どうしてホテルにしなかった？

大人気の東京スカイツリーを横目に大苦戦 オフィス棟ガラガラで坪単価も急降下中！
　東京スカイツリーの隣のオフィスビルは、テナントが入らずガラガラだという。
　「どうしてホテルにしなかったのか」という指摘が出ているそうだが、まさにそのとおり。場所柄、ビジネス街ではなく、何かと不便だし、町中が観光客でごった返していると、お客さんにも迷惑がかかる。
　それに、私は神戸の観光スポット内で仕事をしていたことがあるから分かるのだが、楽しそうな人たちを眺めながら仕事をすると、気がめいることが多いのだ。

ノー残業デー

「がんこ」残業代未払い５億円、書類送検へ
　これは額がデカい。
　ところで、大企業などでは、水曜日を「ノー残業デー」などと称して、定時退社を「強制」しているところがある。これには、労基署の調査や訴訟沙汰になった場合、会社側が残業を指示していなかったことを示す有利な証拠となるものである。
　だが、早帰りしたからといって、業務量が減るわけではない。積み残した仕事をこなすために、今度は「持ち帰り」の仕事が増えることになる。一種の「残業隠蔽工作」である。
　飲食店の場合、こうした「持ち帰り」の仕事がおそらくないために、会社側の隠蔽工作は通用しにくいのではないだろうか。

つぶす教育

韓国人留学生、ハーバード大を首席で卒業
　ガリ勉や詰め込み主義の弊害はうんざりするほど指摘されてきたが、今の日本にそんなことを言う余裕はないと思う。
　私は、ロースクールや研修所で多くの後輩を見てきた中で、（個々の例外はあれど）全体としてのレベルが落ちていることを実感したからである。
　特に残念に思うのは、努力家が減ったこと。地頭に恵まれながらも、受験勉強をゲーム感覚で乗り切ってきた東大出身者などを見ると、かわいそうになってしまう。
　ちなみに、努力家かどうかを見分ける１つの方法は、語学力である。これは、才能よりも努力（勉強時間）がモノを言う分野だからである。

やってはいけない

やってはいけない！（白澤卓二）
　なんとなく気になったのでコンビニで買った「間違った生活習慣」の本だが、非常にためになった。
　たとえば、私が今までにやっていた以下の生活習慣は、間違っているという。

・入浴時にボディソープで体を洗う
・りんごをむいて食べる（皮は食べない）
・朝起きてすぐ冷たい水を飲む
・食後すぐに歯を磨く
　
　食後すぐの歯磨きが「酸性歯」を引き起こすことは有名らしいが、まだ知らない人もいる。「ためしてガッテン」では、食事の１時間後に磨くことを勧めていた。
　出勤前ではなく、出勤後会社で歯磨きというのが正しいということだ。
　

田園風景

ジャンボタニシ駆除へ　天敵のスッポン
　懐かしい。
　一時期は、春から夏の田舎の水田では、ピンク色をしたジャンボタニシの卵が定番と化していた。
　もともと食用として飼育されていたのだが、容易に逃げ出すような管理体制に置かれているのだ。

記憶がよみがえるとき

　ジムへの行きがけに道路の向かい側に目をやると、ガラス越しに女の子たちの踊っている姿が見える。そこは、ダンス＆ボーカルグループ：○グ○イ○の本社で、毎日ダンスのレッスンが行われているビルである。
　その瞬間、就職に失敗して途方に暮れていた学生時代のある時期の記憶がよみがえった。当時、私は文京区に住んでおり、毎日白山通りを自転車で通っていたのだが、道沿いにかつての「ジャパン・アクション・クラブ（JAC)」があり、いつも練習風景を見ていたのである。「ああいう人生もいいなあ」と思いながら。
　ちなみに、JACは「ジャパンアクションエンタープライズ」に名前を変えて存続しているらしい。
　
　

原告がしんどい

　よく、民事事件の原告の勝訴率は約７割といわれる。これは、全部・一部勝訴判決と勝訴的和解を含んだものと思われるが、実感としてもこれはおおむねあたっていると思う。
　だが、勝ちは勝ちでも、訴額に対して認容率が低い事件類型も存在する。例えば、業務上横領がそれに当たる。金の流れに関する立証が困難だからである。ましてや、刑事事件で警察に告訴状を受理してもらうとなると、証拠固めは相当困難である。この辺を依頼者に納得してもらうのも大変だ。

30センチ

＜渋谷駅刺傷＞男を逮捕　刃渡り３０センチナイフ押収
　気持ちを暗澹とさせる事件である。
　「体がぶつかって頭にきた」という動機が殆ど動物的であり、ふだんから多大なストレスを抱えていることを推測させる。実際、約１年前に会社を「辞めさせられ」たとあるから、多少同情するとすれば、精神的に参っていたのかもしれない。
　また、街中で刃渡り約３０センチのサバイバルナイフを持ち歩くというのが一般人には理解しにくい。ちなみに、刃渡り１０センチ以上の刃物で身体の枢要部を刺せば、通常は殺意が認められる。犯人は、被害者の脇腹や首付近を刺したとあるが、これで殺意を否認するというのはどういうことだろうか。

プロ根性

みのもんた　愛妻・靖子さん急死　「朝ズバッ！」出演後に最期みとる
　サン・テグジュペリの「夜間飛行」という小説では、部下が事故で亡くなったにもかかわらず、いつもどおりに仕事を続ける主人公リヴィエールの姿が描かれているが、平然と生出演をこなすみのさんの姿は、状況こそ違うものの、それを彷彿とさせる。
　

属人的な問題

小倉正三さんが本当に逆転有罪判決を出したようです
　私は知らなかったが、刑事弁護の世界では、この方は有名なのだという。
　今年退官されたそうだが、ネットで調べてみると、あれもこれもという具合に、要所要所に登場しておられる。
　日本刑法学会でも話題になったそうである。