Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

報復

2009年07月30日 08時02分45秒 | Weblog
 修習時代に聞いたエピソード。
 ある支部の離婚事件で、裁判官が慰謝料100万円を提示したところ、被告(払う側)は「それだと5年分割でしか払えない」と言って和解案を蹴った。すると、怒った裁判官は、判決では慰謝料を150万円に増額して認容し、あわてた被告は150万円を即金で支払った・・・。
 和解案に応じないと、上の例(ただ、「5年分割で」というのは理不尽な姿勢である。)のように、報復を受けかねないのである。ここんとこを依頼者によく説明すべきだ。
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不完全情報

2009年07月29日 07時58分06秒 | Weblog
弁護士就職難 京都も深刻 「いちげんさん」に慎重
 修習生の就職は年々厳しくなっている。既に飽和している上に合格者が増え続けているし、応募する側=修習生に必要な情報がいきわたっていないことも原因である。
 例えば、記事の京都弁護士会のように、公募をしないところでは、いったいどの事務所が何人採用予定であるかが全く分からない。そこで、修習生としては、何とか情報を入手して、少しでも脈のありそうな事務所を1件ずつ訪問するしかないことになる。
 だが、そんなことをしているうちに「時間切れ」になるおそれもあるのだ。
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先が見える

2009年07月28日 07時56分43秒 | Weblog
上半期の自殺者1万7076人 史上最悪ペース 警察庁まとめ
 自殺の原因は通常「病気」がトップに来る。つまり、不況は最大の原因ではない。ただ、自殺の増減に与える影響がもっとも大きいのが「不況」(経済的要因)ということだ。
 よく「先が見えない不況」等と言うが、現在の日本の場合、先は見えている。つまり、少なくとも経済に限って言えば、不況から脱してもかつてのような繁栄がありえないことは目に見えている。そういう意味では、「先が見える」ことも自殺増加の一因になっていそうである。
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少数精鋭

2009年07月27日 07時58分51秒 | Weblog
法科大学院 少数精鋭で質の高い教育を
 「質の高い志願者」を集めるために定員を削減するという発想はおかしい。その前に教育方法を変える必要があるだろう
 もともと教員の職を確保するために導入した制度であるため、「教員の少数精鋭化」という話はなぜか出てこない。せめて「法曹実務家教員資格認定試験」でも行って、「質の高い」教員を確保したらどうだろう。
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封印

2009年07月26日 08時45分39秒 | Weblog
 10年前の夏、大阪に住んでいた頃、特急「サンダーバード」に乗って黒部渓谷に行ったことがある。人間におもねることのない自然美に圧倒されただけではなく、こんなところに巨大なダムを建設した人間の力にも敬服したものだ。
 その際、確かどこかのトンネルの中だったと思うが、三船敏郎と石原裕次郎が出演した映画「黒部の太陽」がパネルで紹介されていた。ところが、ご存知のように、この映画は「封印」されている。
 版権を持っているのは石原プロだが、裕次郎氏が「こういった作品は映画館の大迫力の画面・音声で見て欲しい」と述べたため、何度もビデオ化の打診はあったらしいがなされず、現在もDVD化されていない。のみならず、「大スクリーン」での放映も殆どなされていない。
 「封印」の理由はほかにもいろいろ指摘されている。例えば複雑な権利関係のため、有料で放映すると必ずもめるから、などなど。だが、真の理由は以外に単純なところにあるのではないか。つまり、「自分が出演した生涯最高の映画を、自分のものにすること」。
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本のエキス

2009年07月25日 11時35分32秒 | Weblog
 職業柄、法律を一般向けに解説した薄い本を買い込んで電車の中で読んでいるのだが、チェックする場所は一般の人とは違っている。
 例えば、労働契約の実務 日経文庫は、その名のとおり、労働契約実務の概説書であるところ、殆どの箇所はバーディーが知っていることの説明である。そして、メフィストフェレスも言うとおり、「知っていることは役に立たない」。
 では、どういうところが役に立つかというと、p94の、
下級審判例の整理解雇事案の企業側の勝率は、おおむね30%以下のようです。しかも勝訴している事案を見ると、小規模企業が多いようです
などというところ。こうした情報は収集するのが結構大変で、しかも、顧客への説明に大変役立つものである。
 この箇所だけでも1000円分の価値があった。
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コンビニ渋滞

2009年07月24日 08時07分09秒 | Weblog
約半数の人がタバコはコンビニで…… - タスポ導入で自販機での購入が激減
 タスポ導入で困るのは、コンビニでの渋滞である。タバコを買う客は、なぜか客の多い時間帯に出没し、列の渋滞を助長する。タバコを買わない客にとってはいい迷惑かもしれない。
 それにしても、タスポにはおそらく利権が絡んでいるのだろうから、あてにしていた利益にありつけなかった団体は今頃どう思っているのやら・・・。
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1年半

2009年07月23日 08時16分42秒 | Weblog
 奇跡でも起きない限り民主党政権の実現が確実視されているが、自民党は野党に転落してからもしぶとかった。「しぶとかった」と過去形にしたのは、今はそのようなたくましさが見えないからである。
 与党に復帰するためには、宿敵社会党の党首を首相に推挙し、「悪魔」と読んだ小沢氏とも連立を組んだ。だが、今回はどうか?
 ところで、過去の「非自民政権」が2回予算を組んでいれば、自民党は崩壊していたと指摘されている。今回のタイミングでは、民主党政権が誕生したとして、1年半持てば、2回予算を編成できることになる。「1年半」が目安となるのだ。
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一致団結

2009年07月22日 08時12分38秒 | Weblog
 昨日開催された自民党の懇談会は、出来レースの株主総会を見るようで奇妙だった。統一地方選の敗因を総括するはずが、いつの間にか衆院選に向けた「結団式」になっている。
 もともとばらばらな派閥と個人の寄せ集めであり、「自分党」と呼ばれていた党である。政権与党であればこそ一致団結できたのであり、野党に転落すれば、分裂は必至ではないか。
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受験生活

2009年07月21日 08時03分58秒 | Weblog
終わっちゃった
 3連休は旧司法試験の論文試験があった。この季節になると、体が受験時代のことを覚えているらしく、えもいわれぬ緊張感に包まれる。
 ある教授いわく、
「3年で合格できない人は、10年かから。なぜなら、人間が緊張感を持続できるのは、最大限3年だから」。
 確かに、受験生活はある意味では「懲役」のようなもので、あんまり長くは続けていられない。論文試験直前などは、みんなが精神的におかしくなってもおかしくないくらい猛勉強する。口述試験直前だって、緊張感は並大抵ではない。
 もう二度と経験したくない受験生活。
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