クールジャパンとドロンジョ

　「新潮45」１２月号の「ソフトパワー大国日本の嘘」には考えさせられた。海外における日本アニメの需要は衰退傾向にあるうえ、国内のアニメ制作者は低賃金にあえいでいる）（下請けは月収５ケタ）状況だという。筆者のタツノコプロ前社長の成嶋氏は、「こんなアニメ界などつぶれてしまえ」と極論する。
　笑ってしまうのは、日本アニメに対する海外での反応のところで、「ヤッターマン」で女性の露出を強調する点が批判の対象になったというくだり。ドロンジョのキャラはアメリカでは子供向けでないとみなされるようである。
　それにしても、アニメを材料に予算をぶんどろうとする官僚の愚かしさにはあきれるばかり。「面白ければそれでいい」という原点に立ち返るべきだ。
　
　

国賠？

村木氏が国賠提訴　「文書偽造で不当逮捕」
　前田検事と国井健二も被告になっているけど、国家賠償法では、公務員個人は責任を負わないというのが判例ではなかったっけ？
　だとすると、ちょっとした威嚇効果を狙っているのかな。

自己嫌悪

全面禁煙アパート人気　小山
　バーディーは25歳のころ禁煙し、最近では仕事以外で喫煙者と酒を飲むことはない。気分が悪くなるからだが、身体的な気分の悪さだけではない。
　その理由は、かつて自分も喫煙者であったことから、喫煙者を見るだけで一種の自己嫌悪に駆られるからではないかという気がしている。昔の自分を見るようで嫌なのだ。

タイミング

警視庁公安部長を更迭へ、テロ捜査資料流出
　このタイミングというのが重要かもしれない。というのは、検事総長の引責辞任となぜか一致しているからだ。
　こんなところまで横並び主義というのも、何だかなあ、という気がする。

干す人たち

課題は決裁官の育成
　検事任官者に占める女性の割合が増加しているのは周知のとおり。だが、歓迎してばかりもいられない。
　ある先輩弁護士いわく、「女の検事は内部で干されているのではないか」というのだ。公判部に女性がひしめく中で、調べ（捜査）には回されないということらしい。
　まあ、世間向きには、法廷で頑張っている方が目立つけどね。

経営者のリスク

　バブルが崩壊したころ、経営難に苦しむ経営者が自殺する事件が多発した。数人の社長が集まって保険金目的で心中した事件が記憶に強く残っている。
　今や企業・経営者の自己破産・再生は日常茶飯事であり、手続きもかなり迅速になった。破産の場合、会社の債務の連帯保証人となっていれば、多くのケースで社長個人も破産という流れになるのだが、資産がなければ特に悩ましい問題は生じない。だから、会社経営者としては、不動産や車両等のめぼしい資産をすべて家族名義にするなどしておけば、ある意味では破産の準備が整っているということになる。
　問題は、その後の生活をどうやっていくかだが、これも、例えば息子に別会社を経営させて、その収益で養ってもらうという手段などが考えられる。やっぱり企業は「イエ」なのだ。

病む組織

検察の岐路：私はこう見る　元ライブドア社長・堀江貴文
　数値目標が独り歩きしている組織は、間違いなく病んでいる。年末・年度末になると一斉に点数稼ぎのための交通違反検挙活動を行う警察はその典型例だが、特捜もそうである。
　それに、堀江社長が指摘する通り、「特捜なんかいらない、というプレッシャー」におびえていると、事件を「作り出す」ようになるのだろう。存在理由が問われている組織だと、やはり「病む」傾向にあるようだ。

名誉毀損？

大桃美代子ショック　「元夫と麻木久仁子さんが不倫」ツイッターで暴露
　これって、訴えられないのかな？
　それにしても、よほど悔しかったんだろう。

冷え対策

　「冷えは万病のもと」であるが、冷え対策が必要な季節である。
　就寝時のシャツとして、バーディーはミズノのブレスサーモ（ウール）を愛用している。少々高い（５０００円超）だが、抜群にあったかい。グンゼのホットマジックもなかなかいい。
　

浪人さん

会計士“浪人”急増　不況に加え需給合致せず
　需給バランスを考えない点では法曹の世界と似ているが、会計士の場合、一定の実務経験を積まないと最終試験を受験できないそうで、もっと深刻かもしれない。
　そういえば、めぞん一刻の主人公：五大は「浪人さん」と呼ばれていたが、８０年代はまだ明るい「浪人」が存在していた。今の時代、浪人は深刻なだけだ。