Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

運・不運

2016年11月30日 07時31分48秒 | Weblog
逆転有罪・・
 「同じ証拠関係を前提に既に結論が違う、という場合、被告人は、たまたま第1審で無罪と思う裁判官にあたり控訴審で有罪と思う裁判官に当たったから逆転有罪という憂き目に遭ったことになる。50%の確率で逆の展開、つまり控訴審で逆転無罪になるとして、憲法違反等の適法な上告理由がなければ無罪が確定する展開も期待できるとすると、くじ運の悪さが有罪無罪を分けたことになる。
これでは二重の危険そのものではないか。
運の悪さで片付けていては進歩は望めないとは言え、当たり外れによる事態の悲劇的な展開を思うと、やりきれない。」

 今日のボ2ネタで紹介されていた記事。「くじ運の悪さが有罪無罪を分けた」という表現はそのとおりだと思うし、「やりきれない」という言葉にも共感を覚えるが、ほぼ全ての弁護士がこういう経験をしていると思う。
 それに、裁判官によって判断が違うというのは、憲法が保障する「裁判官の独立」の当然の帰結なのであり、やむを得ないことなのだと考えるしかない、というのが私の今の考えである。
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依存症

2016年11月29日 07時42分15秒 | Weblog
ASKA容疑者、再び覚せい剤に溺れた「理由」
 「覚せい剤経験者が再犯に至る要因として、「ハングリー(空腹)」「アングリー(怒り)」「ロンリー(孤独)」「タイアド(疲れ)」の4つがあり、これらのなかで一つでも揃うと使用に走る危険が高まります。また、覚せい剤を使用するためには、「(買うための)お金」「(使うための)場所」そして「時間」の3条件が揃う必要があります。こうした条件をASKA容疑者は満たしてしまったのかもしれません。」

 先週のことだが、研修を受けていたとき、講師の方が、「依存症やDVについては、ちょっと研修を受けたくらいでは到底理解できない。速やかに専門機関に相談すべき」という趣旨のことを話していた。確かに、法律家は、薬物依存症患者の再犯防止については、殆ど無力である。
 下の記事を見ると、ASKA氏の場合、家族(妻)からも見放されたという可能性がありそうだ。

ASKA ブログ再開に妻は激やつれ、マンション売却も検討か
 「本誌が姿を目撃した21日、洋子さんは自宅に訪れた営業マン風の男性と、ASKAが仕事場として使っていた近所のマンションへ赴いた。
「あの部屋はASKAさんが覚せい剤の売人と会っていた場所でもあります。築20年ですが、いま売っても5千万円は下らないとか。自分の目の届かないところに夫を行かせないようにするためにも、奥さんは“逃げ場”になるマンションを処分するつもりのようです」(前出・音楽関係者)」
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この20冊

2016年11月28日 07時57分15秒 | Weblog
ピアノを弾くニーチェ (木田 元)

 木田元先生といえば、一昨年亡くなった哲学界の大御所だが、その先生が、「哲学を味わうための20冊」を挙げている(p199)。
 注目すべきは、プラトンの著作である「饗宴」と「ソクラテスの弁明・クリトン」の2冊、ニーチェ&ハイデガーの著作である「悲劇の誕生」、「二―チェ」ⅠⅡ、「形而上学入門」、「『ヒューマニズム』について」の4冊が挙げられているところである。
 木田先生の研究領域からすれば、ハイデガー関連の著作が挙がるのは当然だが、これと対極にある哲学者として、プラトンがあるわけだ。

 
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残酷

2016年11月27日 08時44分29秒 | Weblog
スケートリンクに魚5千匹を氷漬け 「残酷」批判相次ぐ
 「スケートリンクに氷漬けの魚が5千匹――。北九州市のテーマパーク「スペースワールド」が「前代未聞」とうたい、初めて試みた企画にインターネット上で「残酷」などと批判が集まっている。スペースワールドは「誤解を招いた」とし、これらの魚について、「シーズン終了後に供養したい」と説明している。」

 死んだ状態で水揚げされた魚を使用したということだが、いい気持ちがしない。
 動物の剥製マニアのような、ある種の猟奇趣味を感じる。
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暴行死

2016年11月26日 08時02分14秒 | Weblog
勾留中に暴行死? 奈良県警告発したのは時津風部屋暴行事件の“立役者”
 「11月15日、岩手医科大の出羽厚二教授(法医学)が、奈良県警を告発した。罪状は特別公務員暴行陵虐致死容疑。「勾留中に死亡したのは、取り調べ時の暴行による急性腎不全などが原因」と訴える。」

