Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

「知らないことだけが役に立つ」

2006年07月31日 22時47分54秒 | Weblog
 「人間にとっては、知らないことだけが役に立つのだ」とは、ゲーテの言葉である。最近、外資系に就職が内定した同僚が「留学」という言葉に目を輝かせているのをみて、しみじみ思い出した言葉である。
 バーディーにとって、もはや留学とは苦い思い出でしかない。もう一度留学してみるか、と問われれば、「否」と答えるだろう。とはいえ、初めて経験することばかりの生活は、それなりに充実していた。やはり、「知らないことが役に立っ」たのである。
 翻って今をみるに、何も知らないことはない、という位枯れている。私のもう一つのお気に入りのゲーテの格言「順境に奢らず、逆境に腐らず」を実践しているうちに、ものごとに心を動かされなくなってしまった。つくづく人生は難しい・・・
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為替相場

2006年07月31日 12時19分11秒 | Weblog
 円=ドル相場が結構変動している。修習生は基本的に海外旅行はできないので、先行き円が上がるのであれば、バーディーが今保有しているドル建てトラべラーズ・チェックは今のうちに換金しておく方が得策である。
 そこで、銀行の担当者に聞いてみると、中東・北朝鮮情勢でドルが強含みだが、中期的には105円前後まで円高になりそうとのこと。さっそく換金したのであった(レートは1ドル=113円)。
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落とす面接

2006年07月31日 09時30分27秒 | Weblog
 隣の席の同僚は、30歳になるまでシューカツをしたことがなく、面接は今回が初めてだという。かくいうバーディーは、大学学部時代約50回(しかも初年度は内々定取消)、金融機関勤務時代に5回、留学帰りに1回(外務省国際機関人事センター)、東京の弁護士事務所2回などなど60回近くになりそうである。他方、サラリーマン時代にはリクルーターとして、今度は毎年15名前後の学生と面接してきた。
 同僚は東京の小規模事務所を狙っているようだから、要はボス弁との相性に尽きるわけだが、これは圧倒的に運・不運に左右されるものであろう。
 さて、これだけシューカツをしてくれば、最初の十数秒でこれは「落とす面接」だな、というのは分かる。最近では、昨年12月に面接を受けた某大手の2対1のパートナー面接である。まず、電話で「一度会ってみたいから、東京に出るついでがあるときにはお電話下さい」との連絡があった。ここで気付くべきであったのは、私が「ぜひとも採用したい人材」ではないということである。「ついでに来てください」というのは、いかにも裏のありそうな表現であった。
 とはいえ、他に行く宛てもなかったので、早速電話のあった翌週にその事務所に行き、面接を受けた。そこで驚いたのが、まず、一人のパートナーがいかにも疲れた表情で、ほとんどよそを向いて私の話を聞いていないのである。これは学生時代によくやられた圧迫面接かと思いきや、そうではなく、単に疲れているだけのようであった。
 ・・・結論としては、この事務所は最初から採用するつもりはなく、他の目的(ここでは伏せておく)のために呼び出し、情報を集めただけのようである。
 「落とす面接」は、初めから行かないのが最も賢いやり方である。
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弁護士氷河期

2006年07月31日 08時16分47秒 | Weblog
 今週は、修習中の同僚も東京に帰省して就職活動をしている人が多い。もれ伝わってくる話では、一期上の59期で20~30人が内定がないらしく、ましてや新司法試験経由の1000人とあわせて2500人が就職活動をするわが60期は、史上最高の競争率となるのが明らかな状況である。
 なぜ弁護士(の卵)なのに「シューカツ(就活)」に必死なのか、普通の人にはわかりにくいかもしれない。弁護士は、いきなり開業することも可能である。だが、それはかなり無謀といえ、やはりイソ弁として何年かよその事務所にお世話になった後で独立するのが一般的である。
 もちろん、22~24歳くらいで合格した人は、すでに大手渉外の内定が出ている。ほとんどの若手がそうだといってよい。問題は、職歴なし30前後以上のベテランであり、必死にシューカツしているのもこの世代である。
 59期は、未内定の20~30人に加え、二回試験不合格(と予想される)40~50人、さらに、任官拒否(と予想される)10~20人で、あわせて80人前後が職にあぶれる可能性が高い。そうなると、わが60期は、少なくとも100人以上が・・・。
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氷河期、超氷河期

2006年07月30日 22時03分18秒 | Weblog
 バーディーは就職氷河期世代であるが、実は、「就職超氷河期」という時代のあったことを最近まで失念していた。自分の苦労は誇張するくせに・・・。
 「超氷河期世代」は、大卒でも5割ちょっとしか内定をもらえない・・・最悪の時代である。当然、転職も絶えないらしい。なぜなら、「選ばずとにかく就職」というスタンスを取らざるを得なかったからである。
 だが、個人的には、「氷河期」の方が事態はより深刻だと思う。何しろ、第2次ベビーブーマーである、ということは、受験も何もかも競争は戦後もっとも厳しいのである。
 ・・・そんな時代環境に育ったせいか、氷河期世代は子供の数が少ない。あるいは独身も多い。
 やはり、日本は確実に間違った方向に向かっている、と思う。
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野外コンサート

