腐敗

　ある公的機関で働いている友人と話す機会があり、組織の腐敗の話題になった。どんな組織にも程度の差こそあれ腐敗めいた現象はあると思うが、税金などの公的資金で運営されている組織の腐敗は救い難い。
　その友人が戦っているのは、組織内にどんどん下部組織を作って予算と人員を確保するが、たいして仕事をせず、下部組織の統廃合には頑強に抵抗する既得権集団である。
　結論から言えば、こういう組織にメスを入れることが出来るのは、この組織に骨をうずめるつもりのな人間しかいない。組織に愛情をもたないほど組織を再生させることが出来るというパラドックスである。
　

需要と供給

熊本大法科大学院、募集停止へ　１６年度で調整
　「法科大学院の教員の中には募集継続を求める意見が根強い」というけれど、８人の生徒に対して教員は何人いるのだろうか。
　補助金で赤字を補てんして存続させても、需要が乏しいのであればやがて行き詰るのではないだろうか。
　

違約金

＜スカイマーク＞破綻　民亊再生申請、支援協議不調
　エアバスとの契約解除を理由とする違約金が命取りとなった。
　スカイマークは私が最もよく利用する航空会社で、昨年エアバス機が導入されてからは、エコノミーなのにビジネスクラス並みのゆったりとしたシートに魅力を感じていた。その矢先の民事再生申請は残念に思う。
　そういえば、学生時代によく利用していたＪＡＳもＪＡＬと経営統合したし、そのＪＡＬもあの状態で、この業界は大変だなあと思う。

実写化

実写映画「進撃の巨人」配役とビジュアル発表　三浦春馬さんがエレン、石原さとみさんがハンジに
　「原作のキャラに外見が似ているか否かは全く考慮には入れませんでした」というのはいいけれど、リヴァイ兵長がいないのはどうしてだろうか。

営業

ムロツヨシ-ＮＡＶＥＲまとめ
　先週の「王様のブランチ」で、ムロツヨシさんが面白いことを言っていた。
　２３歳のときに、自分には役者としての才能がないことを自覚し、それ以降、名刺を配るなどの営業をして、何とか仕事をもらえるように努力をしたという。それが実って、しだいに役をもらえるようになったとのこと。
　自営業者だけでなく、これはサラリーマンにもあてはまると思う。よほど才能に恵まれた人を除いては、（社外・社内の）営業をしないと大きな仕事は回ってこないし、出世も期待しがたい。
　

ウイルス

マグロ大量死 ウイルスを検出
　まだ原因と断定されたわけではないが、死んだ魚の脾臓からウイルスが検出されたとのこと。
　新しいスマを入れた直後から異常が発生したということで、このスマが発生源だった疑いがある。「検疫」のような手続きはなかったのだろうか。

機密費

　イスラム国の件について、昨夜、高橋和夫教授が、身代金としては、現実に取引可能な金額は数億円～２０億円程度ではないかという趣旨のコメントを行っていた。フランスなどもその程度の額を支払ったと推定されているようだ。　
　日本の場合、こうした資金を支出するとなると、表向きは「身代金は支払っていない」という体裁をとる必要があるため、領収証の提出や資金使途の報告が義務付けられない予算を充てることとなる。そうすると、おそらく官房機密費しかないのではないかと思われる。

勉強法

行政法の勉強法
　ボ２ネタで見つけた記事。
　「リーガル・プログレッシブ・シリーズ」をいきなり読むというのはどうかと思うが、この人が学者先生の教えに信用を置いていないところはある程度理解できる。行政法については、教授法が確立しておらず、先生の「教える能力」のバラツキが大きいのだ。
　

誇大広告

健康食品の広告差し止め命令
　健康食品の製造販売業は、一般的に粗利益の大きい商売である。その理由は、結局のところ、高い金を払ってでも健康になりたいという人が多いからというに尽きる。
　「クロレラ」については、どう考えても原価は低いと思われるので、相当粗利は大きいと思う。
　ちなみに、ウィキペディアによると、「クロレラ」は「消費者センターに寄せられる苦情の件数は、健康食品の部門で毎年一位で、その多くは「健康を害した」という内容である。」とある。

支払い実績

ダッカ日航機ハイジャック事件
　周知のとおり、日本政府は過去に誘拐犯と取引した実績がある。その際、身代金６００万ドル（当時の価値は約１６億円）を支払っている。
　そうすると、現在の日本政府であれば、身代金として数十億円を支払うことも可能なように思えるが、ダッカ日航機ハイジャック事件では、人質が約１５０名と多数であったうえ、その中にアメリカ人が含まれていたという点を考慮する必要がある。