飢え

熱狂コロンビア、８強の祝砲で女性死亡　今大会で死者１３人に
　かの国ではサッカーがまさに「戦争の代替品」であり、国民は血に飢えている。
　こんな国に平和大国日本が勝てるわけがなかった。

調停的訴訟

東海ゴムに156億円賠償請求＝「無償修理は部品が原因」―マツダ
　まず調停を申し立てたところからして、マツダは本気で東海ゴムと一戦交えようという気ではなかったのだろう。ところが、予想外に相手の姿勢が固いので、やむなく訴訟を提起したといったところかもしれない。
　ちなみに、自信がないときに、訴訟ではなくまず調停を申し立てるという弁護士は結構いる。相手の出方、手持ち証拠を見るという作戦である。

サークル

昏睡強姦未遂事件における、明大生の採用に関する影響について
　一部の学生のせいでほかの多くの学生が迷惑を被るという例。だが、常識で考えれば、この事件だけで明大生の採用を見合わせるというのは合理性に欠ける。
　ただ、所属サークルを慎重に確認する（つまり、自己申告だけによらず、ウラをとる）企業は増えるかもしれない。

携帯

容疑者携帯の無断検査だめ　令状必要と米最高裁
　日本であれば、逮捕に伴う捜索差押え（刑訴法220条）として、被疑者が所持していた携帯を差押えることはよくやっていると思う。刑訴法自体がアメリカからの「輸入品」であるだけに、米最高裁が上のように判断したことには驚く。
　例えば、薬物事犯などの場合、携帯が犯行に利用されている可能性が高いのだが、日本において、そのような場合でも令状が必要ということになると、実務はかなり混乱するかもしれない。

バッシング

「優勝」掲げた本田に「口だけ」「ピークは過ぎた」　「W杯惨敗」で日本代表にバッシングの嵐
　スポーツは戦争の代替品という説があるが、敗戦国の指導者が自国民から処刑された例は相当多い。ニーチェはこれを、「抑圧された力への意志が自身に向かったもの」と表現している。
　自分などは、結果を残せなかったスポーツ選手に「よく頑張った」とねぎらいの声をかけるたぐいの人は非常に尊敬できるし、友達になりたいと思う。だが、そういう人は極めて少ない。

モトが取れない

ＮＨＫと民放がＷ杯放映権料で大モメ
　日本は予選をリーグ最下位で敗退。
　放映権料は総額で４００億円だそうだが、この成績だと、モトが取れないのではないかと第三者ながら懸念する。

統一

ツケ、時効５年に延長…業種ごとの区分撤廃へ
　確かに、民法に規定のある短期消滅時効は分かりにくい。また、病院の診療費が３年なら、マッサージ店の料金はどうなのか？などといった疑義も多い。
　ちょっと気になるのは、冒頭の「・・・未払いが一定期間で無効になる『短期消滅時効』」というくだり。これだと、法学部の試験でも赤点を食らってしまうだろう。当然に「無効になる」のではないからだ。
　

感涙率

青天の霹靂（劇団ひとり初監督作品）
　雨なので映画でも観ようと思い、「青天の霹靂」を観に行く。かなり出不精になったせいで、駅の地下通路を歩くのもやや苦痛となっている。
　映画館に入ると、例によって予告編が２０分くらい続き、なかなか本編に入らない。これが、せっかちな私の映画館離れを促進する。
　さて、内容についてはコメントを控えるが、多くの人が涙を流していたことは確かだ。試写会では９割の人が泣いたという、感動の物語である。
　

赤と白

赤身肉を食べすぎると死亡リスクが高まる　米研究
　欧米では牛・豚などの「赤身の肉」と鳥・魚などの「白身の肉」という分類をするらしい。日本のような「肉」と「魚」というのではないのが面白い。　
　さて、昔から肉の食べ過ぎはがんの発生を促進するということが言われてきたが、さまざまな研究がこれを裏付けている。ただし、「赤身の肉や加工肉」というのがポイントで、チキンはセーフらしい。

格落ち

　自動車の物損事故は、請求額が比較的少額であるため、弁護士特約でもない限り受任することは余りない。
　だが、うっかりしていると、ミスを犯すこともある。
　例えば、私が最近みたものでは、ベンツが当てられたという事故の示談交渉で、なぜか評価損（格落ち）を請求金額に入れていない事案があった。交渉段階なのだから、可能なものは全部請求するというのが鉄則である。