自我論集 ジークムント・フロイト 著 , 竹田 青嗣 翻訳 , 中山 元 翻訳
「生命は、発展のすべての迂回路を経ながら、生命体がかつて捨て去った状態に復帰しようと努力しているに違いない。」(p162)
ヘッケルの反復説(個体発生は系統発生を反復する(E.ヘッケル1866年))の裏返しのような発想だが、これが「死の欲動」の考え方の基礎となっている。
ところで、シュノーケリングをしていると、私などは、”サンゴになってみたい”と思うことがしばしばあるのだが、これもやはり「生命体がかつて捨て去った状態に復帰」する過程の一つなのかもしれない。
というのは、サンゴは、最も原始的な生命体の一つだからである。
中でも私が注目しているのは、「クサビライシ」である。
クサビライシの飼育方法~「芽」さえあれば増やせるサンゴ
「クサビライシの仲間は大きくなると岩に固着せず、自由生活をおくるというユニークな特徴をもっているハードコーラルです(ずっと固着生活をおくるものもいます)。円盤や山のような形をしており、種類によって形状が異なりますが、どの種も「クサビライシ」として販売されています。名前の「クサビラ」とはキノコの古語で、その形に由来するのでしょう。」
このサンゴは、他の多くのサンゴとは違い、集団ではなく単体で生活し、自分で動いて”自由生活”をおくるそうである。
だが、その動きは余りにゆっくりなので、私などは、せめてウミガメ程度の行動の自由をもって、”自由生活”をおくりたいと思うわけである。
「生命は、発展のすべての迂回路を経ながら、生命体がかつて捨て去った状態に復帰しようと努力しているに違いない。」(p162)
ヘッケルの反復説(個体発生は系統発生を反復する(E.ヘッケル1866年))の裏返しのような発想だが、これが「死の欲動」の考え方の基礎となっている。
ところで、シュノーケリングをしていると、私などは、”サンゴになってみたい”と思うことがしばしばあるのだが、これもやはり「生命体がかつて捨て去った状態に復帰」する過程の一つなのかもしれない。
というのは、サンゴは、最も原始的な生命体の一つだからである。
中でも私が注目しているのは、「クサビライシ」である。
クサビライシの飼育方法~「芽」さえあれば増やせるサンゴ
「クサビライシの仲間は大きくなると岩に固着せず、自由生活をおくるというユニークな特徴をもっているハードコーラルです(ずっと固着生活をおくるものもいます)。円盤や山のような形をしており、種類によって形状が異なりますが、どの種も「クサビライシ」として販売されています。名前の「クサビラ」とはキノコの古語で、その形に由来するのでしょう。」
このサンゴは、他の多くのサンゴとは違い、集団ではなく単体で生活し、自分で動いて”自由生活”をおくるそうである。
だが、その動きは余りにゆっくりなので、私などは、せめてウミガメ程度の行動の自由をもって、”自由生活”をおくりたいと思うわけである。