 弁護士からすれば、医療過誤事件(特に手技ミスの事案)は、民事訴訟でも勝つのは至難の業である。だから、刑事での告訴・告発は、まず考えに浮かばないというのが正直なところである。ちなみに、理由は、くどいようだが、「裁判所が過失について完璧な立証を要求するため」である。
 この事件についていえば、身柄事件となっている点にまず驚く(よく裁判所が逮捕・勾留を許可したものである。)。よほど証拠関係がそろっていたのかとも思われるが、他方で立件の動機も気になる。警察が動いたのは、背後に何かあるのではないかとも考えられる。他の手技ミスの事件(例えば、群馬医大病院の事件)で、速やかに警察が動いたなどというのは、殆ど聞かないからである。
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合法化

2016年11月25日 08時17分21秒 | Weblog
全米9州で大麻合法化を問う住民投票、うち8州で賛成多数に
 「カリフォルニア、アリゾナ、メーン、マサチューセッツ、ネバダの5州では21歳以上であれば、嗜好品として少量の大麻を所持・使用することの是非が住民の投票で問われ、アーカンソー、フロリダ、モンタナ、ノースダコタの4州でも医療目的での大麻使用を合法化すべきかどうかの投票が行われた。計9州で行われた住民投票では、アリゾナを除く8州で賛成が上回る結果となり、これまでと合わせて全米28州と首都ワシントンで、医療もしくは嗜好目的での(それら両方も含む)大麻栽培や使用が合法化されることになった。」

 アメリカは大麻合法化の流れに向かっているが、日本はどうだろうか。
 まず、アメリカでは、合法化の前に、長期に亘って事実上の「解禁」状態にあったのではないかと思われる。そうすると、そのような状況にない日本では、近いうちに合法化の世論が形成されるとは考えにくい。
 次に、競合品であるタバコとの関係を考慮する必要がある。たばこ税は税源の1つであり、安定して2兆円以上の税収を稼いでいる。したがって、税収を減らすことにつながる大麻合法化は、国が認めない可能性が高い(もっとも、国がこれをタバコのような税源にすれば別だが)。
 いろいろ考えると、日本で大麻が合法化されるとしても、だいぶ先の話になりそうだ。
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自白待ち

2016年11月24日 08時29分32秒 | Weblog
<産業医大>病院「関係者、6人に限られる」 点滴袋穴開き
 「北九州市八幡西区の産業医科大病院で20日に点滴袋に針で刺したような穴が開けられているのが見つかった事件で、病院が23日、記者会見し、点滴袋を運び出してから穴が見つかるまでの約1時間、作業に関わった関係者が6人に限られることを明らかにした。」

 こういう捜査情報を公開することは、犯人に罪証隠滅などの機会を与えるリスクもあるが、犯人にプレッシャーをかけて自白を促すという狙いもある。
 犯人はほぼ特定出来ているが、それに加えて自白も得たいというのが、捜査側の本音かもしれない。
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心変わり

2016年11月23日 07時56分16秒 | Weblog
ロシアの日本接近 真の狙いは日米同盟への揺さぶり
 「現在の米露関係の緊張を考えると、米軍の活動が歯舞群島と色丹島に及ばないことをプーチン大統領は引き渡しの条件にすると思う。日本がこの条件を呑めば、日米安保条約の適用除外地域が生じることになる。筆者は、安倍政権がこのような選択をする可能性は十分あると見ている。」

 確かに、これは危ない取引になりそうである。
 ところで、佐藤優氏は、かつては若干ナイーブにロシアの善意を信じていたように思っていたが、最近の記事を見ると、相当懐疑的になっているようであり、心変わりしたのかとも思われる。
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裏口人生

2016年11月22日 08時08分41秒 | Weblog
長嶋一茂「俺、1年の時、学校2日しか行ってない」 韓国裏口入学騒動で仰天告白
 「あ、ごめんごめん。いや、なんかコネとかって聞いてるとさ、なんか俺の事のように聞こえるんだよね」
 「ボクも基本的に期末とか中間はカンニングしましたからね。だって、野球ばっかりやってたから試験勉強やる時間ないもん、俺」

 彼が言うとスルーされるが、これも特権の一つだろう。
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復帰

2016年11月21日 07時50分22秒 | Weblog
極楽・山本、吉本電撃復帰!淫行問題クビから10年…ロンブー淳ら集結「軍団」涙
 「「極楽とんぼ」の山本圭壱(48)が10年ぶりに吉本興業に電撃復帰することが20日、発表された。」

 個人的には、労働事件としても注視していた問題である。淫行騒動は、いわゆる「私生活上の不品行」であり、しかも示談が成立して不起訴となっているので、本来であれば解雇の効力を争う手段もあったと思う。
 本件のように、10年の謹慎期間を経て解雇された会社に再度雇用されるという事案は、殆どないと思うが、今後の彼の活躍に期待したいと思う。
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