Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

内定取り消しと雇い止め

2020年09月30日 08時06分46秒 | Weblog
コロナで「内定取り消しは不当」 宮城の男性が労働審判を申し立て 仙台地裁
コロナで「雇い止め」に申し立て 宮城の男性「不当」と労働審判

 同じ事案だが、見出しを見ると、毎日新聞は「内定取り消し」、共同通信は「雇い止め」と表現しており、どちらが正しいのか迷う。
 記事を読んでみると、試用期間が3か月あるが、1か月単位の契約となっており、最初の1か月で終了したというものだから、「雇い止め」の事案であることが分かる。
 要するに、毎日新聞の見出しは正確さを欠いているのだが、会社側の発言もある意味同じである。
 会社側は、取材に対し「内定取り消しや解雇をした事実はない」と述べたそうだが、「雇い止め」はしているのだ。
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見せしめ(2)

2020年09月29日 06時42分53秒 | Weblog
山口達也元メンバーの家宅捜索に三輪記子弁護士「見せしめ以外の目的を感じない。重大な人権侵害」
 「これにコメンテーターで出演の三輪記子弁護士(43)は「あれはやり過ぎ捜査以外の何物でもないです」とキッパリ。「受けてる捜査が重すぎます。尊厳を傷つけ過ぎです。見せしめ以外の目的を感じない」と語気を強めた。

 飲酒運転で家宅捜索というのは、一般人が被疑者であればまずやらないことだろう。
 いかにも見え見えだが、薬物事犯を疑ってやっているのだろうから、これは別件捜索とみることもできるだろう。
 問題は、こういう捜索をいとも簡単に許可してしまう裁判官である。
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グラスフェッド

2020年09月28日 07時19分43秒 | Weblog
グラスフェッドバターの効果とは!?一度食べたらやめられない!
 「本来、牛は草を食べるものですが、普通のバターは雑穀などで育てられた牛から作られています。また、雑穀に加えて抗生物質やホルモン剤なども含まれているのです。ですが、グラスフェッドバターは、牧草を食べた牛から作られたバターなのです。

 アメリカ(アリゾナ州オラクル)に住んでいたとき、家が牧牛場(Cattle Ranch)の真ん中にあったので、牛の鳴き声や放尿(1分くらい)の音で目覚めることがしばしばあった。
 砂漠を牧場として活用すれば減税や補助金のメリットがあるので、こういう風に広大な砂漠を牧場にして牛を飼っている。
 そして、牧場内を馬に乗って巡回するのが、「カウボーイ」である。
 こういう牧場の牛は、基本的に牧草を食べているので(ちなみに、私が観察したところでは、牛は、棘があるにもかかわらず、サボテンの葉っぱなども食べていた。)、その牛が出す牛乳は、日本では味わったことがないくらい美味しい。
 アジアからの留学生などは、あまりの美味しさに驚くのだ。
 こういう「グラスフェッド」の牛乳から作られたバターが美味しいのは、当然のことだろう。
  
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諸行無常

2020年09月27日 07時07分28秒 | Weblog
菊池桃子の夫、官邸の金正恩……安倍内閣に尽くしたあの経産官僚たちはどうなる?
 「「安倍一強」の傲慢さを体現した「官邸の金正恩」佐伯氏の新たなポストは、官房参事官兼グローバル産業室付。同期らに水をあけられ、厳しい立場になった。
 もう一人、忘れてはいけないのが安倍政権の目玉政策の大半を取りまとめてきた新原浩朗・経済産業政策局長(昭和59年)。“菊池桃子の夫”である。今年3月で定年のはずが延長され、来夏の事務次官の目もあると思われた。だが安倍退陣、今井失脚の余波を受け、その可能性はゼロになった。」


