Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

弁護士の時代

2013年04月30日 07時39分37秒 | Weblog
 「パルムの僧院」は、ある程度年齢のいった人が読むと面白い小説だと思う。「赤と黒」が苦手という人にもお薦めである。
 さて、小説の中で、モスカ伯爵のこういうセリフが出てくる。
 「不幸にして貴族は医者にも弁護士にもなれない。ところが、今は弁護士の時代なのです。」(新潮文庫版・上巻183ページ)
 このセリフの趣旨を読み取るのは意外にも難しい。おそらく、医者や弁護士のような専門家は、当時のパルムでは賤業とされており、貴族が身を落とす場合でも、せいぜい聖職者が限界だという趣旨なのだろう。
 
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走る気がない

2013年04月29日 08時48分02秒 | Weblog
【天皇賞・春】フェノーメノがG1初制覇!ゴールドシップ5着
 単勝1.3倍の圧倒的一番人気のゴールドシップは、道中、走る気がみられず、5着に敗れた。
 馬には「走る気がない」ときがあり、その原因は、レース中の故障発生だったり、体調不良だったり、稽古のしすぎだったり、いろいろある。今回のゴールドシップは、稽古のしすぎではないかと思う。
 そういえば、トウカイテイオーも、春の天皇賞は5着だった(メジロマックイーンとの馬連が1.6倍くらいだった)。人気一本かぶりのレースは、買わないに限る。
 
 
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辞め時

2013年04月28日 08時40分21秒 | Weblog
前田有紀アナ 上司の「辞めたきゃ辞めろ」発言で退社決意
 会社を辞める理由はいくつもあるが、「上司との軋轢」はかなりの割合を占めているだろう。
 上司の顔を見るのが嫌で、体調にまで影響が出るときは、辞め時である。そうでなくとも、人格的におかしい上司が出世するような会社であれば、タイミングを見て辞めるのがよろしい。
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ツッパリ

2013年04月27日 08時55分29秒 | Weblog
爆笑問題が“男の勲章”にツッコミ
 このニュースには驚いた。我々くらいの世代にはなじみのある有名人だ。「ツッパリ」という言葉も懐かしい。
 この人が「法律を作りたい」と言うなんて・・・。
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資金消失

2013年04月26日 07時59分46秒 | Weblog
国内顧客資産1300億円消失か 監視委、処分勧告へ
 「資金消失」の事件はよく聞く。
 AIJ事件のインパクトも大きかった。
 だが、今回の事件は特殊で、運用の実体がないというもの。とすれば、横領ということなのだろうか。
 
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あわてる姿

2013年04月25日 07時44分14秒 | Weblog
 「弁護のゴ-ルデンル-ル」には、「法廷では、決してうろたえる姿を見せてはならない」というくだりがある。つい最近も、これがゴールデンルールであることを実感させる出来事があった。
 ある民事訴訟で、証拠調べ(尋問)が実施された。それまで裁判官が全く心証を見せなかったこともあり、こちらとしては多少不安のある事件だった。尋問の最後に、裁判官が、相手方証人に対し、相手方の敗訴を通告する趣旨の言葉を発した。
 すると、相手方代理人は見るからに狼狽し、「和解を希望します」と述べたり、こちらが和解を拒否すると、「最終準備書面作成のため1カ月以上時間を下さい」などという風に、自信を喪失したような言動を始めた。
 「ゴールデンルール」は、もともと陪審制を前提としたものであり、弁護士が狼狽した姿を陪審員にさらけ出すことを戒めたものである。だが、陪審制ではなくても、依頼者や証人の目の前で、狼狽した姿を見せるのは、間違いなくマイナスである。
 
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裏付け取材

2013年04月24日 08時03分01秒 | Weblog
巨人】沢村離婚報道で文春と新潮に球団が抗議書
 奥さんが顔に青いあざを作っていたなどという記事を読むと、DVが離婚原因だったと信じてしまう人が多いだろう。
 仮に訴訟に発展するとなれば、DVの事実についての相当性、要するに裏付け取材が十分であったかが争点となる。情報源の人物は出廷して証言してくれるのかが一つのポイントだろう。
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遅れてきた崩壊

2013年04月23日 08時13分16秒 | Weblog
元弁護士会副会長「1400万円横領」 被後見人から 東京地検が家宅捜索
 バブル崩壊で抱えた借金返済が、横領の動機だったようだ。
 ある意味では、バブル崩壊の余波が、遅れて現れた事件だったともいえる。
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たかりや根性

2013年04月22日 06時54分50秒 | Weblog
『医療にたかるな』村上智彦著
 言いにくいことをよくぞ言ってくれたという本。
 「社会的入院」(高齢者の世話が面倒なので、家族が入院させる)や喫煙しながらCT検査や薬を要求するモンスター・ペイシェントの話など、多くの問題点を指摘している。
 おそらく、このままでは、日本は医療で滅びてしまうだろうと思わせる本である。
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隠すもの

2013年04月21日 08時15分28秒 | Weblog
 「新潮45」5月号で、社会学者の開沼博氏が、東日本大震災を巡る日本メディアと海外メディアの報じ方の違いを指摘していた。
 日本のテレビや新聞は、遺体の映像・画像を徹底的に排除した。遺族に対する配慮やトラウマの予防という観点もあったとは思うが、海外メディアの中には、遺体の写った写真をそのまま掲載した例が少なくなかったという。
 開沼氏は、結局、われわれが、死や死体を日常から隔離・固定化し、不可視化する社会をつくっているからだと指摘する。
 それはそのとおりだと思う。さらに言えば、死だけではなく、老いや病気といった、人生の「負の側面」全般について隠蔽しようとする傾向があるように思う。だが、この傾向は、少なくとも、日本古来のものではない。養老孟司先生によると、武士の時代までは、日本の街中には死骸が転がっていたそうである。
 それが、戦後となると、なぜか死や死体を懸命に隠蔽するようになったのだ。
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