Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

友人の友人は・・・

2007年10月31日 08時13分18秒 | Weblog
Japanese Minister Reveals al - Qaida Link 「日本の大臣がアルカイダとの関係を告白」(ニューヨーク・タイムズ)
The minister added that his friend, whom he did not name, had warned him to stay away from the center of Bali, where bomb attacks took place in 2002 and 2005.

 平成17年に起きたバリ島での爆破テロ事件について、鳩山大臣は事前予告を受けていたことを明かしている(としか読めない)。バーディーは、ここが最大の問題だと思う。
 テロ計画を知りうるのは、例のテロ組織にかなり近い人物しかいないと思われ、それゆえ大臣の友人はアルカイダのシンパとみられても仕方がない。
 海外メディアの反応やその後の大臣の釈明を見ると、落合弁護士のいうごとく、やはり早めに「切って」おかないとまずいようである。
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巨匠:高村薫

2007年10月30日 08時04分51秒 | Weblog
 現在の文壇で、バーディーが崇拝する人物といえば、筒井康隆先生と並んで高村薫女史を挙げなければなるまい。目下、処女作の「黄金を抱いて翔べ」を再読・精読しているところである。
 彼女の特徴は、いまさらいうまでもなく、設定の壮大さと確かなディテールとのマッチングにある(と思う)。設定についてはひとまず措くとして、ディテール、とりわけ登場人物の心理描写には目を瞠るものがある。それは、彼女が仏文科卒でフランス心理小説を愛読していた(に違いない)という事情もあるのだろう。
 例えば、8pの一節
 そもそも、幸田には、年寄はみんな非凡に見えたが、とりわけ、何十年分ものくだらない雑多な生活がそれなりの完成に到り、それなりの落ち着いた相貌になるというのが、理由もなく非凡なことのように思えた。そして、自分も歳を食ったら、あんな風に《出来上がる》のだろうかと、時々考える。

 情景を眺める登場人物の心理を描写するもので、確か「環視」(?)とかいう技法だったと思うが、見事な一文である。
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危険信号

2007年10月30日 06時58分25秒 | Weblog
落合弁護士のブログ:「友人の友人はアルカイダ」 鳩山法相、外国人記者らに
 日本の法務大臣はアルカイダの友人の友人、と聞いて、全世界で心配している人々が大勢出てきている可能性がありますが、自分の稚拙な発言が、いかに国益を害するか、ということを、真面目に反省しつつ考えてみるべきだと思います。そろそろ、この辺で切っておかないと、今後、ろくなことはないと思いますが。>福田首相

 鳩山法相は、法曹人口拡大についての発言など、割とまともなことを言う大臣だと思っていたのだが、やはり思いつきで発言するクセは、都知事選での「東京ロマン」などといったキャッチフレーズと同様のようである。
 そろそろ「切る」方が政権にとっては良いのかも、というのが落合先生の考えだが、民主党としても、鳩山副代表の弟をターゲットにできない悩みがある。
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魔物が棲む?

2007年10月29日 07時32分37秒 | Weblog
進路妨害に怒り爆発=競馬天皇賞(時事ドットコム)
 怒りをぶちまけたのはコスモバルクに前を2度横切られ3着だったカンパニーの福永。「コスモバルクは毎回、毎回やっている。五十嵐さんはG1に乗る騎手じゃない。(ローカルの)福島にでも行っていればいい。勘弁してくれ」とまくし立てた。五十嵐は「毎回のことだから考えていかないと…。これからどうしていくか、僕自身の課題」と神妙な顔つき。後味の悪いレースになってしまった。

 「魔物が棲む」といわれる東京競馬場の2000mコース。優勝したメイショウサムソンの武豊は、五十嵐の斜行を予測して最内を回ったのだろうか。
 だが、その武豊も、平成3年秋の天皇賞では、メジロマックイーンで1着入線ながら斜行で最下位に降着となったのである。この時武は騎乗停止になり、しばらくアメリカに逃避していた。
 それにしても、上の福永の発言は若干差別的だと思うが・・・。
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自転車操業

2007年10月28日 22時08分05秒 | Weblog
 バーディーが先日指摘した「減量経営」について、的確なご指摘を発見した。例によって、落合千背のブログ:「弁護士の独立」
 この業界では、事務所を巨大化し、弁護士数も激増させ、依頼者から金を取れるだけ搾り取る、金儲けしておもしろおかしく暮らす、という動きに目が向きがちですが、そういった動きの対極にある、最小人員によるできるだけシンプルな、経費を抑えた堅実な事務所運営を心がけ、多少仕事がなくても贅沢せず余裕でやって行ける体制を構築する、という路線(正に私が心がけていることですが)にも目が向けられる必要があると思います。

