片道切符

火星移住、候補に日本人10人も
　やや旧聞に属する話だが、火星への片道切符での移住計画が持ち上がっている。
　だが、「バイオスフィア2」での実験によると、閉鎖空間での生活は２年が限度のようである。だいたい、精神的にもつだろうか？

落ち込まない

　ときどき学生時代の同級生の消息を聞くが、その中に、「だれそれは自殺した」というのがあり、その都度暗澹たる気持ちになる。かたや、久しぶりに会うと、長いことプー太郎生活をした後で立派に仕事をして活躍している人を見かけたりもする。
　こういう人生の風景をみていると、とにかく、カラ元気でもいいから、落ち込まず明るく生きることの重要性を感じる。

貧困その他

貧困で夢諦めないで…苦学の弁護士が恩返し基金
　山田弁護士はいわゆる「work through」の方のようで、プロフィールを見ただけでも感銘を受ける。
　さて、法曹への道を断念する理由としては、貧困だけではない。家族の理解が得られない（両親からの「就職しろ」という圧力など）というのもある。かつての制度であれば、家族の理解が得られなくても、例えば、仕事をしながら勉強をすることによって、法曹を目指すという道があったのだ。

大御所

声優の永井一郎さんが死去、「サザエさん」波平役
　この訃報には驚いた。ひたすら悲しい。
　永井一郎さんは、野沢雅子さんとともに声優界の大御所であり、日本におけるアニメの黄金時代を築いた人といっていいと思う。「声優」という職業をあこがれの職業にした功績も大きい。
　サザエさんの波平さん役が有名だが、個人的には、「うる星やつら」の錯乱坊（兼ナレーター）が大好きだった。
　合掌。

新デート商法

「君には投資が向いている」勧められ買ってしまう超高額商品　新手の“デート商法”か
　婚活サイトを利用した新手のデート商法が頻発しており、私も相談を受けたことがある。
　被害者は女性（仕事を持っていて収入がある）で、「不動産関連の仕事をしている男性会員から物件購入を勧められ、言われるままに買ったものの、その後連絡が途絶えた」などというのが典型例のようだ（ただし、記事によれば、男性の被害者もいるらしい）。
　昔からあるデート商法と同じ手口だが、婚活サイトを利用して詳細な個人情報を入手できるのと、被害金額が多額にのぼる点が特徴である。また、契約の無効・取消しを主張するにも、法的根拠を見出すのが難しいケースもある。「２人の生活設計」をイメージして物件を購入したと言っても、動機の錯誤にとどまる事案が多いだろう。
　
　

必須アイテム

「おこたでミカン」の光景、どこへ消えた…電気こたつの国内生産“激減
　若者の間でこたつ離れが進んでいるという。私などには、どんなに部屋のスペースを食っても、冬のコタツは必須アイテムなのだが。
　そういえば、部屋のレイアウトに関する本（例えば、「男の部屋カンタン整理術」）にも、コタツは出てこない。
　記事によると、暖房がコタツにとって代わったとのことだが、暖房だけでは寒い日もあると思う。日本人は、昔より寒さに強くなったのか？

ヒット商品？

相続税対策:生保が人気　保険料を「生前贈与」
　保険料の「肩代わり」が新商品なのだろうか？
　むしろ、毎年１１０万円ずつ現金を贈与し続ける方が、年金のリターンよりもメリットが大きいケースもあるのではないか。例えば、終身年金で比較的早く亡くなった場合などには、支払い保険料の方が年金受給額を上回ることが考えられる。

脱現実化

日本国内 2013年 年間総合興行収入ランキング
　アニメ映画じゃないと客が入らないようで、もはや「アニメにあらずんば日本映画にあらず」といった様相を呈している。
　池袋に「ＡＣＴ２」という映画館があったころ、メモを片手にゴダール作品を観る映画ファンがいたが、そんな時代を懐かしく思い出す。
　

珍しい無罪

禁煙表示小さい…路上喫煙の男性が横浜市に勝訴
　路上喫煙で「無罪」というのは、おそらく初めて聞くケースだが、理由が珍しい。
　記事では「過失はない」というのが理由として挙げられているが、結果無価値論：平野シューレ的には「違法性の意識の可能性」が問題となる事案だと思う。
　だが、控訴審ではどうなるか？
　

二重の基準（２）

和歌山県知事「イルカだけ残虐とするのは違う」ケネディ米大使に反論
　養老先生の「バカの壁」を思い出すが、この論争はおそらくかみ合わない。
　欧米人が鯨・イルカ保護の際に真っ先に持ち出すのは、漁における「殺し方の残虐さ」である。だから、和歌山県知事のような論法だと、すぐさま反撃されてしまう。
　「麻酔銃の使用」などというアイデアもあるが、どうなのだろうか。