁護士」497人(内、有効回答数197。調査方法は、「昨年実施した同アンケート調査の得票上位者などを参考にし、133人の候補者リストを作成」し(ただし、リスト掲載者以外への投票も有効)、3名まであげてもらうという方法を採用したとのことです。「弁護士からの回答では、3人とも同一事務所から選出することは避けてもらった」とのことですので、2人までは回答者の所属する事務所の弁護士に投票することは許されているようです。この方式だと、上位9位の中にランクインしているのが全て4大事務所所属の弁護士という結果はやる前から見当が付きそうな結果です。
 なんだ、一種の出来レースじゃん!


 さて、バーディーが関心を抱いたのは、弁護士内部でも、大手渉外弁護士とその他の弁護士との間の亀裂が大きくなっているということである。上の弁護士も、要するに、「4大事務所以外の弁護士は弁護士にあらず」という態度に怒っているのであろう。
 

 
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フロンティア・スピリッツ

2006年12月26日 22時26分45秒 | Weblog
 唐突だが、最近、自営業者の苦悩がよく分かるような気がする。
 先月来、理不尽な立ち退きを要求されて憤慨している床屋さんの相談に乗っているのだが、話を聞くに、本当に自営業は大変である。そんなことは中小企業に融資していたサラリーマン時代から分かっていたはずなのだが。
 さて、日本のどこかの過疎地域で働く将来の自分の姿を思い浮かべていると、かつて鹿児島の岬の果てやアリゾナの砂漠のど真ん中で味わった、なんともいえない絶望感めいたものがこみ上げてきた。
 ・・・西部開拓時代のアメリカ人の中には、カリフォルニアにたどり着く一歩手前、ネヴァダの大砂漠で力尽きて倒れた者も少なくないらしい。ネヴァダと言えばラス・ヴェガス。いまや大都会となってしまったが、その背後には多くの開拓者の血と汗があるのである。
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