 「無駄をなくす」というのが「減量経営」ないし「筋肉質の経営」の基本だと思う。
 ・・・でも、いいとこに事務所を借りないと、お客さんにとって不便だし、結局売上げ減につながるからなあ。やはり、どの業種でも家賃と人件費は削りにくいものだ。
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これはいい話

2007年10月28日 14時28分16秒 | Weblog
志村けんが芸能界でただ一人絶対に頭が上がらない人物とは?(「毎日1分!芸能裏情報コラム」より)
 「志村を突然、事務所に訪ねてきた高倉が食事に誘った。結局、朝までお酒を散々、飲み合い2人とも潰れるまで飲んだ。それでも志村は首を縦に振らなかった。だが数日後、実は高倉はお酒を一滴も飲めないことを知り、映画出演を承諾した」。うーん、しびれる話だ。さすが高倉健。

 バーディーは、高倉健が酒を一滴も飲めなかったことに驚いた。へえ、それでも役者が務まるんだなあ、と。
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Machtの多義性

2007年10月28日 09時35分35秒 | Weblog
 ジル・ドゥルーズの「ニーチェ (ちくま学芸文庫) (文庫)」を読了。目新しいところはないものの、シャープな分析で目から鱗の思いがした。
 特に、Macht(力)という語の理解については参考になる。何しろ、「権力への意志」などと訳している全集本もあるくらいだから。もちろん、政治的な意味をも含めて「権力」というのはミス・リーディングであり、「強さ」、あるいは、意訳をおそれなければ「激しさ」とでも訳しておくほうが適切なのである(p213以下)。
 それにしても、
「眩いばかりの生命の光は、実は死の深い暗闇と同じ源から発している」
という一文が心に残った。
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生存競争

2007年10月27日 17時36分46秒 | Weblog
 某大手渉外事務所に就職した元同級生に会ったら、
「1ヶ月の睡眠時間が60時間」
の人も珍しくないという。一般人なら驚くかもしれないが、バーディーは驚かない。
 学生時代、中央官庁に勤める先輩から、「最初は毎日3時間睡眠で仕事をしていた」という話を聞いた。また、サラリーマンになってからも、役所に出向した同期から「毎日1~2時間しか寝てない」というメールが来ていた。
 つくづく思うに、日本人は
「マゾ自慢」
が好きだということである。
 大体、切腹からして、究極のマズヒズムというべきだろうし・・・。
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企業内高齢化

2007年10月27日 09時21分55秒 | Weblog
 バーディーの元いた会社は、多くの大企業と同様、いびつな年齢構成であった。つまり、いわゆる団塊の世代は同期が60人くらいで能力的には玉石混交、昭和50年代入社となると30人弱で有能な人材が揃っており、昭和60年代あたりから平成5年くらいまでは50人くらい入社するが、バブルの影響もあって平均的な能力は明らかに上の世代に劣っている。平成6年以降数年前までは、さすがに就職氷河期のせいもあって、高い能力の人材が揃っている。
 さて、このような年齢構成の会社は、日本社会の縮図である。ということは、同様の問題を抱えているということであり、要するに、「若手が老人を養っている」組織なのである。
 例えば、55歳の定年後、57歳まで会社にいることができるが、その間の仕事量は若手の半分なのに年収は軽く1000万円を超えている。支店長経験者の場合、多くは退職後関連会社に再就職することになるが、顧客獲得の営業は主に現役の若手連中がやっている。もちろん、再就職先の収入はかなりよい(らしい)。なんだか、「搾取」という言葉を想起させる組織構造なのである。
 だが、年金と同じように、「自分たちが歳をとって退職したとき」のことを考えると、こんな体制が続くはずもなく、そのことに気付いた若手は、OB向けの仕事をネグるようになる。若者の年金滞納と似た現象である。
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隣の芝生

2007年10月27日 00時26分50秒 | Weblog
 落合弁護士のブログより:
「弁護士は儲かる仕事ではない」

 しみじみとした思いで読んだ。昔の同僚は首都圏にマンションを購入しているのに、バーディーはさほど余裕のない生活が続いている。
 だが、それでも決してサラリーマンに戻りたいとは思わない。あの世界で生きることは、実は死に等しいのだということに、おそらくあらゆる自由業の人間は気付いているだろう。
 給料は良くても、空しい仕事に終始していると、精神が荒廃してくる。これが一番怖い。
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