 長期政権下で権勢をふるった「官邸官僚」たちが、「官邸の金正恩」をはじめ軒並み失脚したという記事である。
 彼らは、安倍前首相との人的関係で登用されたのだから、安倍氏が退陣すれば退場するというのが自然な流れだろう。
 それだけでなく、「官邸官僚」は、最近では菅首相や二階幹事長と対立していたので、これだけの処遇では済まない可能性もある。
 首相による官僚人事が注目される。
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出しに使う

2020年09月26日 06時22分09秒 | Weblog
瀬戸大也、不倫報道で陳謝「大変不快な思いとご迷惑を…」/競泳
母親が2女児の放置認める、高松 「1人で酒飲みに行った」

 2つの事件の共通点は、配偶者に対しては「子供と一緒」と偽り、不貞相手などと一緒にいたという点である。
 両者とも、子供を出しに使っているのである。
 これは、家族全員に対する裏切りであり、修復が難しい事案に属する。
 また、仮にいったん修復したとしても、筒井康隆先生が指摘するとおり、裏切りの代償は大きく、熟年離婚という帰結もあり得る。
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氷河期世代とコロナ世代

2020年09月25日 07時02分44秒 | Weblog
今の40歳前後「非正規・未婚者」が抱く深い憂鬱 生活苦の「新しい中年クライシス」が起きている
 「「新しい中年クライシス」とは、若い時代に望む仕事に就くことができず、その不利さが中年期まで持ち越されてまともな収入のない人々の苦悩である。結婚もままならないといった状況にもある。
 中年期には心の問題が生じ、あるいは精神上で苦しむ時期だが、究極の証拠としては中年の自殺が多いことがあげられる。」


 「ロスト・イン・トランスレーション」の中で、シャーロットはボブに、ミドルエイジ・クライシスを克服する方法として、「例えば、ポルシェを買うこと」を提案する。
 このように、ミドルエイジ・クライシスといえば、少なくとも表面上、仕事で成功をおさめ、家庭もうまくいっている中年男性の心にぽっかり空いた穴のようなものを意味していたのだが、現在の日本では、違うタイプのミドルエイジ・クライシスが蔓延しているらしい。
 これは、言うまでもないことだが、就職氷河期世代の苦境を指している。
 橘木俊詔先生が指摘しているように、「就職氷河期にいい仕事やいい企業に就けなかった人は、中年になってもその不利さを挽回できないので、苦しい生活を強いられている人が相当数いる」のである。
 だが、最近の情勢を見ていると、氷河期世代だけではなく、やがて「コロナ世代」の問題も出てくるように思える。
 というのは、コロナ問題による新卒採用の停止が蔓延しているし、整理解雇の事案を見ると、非正規雇用労働者が真っ先に対象にされているからである。
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スポーツ観戦

2020年09月24日 07時14分01秒 | Weblog
佐々岡監督無能辞めろ等の解任辞任や休養を求める声…采配批判も
 「佐々岡監督は選手批判することで、カープファンの間で悪い話題になっています。
 「もちろん選手に鼓舞する意味もあるのでしょうが、これで最下位では選手批判という悪い方に捉われてしまうのはしょうがないことですね…。
 今の時代こういうのはパワハラと言われてしまっても仕方ありませんし…。
 ちょっと時代に合わないかなと思ってしまいます。


 「スポーツ観戦は時間の無駄である」とはよく言われることだが、必ずしもそうではないと思う。
 確かに、リタイア後の人などは別として、職業を持っている人にとっては、ひいきの球団が勝ったからといって売上げや給料が増えるわけではないし(但し、仕事のパフォーマンスが上がることはありうる)、負ければ一日気分が悪いことも多いから、「時間の無駄」というのはおおむね当たっていると思う。
 だが、観るポイント(試合以外も含む)によっては、生活や仕事に役立つこともある。
 例えば、当ブログで再三取り上げている「菅野式温水冷水浴」は、深く眠るための技法であり、一般人にとっても参考になる。
 また、監督の立ち居振る舞いも参考になる。
 具体的には、原監督が負け試合で増田選手を投手に起用したように、「負け試合でも話題を作る」発想は、仕事にも活かせるように思う。
 また、佐々岡監督の言動は、経営者や管理職のサラリーマンにとっては、(反面教師として)非常に参考になるはずだ。
 
