Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

「関西系」検事&裁判官

2009年05月31日 12時05分33秒 | Weblog
検事はその時(落合弁護士のブログ)
 落合先生が、「関西系」検事の緻密さとその理由(「関西系」裁判官の態度)を指摘しているのは面白い。
 確かに、検察・裁判所には、転勤族とはいっても、関東組(東京圏と九州・北海道等を行ったり来たりする人)と関西組(大阪圏と四国等を行ったり来たりする人)とがあるようだ。このうち、関東組がいわゆる本流で、末は組織のトップになる人たちが含まれている(もちろん、そうでない人も含まれている)。反面、関西組は、いわゆる傍流ということになるかもしれない。
 バーディーが金融機関に勤務していたころ、傍流とされていたのは、営業・審査畑の、いわゆる現場の人たちであった。この種の人間は、出世はあまり眼中にない反面、日常業務に対する真剣さ・厳しさは相当なものであった。
 落合弁護士の指摘する「関西系」検事の緻密さというものは、傍流を歩む人間特有の、仕事に対する厳しさの一例なのかもしれない。
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アドリブが利かない

2009年05月30日 09時30分17秒 | Weblog
 先日、民事事件では数ヶ月ぶりになる証拠調べ(尋問)をやってきた。昨年は1週間に3件、計9時間の証拠調べをやったこともあったが、なぜかしばらく証拠調べの期日が入らなかったのである。
 このところ急に別の仕事が入ってきたこともあり、やや準備不足で臨んだ尋問だったが、相手方当事者のまずい対応に救われた。
 というのは、相手方当事者がほとんど「アドリブの利かない」人間だったからである。こういう相手には矢継ぎ早に質問を浴びせかけるのがよい。考える時間を与えないのは反対尋問の鉄則であるし、アドリブが利かないということは、そのうちボロが出るということだから。
 ・・・その一方で、しばらく前に買ったウェルマンの「反対尋問の技術」(原書)はまだ全く読んでおらず、机の上におかれたままである・・・。
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広げた水門

2009年05月29日 08時05分13秒 | Weblog
まだまだ増えるよ。(PINEさんのブログより)
 不景気になると、刑事事件や破産事件等を除き訴訟沙汰も減ることは以前書いたとおり。これに加えて新規参入者も増えるのだから、弁護士業界が不況に陥るのは当然だろう。
 パインさんが指摘したとおり、行政訴訟などで飯が食えるわけもなく、若手(ソクドク)弁護士の「生活を支え得る」事件というものは、そんなに多くない。
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世襲のメリット

2009年05月28日 07時58分44秒 | Weblog
 自民党と民主党の両党首による討論会があったらしいが、バーディーは見ていない。
 さて、麻生さん(吉田茂の孫)も鳩山さんも世襲議員であるが、翻訳家の徳川家広さんが「新潮45」で、吉田茂について、こんなことを言っていた。
・・・・ジャーディン・マセソン商会の前・横浜支店長の養子から戦前の親英米派の巨魁、牧野伸顕の娘婿となったという、アングロサクソン勢に信頼される血脈があったからこそ、吉田は日本が英米に屈服した時に首相として登板したのである・・・
 鋭い指摘だ。田中真紀子元外相にしても、中国があれほど(一時的にせよ)親日的になったのは、彼女が日中国交回復を成し遂げた田中角栄の娘だからである。
 そう、世襲議員にも、外交面においてはメリットがあるのである。
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ルサンチマン・パワー

2009年05月26日 08時35分53秒 | Weblog
 このところ、神田昌典さんの本が面白いのでヒマをみつけては読んでいる。
 彼は、「悪のパワーを」利用せよ、という。上智出身で外務省に入省したものの、東大卒が牛耳る官僚社会では一生下っ端のまま、役所を辞めて外資系コンサルに入社したが、リストラされる・・・。そのたびに、神田さんは、「見返してやる」と思ったという。そして、こうした感情のもつ「悪のパワー」を利用して成功したというのである。「見返してやる」は、ルサンチマンと言い換えてもよい。
 肝心なのは、一定の成功を収めたあとは、「善のパワー」に転換すること。さもないと、悪のパワーが外見にも表れてくるという。
 なるほどね。
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文字は現実化する

2009年05月25日 08時04分33秒 | Weblog
中大教授刺殺:「自分変えないと」 山本容疑者、ノート記載
 中央大理工学部教授、高窪統(はじめ)さん(45)が殺害された事件で、逮捕された卒業生のアルバイト店員、山本竜太容疑者(28)は事件前、現状への不満をノートにつづっていた。

 ちょうど神田昌典さんの「非常識な成功法則」を読んでいたのでビビッた。というのは、「文字は現実化する」というのが神田氏の持論だからである。
 山本容疑者は、現状に対する不満を毎日ノートにつづり、文字に転換した。ところが、このことによって、彼は潜在意識に「不満」を刷り込んでしまった。そして、殺人に至ったのかもしれない。
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資源ごみ

2009年05月23日 09時05分59秒 | Weblog
新潮社が読者に雑誌代金を返金 朝日襲撃事件誤報問題
 確かに、あの記事は胡散臭いものであったため、バーディーは読み飛ばしていた。
 だが、2冊=640円を返金してもらおうなどと考えたことはない。というか、既に「資源ごみ」として出しているのだ。
 それにしても、640円のために内容証明(実費で数百円かかるはず)を送る人も面白いし、640円を現金書留(料金500円?)で送る出版社も面白い。これは漫才だ。
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「柔軟」な対応

2009年05月22日 08時16分09秒 | Weblog
患者数で地域分けて対応、自宅療養も認める…政府新方針
 今まで騒ぎすぎたという反省があるのかもしれないが、「柔軟」な対応ということは、要するに「手抜きしますよ」という宣言にほかならない。それに、「重篤化する恐れのある人」に限定して感染を予防しようとする方法なんてあるのだろうか。
 水際作戦にあえなく失敗し、感染者が出ると右往左往する・・・。このような政府の対応の豹変振りには不安を覚える。
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便乗不況

2009年05月21日 08時38分50秒 | Weblog
 養老孟司先生が、「新潮45」に「百年に一度を愉しむ」という論文を載せていて、その中に「便乗不況」という言葉があった。平成元年の「自粛」と同様に、かねてからリストラ等を狙っていた人たちが、今回の不況を利用しているというのである。
 養老先生によれば、「未曾有の危機」はやはり敗戦だったという。バーディーも同感で、写真や映像でしか見たことはないが、その絶望感たるや、想像を絶するものがある。とはいえ、日本は、「未曾有の危機」も見事に克服したわけだ。
 ということは、不況を克服するために、戦争を体験した世代の知恵を活かせるのではないか、と思えるのである。
 
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辞めそうな社員

2009年05月20日 08時22分02秒 | Weblog
アルゴリズムで辞めそうな社員特定 Googleの人材流出対策
 ボ2ネタで拾った記事だが、
「会社が自分の能力を生かせていない」と感じている――これは退職を考える主な不満だ
というのは、日本においては必ずしも正しくないと思う。
 少なくとも、バーディーが経験した限りでは、人間関係の行き詰まりがもっとも多く、会社の方針に疑問を感じたり、転勤地獄で家族が不満を抱いたりすることなどがこれに次いで多いように思う。つまり、少なくとも、バーディーの同僚・知人などについて言えば、残念ながら前向きの転職は少なかったと思われる。
 そして、長引く不景気の影響で、転職そのものが困難になっている・・・。
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