Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

茶の間の話題

2008年07月31日 08時00分39秒 | Weblog
 修習生の就職難がついに「朝ズバ!」で取り上げられていた。だが、みのもんたさんは「お坊さんと医者と弁護士とは仲良くしておいた方がいいと言いますし・・・」で締め括り、この問題が一般庶民にとっては「他人事」に過ぎないことを明らかにした。
 当たり前のことだが、茶の間の話題になることは、ほとんど常に他人事である。そうでなければ、安心して無責任な話をすることは難しい。結局、修習生は自分で活路を見出すほかないことになる。
 さて、ボツネタで拾ったのが、日本司法書士連合会会長による【会長談話】日弁連の「法曹人口問題に関する緊急提言」について。ちょっと読んでもその意図が分からない、怪しげな談話である。うがった見方をすれば、職にあぶれた修習生が、司法書士の職域を侵食するのを懸念しているとも受け取れる。
 ちなみに、同期の元司法試験予備校講師によると、現在、日本の資格試験のうちもっとも難易度が高いのは、司法書士試験だそうな。
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バルザックとコーヒー

2008年07月30日 08時22分44秒 | Weblog
バルザックも愛した「幻のコーヒー」 数量限定で販売予約開始

 バルザックがコーヒーを牛飲しながら小説を執筆した話は世にも有名。一方で、コーヒーの飲みすぎが彼の短命の一因と指摘されている。
 あるいみ、薬物中毒の芸術家の先駆だったのかもしれない。
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ワーク・ライフ・バランス

2008年07月29日 08時22分02秒 | Weblog
 最近よく聞くワーク・ライフ・バランスという言葉。この言葉が新鮮味を帯びているように思われるのは、いままでこうしたことが重視されていなかったからだろうか。あまりにも「ワーク」に比重が置かれてきたからだろうか。
 バーディーは、学生時代の面接で、先輩がこう語っていたのを思い出す。
「毎日三時間睡眠で仕事をしています。寝るときは倒れるようにして寝ます。」
 また、社会人になって何年もしないうちに、おそらく過労死で死んだと思われる同期生の話を何人か聞いた。
 職場においても、会社で組織されたクラブ活動(野球、テニス、スキー等)以外に趣味の話をすると、いやな顔をする先輩がかなりいた。だから、仲間内で遊びに行くときは、隠密裏に行わなければならなかった。
 サラリーマンとしては、表向きは仕事一色で、隠れて人生を楽しむというのが、賢いやり方なのかもしれない。
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蚊帳の外

2008年07月28日 22時59分24秒 | Weblog
大阪弁護士会、司法試験合格者2千人に抑制要求へ
 司法試験合格者を2年後までに年間3千人に増やす政府計画をめぐり、大阪弁護士会の執行部(上野勝会長)は、まず今年度の合格者数を多くとも2千人規模に抑えるよう求める決議案を固めた。「政府計画では法曹の質が低下し、就職できない弁護士が大幅に増える」と判断した。8月6日に開く同会の臨時総会にはかり、決議されれば法務省などへ提出する。

 最大の利害関係人である弁護士会が「合格者数の抑制」を呼びかけてもむなしい。法曹人口拡大は、建前上は、国民の意思にしたがったものだからである。
 ちなみに、多くの人が指摘しているように、司法制度改革において、日弁連は事実上蚊帳の外におかれた。その理由は、どうせ改革を抑制するような意見しか出さないからであり、政府に盾突く人間が多いからである。
 このまま「蚊帳の外」で、就職できない修習生に対しては、「即独」支援の限度での支援にとどめるというのも、ひとつの選択肢である
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教員採用汚職で思ったこと

2008年07月26日 09時21分10秒 | Weblog
大分県教委汚職、小学校など捜索…教頭「誘惑に負けた」
 男性教頭は2003年度から管理職任用試験を受け始め、今年3月に教頭昇進の内示を受けるまで4回連続で不合格だった。「他の合格者と答え合わせをしても自分のほうが成績が良かった。でも合格するのは県教委幹部と釣りやゴルフに行く人ばかり。まともにやってもダメだと思った」

 この記事を読んで、バーディーは、(金銭の授受はないにしても)どこの組織でも、程度の差こそあれ、こうした現象がおきているのではないかと感じた。
 バーディーが社会人になりたてのころ、仕事ができないのに出世している人、あるいはその反対の人があまりにも多いのに驚いた。つぶさに観察すると、社内においては、能力・実績よりも、実力者とのコネや血筋の方が重視されていることに気付いた。そして、会社で長くやっていくためには、私としても何らかの後ろ盾が必要だということに思い至ったのである。
 その後、こうした組織の論理に嫌気が差したこともあって会社を辞めたわけである。だが、法曹界でも、少なくとも検察においては、「閨閥組」と呼ばれる、先輩検事の娘と結婚していることによって出世コースに乗った検事のグループが存在するわけだし、裁判官の世界も似たりよったりだろう。
 大分の場合、金銭の授受がいわば慣習的に行われていたというのが、異常だったということなのだろう。
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転勤の効用