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大局重視

2020年09月23日 07時23分28秒 | Weblog
対中国「人権より大局重視」 民主化弾圧も「温かく見守る」―天安門事件外交文書
 「極秘文書「わが国の今後の対中政策」には、「わが国が有する価値観(民主・人権)」より「長期的、大局的見地」を重視し、中国の改革・開放政策を支持すべきだと明記。その上で「今次事態の衝撃がなるべく小さくなるよう対処」するとともに、「西側が一致して対中非難等を行うことにより中国を孤立化」することは「得策でない」と基本的考えを記していた。

 「民主・人権」を理解せず、尊重もしていない人間のお手本のような発想で、これを日本の外交官が行ったというのが悲しい。
 こういうところを見ると、日本のエスタブリッシュメントは、依然として全体主義思想に親和的であることを痛感する。
 
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内なる外部

2020年09月22日 07時25分16秒 | Weblog
NHK出版 学びのきほん  からだと病気のしくみ講義  [著] 仲野 徹
 「肺は気道を通じて、外界といけいけの状態です。・・・向こうと通じ合っている状態のことです。」(p73)
 「口から食堂、小腸。大腸から肛門へと体を貫く「消化管」は、まさに1本の管であり、空間的に言えば「体の外」と同じです。」(p80)

 当たり前のことではあるけれど、呼吸器系も消化器系も、人間の体内に存在する「外部」である。
 前者が入って同じ道を戻って出る経路であるのに対し、後者は一本の道を入ってそのまま進んで出る経路、あるいは、「入口と出口が同じか違うか」という違いがあるに過ぎない。
 そして、日本人の死亡原因の約1割を占めるのが、肺炎と誤嚥性肺炎(2017年から分けて集計)である。
 これが、新型コロナ肺炎の影響で今後どうなるかだが、大きく変わることはなさそうである(今年(2020年)4月に新型コロナが蔓延したが、死亡者数は前年同月と大差なし—厚労省)。
 
 
 
   
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食育

2020年09月21日 06時38分52秒 | Weblog
中国で日本の「小学校の給食」が大きな話題となっている理由
 「特に興味深いのが、次のシーンだ。
 ・給食当番が給食を厨房まで取りに行き、「おいしい給食いただきまーす」と挨拶する様子
 ・給食当番がテキパキと配膳した後、先生と仲良く机を並べ、給食を食べる様子
 ・学校の先生が「このマッシュポテトのジャガイモは6年生が栽培したものです」と説明する様子(この小学校には小さな農園があり、6年生の児童が授業でジャガイモなどの野菜を栽培し、給食の食材として使われている)
 ・食べ終わった後、きちんと食器を整理し、牛乳パックを切り開いて、きれいに洗って乾かした後に、リサイクルボックスに収める様子
 ・放課後、子どもたち全員で掃除をした後、あっという間に机と椅子を元通りにする様子


 日本人の「食」に対する独特の姿勢には、おそらく飢饉の歴史が背景にあると思われる。
 続日本紀には飢饉に関する記述が多数あるらしいし、16世紀以降、寒冷化により飢饉が頻発するようになったようだ。
 そこで、「口減らし」を目的として、江戸時代には「子返し」(子殺し)が公然と行われ、明治大正期になっても「イエ」から幼児を遺棄する風習が続いた(但し、「本格追求シリーズ3 共同体社会に学ぶ子育て」15 ”子返し”とはなんだったのか?によると、「子返し」は純粋に「口減らし」だけを目的としたものではなかったようである。)
 こういう社会においては、「お百姓さん、ありがとう」、「コメは一粒も残さず食べましょう」という言葉が出てくるのも当然である。
 これが「食育」につながったとみるわけである。
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