2006年07月30日 15時04分27秒 | Weblog
 ちょっとドライブに行こうと海岸沿いに向かったら、えんえん10キロ近い渋滞。海浜公園で野外コンサートがあるらしい。Orange Rangeがやってくるというので大変な騒ぎである。
 公園内のプールも家族連れで盛り上がっている。だが、ロックコンサートと家族連れのプールというのは、(どっちも騒がしいが)いかにもつりあわない。
 あるお父さんなどは、「猿どもが騒いでうるさいな。さ、帰ろう」と憤然として子供と帰った。・・・せめてコンサートは夕方からやっとくれ。
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永劫回帰の夏

2006年07月30日 07時59分22秒 | Weblog
 「永劫回帰の夏」とは、稲垣足穂がよく使っていた言葉だ。バーディーも、夏が来ると過去の夏の記憶が、いっせいによみがえるのを感じる。
 例えば、幼いころ毎日にようにカブトムシを捕りに行ったときの記憶、南アルプスの北岳に上った記憶、就職に失敗したときの記憶、海水浴で日焼けしすぎて寝苦しかったときの記憶、などがごちゃ混ぜになってよみがえるのである。
 長かった梅雨も明けて、永劫回帰の夏がきた。
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揉み手営業すべからず

2006年07月29日 23時09分04秒 | Weblog
 バーディーが営業マン時代、たまに困ったことがあった。それは、業績のいい会社が、規程上要求される書類を出してくれないことがあることだ。その原因は、前任者の揉み手営業にある。つまり、下手に出てとるべき資料をとらないで済ますのである。
 なぜそんなことをするかというと、業績の良い会社はあまりうるさいことを言うとよその銀行に行ってしまうからである。相手をいらいらさせずにすばやく融資金を出した方が、ノルマも稼げる。
 だが、これは、長い目で見れば決して得策ではない。そのうちに、決算書の勘定科目明細を要求したら、「そんな書類は前任者から求められなかった」などといって、ついには「もうお宅からは借りない」などということになるのだ。
 この理は、客商売全般に通じると思う。変に下手に出ることなく、言うべきことは言い、その代わり、よく言い分も聞くのだ。。
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打たれ強さとは?

2006年07月28日 23時08分08秒 | Weblog
 バーディーがサラリーマン時代に鬼のように厳しい上司がいた。何しろ、支店長になったとたん、その支店の若手が辞表を書いて行方不明になったという逸話があるくらいである。若手はおろか、課長クラスでも容赦なくどやしつけられる。わが部署には怒号が鳴り響くのである。
 バーディーの20代前半は、ストレスとの戦いだったといってよい。ちなみにその上司は、「君は打たれ弱い」という趣旨のことを言った。要するに、怒鳴られたりけなされたりしてもめげない強靭な精神力に欠けているというのである。
 確かに、金融に限らず、客商売は、精神的にタフでないとつとまらない。たとえば、クレームを付けに来るのが目的の客もいるが、そんな客に対しても笑顔で応対しなければならない。そんな客に限って、背後にヤバイ人脈があったりするのであるから。
 だが、法曹界の人と知り合うようになって、「打たれづよい」ということは、必ずしも美徳ではないと思うようになった。というのも、お世話になった弁護士事務所の方々や裁判所の皆さんが、あまりにも善良な人たち(少なくとも、私を怒号や叱責でノイローゼに陥らせようとしない紳士的な方たち)だからである。・・・やはり、私がもといた会社が特殊だったのか?
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司法試験と公務員試験

2006年07月28日 22時22分33秒 | Weblog
 たまたま昼食時に大手渉外のハードワークが話題に上ったが、やはり中央官庁の激務にはかなわないだろうという意見が出た。確かに、官僚になったバーディーの同期の中には、27歳で死んだやつもいる。
 さて、司法試験と公務員試験(国家Ⅰ種)は並び称されることが多いが、ずいぶん性格の違った試験である。まず、前者が資格試験であるのに対し、後者は採用試験である。難易度もかなり違う。だが、個人的には、面接試験の性格の差異が大きいと思う。つまり、前者は法的思考力・表現力を問うのに対して、後者は「人間性」を問うもの(らしい)なのである。それと関連してかどうかは知らぬが、身近な人をみると、司法試験の口述で落ちる人の中には結構女性が多いのに対して、公務員試験で人事院面接で落とされた女性の話は、寡聞にして聞かない。
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