2008年07月25日 19時38分49秒 | Weblog
 修習生のころから気づいていたのだが、法律事務所のボス弁は、酒を飲むと、事務所の共同経営者や事務員に対する愚痴をこぼすことが多い。おそらく、このことは、傍目にはどんなに上手くいってそうに見植える事務所でも、程度の差こそあれあてはまるのではないだろうか。
 もともと弁護士になる人の中には、集団で仕事をすること(つまりサラリーマンとしてやっていくこと)が得意でない人が多い。だからこそ、法律事務所には分裂がつきものなのである。
 弁護士のうちの少なからぬ人たちがこうした性格なので、小規模事務所であっても、ボス弁とイソ弁、弁護士と事務員とが、あまりに長い間一緒に働いていると、人間関係の動脈硬化とでもいうべきだろうか、相手に対する不平不満が沸いてくるのである。そして、孤独なボス弁は、その気持ちを修習生など吐露してしまうのである。
 これに対して、サラリーマンというやつは、転勤や配置換えによって、人間関係の動脈硬化を改善することが可能である。転勤の効用は認めなければならない。
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リストラ

2008年07月25日 08時20分03秒 | Weblog
徳光「THE・サンデー」降板? 大物司会者次々リストラのワケ
 降板の原因の一つにギャラの高さがあることを暗に認めている形だ。長く続いた番組が終わるのは運命で、みのもんたさんや古舘伊知郎さんなどの後進に道を譲れ、というメッセージだと思う、とも話している。

 徳光さん、福留さんのような元アナウンサーの大物司会者のリストラが相次いでいる。その理由としては、1回当たり200万円の高額のギャラが挙げられている。テレビ業界は、広告収入の激減で経営が苦しいのである。
 景気が悪くなると、社内外の人間を切る(リストラ)傾向は、20年前から始まったと思うのだが、企業が人を切る場合には、順番があるように思われる。バーディーが見るところ
 外注先→非正規雇用者→女性正社員→高齢の男性正社員→働きの悪い男性正社員
の順ではないかと思う。
 徳光・福留両氏は、テレビ局にとってみれば単なる外注先であり、真っ先に切られる立場にあったわけだ。
 それにしても、週1本で200万ということは、年間9600万円ということであり、儲けすぎだったのだ。
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コクセン

2008年07月24日 08時03分13秒 | Weblog
 「狂い」の構造の中で、平山夢明氏が、コナカのスーツを着た「コクセン」の弁護士が、詐欺商法の被害者としてテレビでインタビューを受けた話を語っている。
 平山氏のすごいところは、豊かでもなく賢くもない「下層弁護士」の実像を端的に抉り出したところにある。そして、こうした弁護士は多い。何しろ、東京の弁護士のうち約7割は、年収1000万円以下なのであり、合格するまでに7~8年かかる人が大半なのだから。
 ところで、多くの人がすでに指摘しているように、競争の激化のため、今後の弁護士は不採算の公益事業からの撤退を余儀なくされるだろう。弁護士会への強制加入制度の維持も困難になるだろう。
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新○期

2008年07月23日 07時57分52秒 | Weblog
提言したからって、どうこうなるもんじゃないかもね。(PINEさんのブログ)

 パインさんも落合弁護士とおおむね同意見のようである。
 ところで、ちと気になったのは、末尾の方に出てくる「新○期」という単語。目下、弁護士登録している新司法試験経由の人は全て新60期なのである。
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エゴイズム

2008年07月22日 07時57分48秒 | Weblog
司法試験合格者増員、日弁連がペースダウンを緊急提言(落合弁護士のブログ) 
 冷たいことを言うようですが、司法試験に合格し司法修習を終えた後に、どういった身の振り方をするかは、完全に「自己責任」の世界であると思います。

 まさにそのとおり。「身の振り方」について、初めから他人の助力を期待するのは大間違いである。日弁連や政府などに働きかけるのも疑問である。
 日弁連の本音は、弁護士過剰で赤字になるのを避けたいという点にあり、修習生の就職難を救おうなどというものではない。政府は、とにかく「改革」を遂行して人気(票)を取ろうというもの。一般の人は、「司法試験に合格しても、就職できないの?へえー」という程度の反応である。
 人間は基本的に自分自身にしか関心がない。自分の「身の振り方」について他人に関心を持ってもらうという発想は、事態の打開にはつながらない。
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